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9月30日~10月6日のきろく

仕事のことでいろいろ悩んでいて、しんどくて、体調にも影響でまくりなので、転職を視野に入れ始めた今週です。
とりあえず、今日も生きててえらい、とほめたい。 → まえ


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9月30日 にちようび

また台風。わたしの地域は予想よりはひどくないみたいだけど、気圧が低くて頭が重い。さいきん頭痛薬を飲みすぎているけれど、今日も薬を飲んだ。

小学生のころ、薬を信じていなかった。飲み込むのが苦手で錠剤が飲めなかったのもあるんだけど(ただの薬嫌い)、薬が飲むから元気になる意味がわからなかった。このころから自分が経験したもの、実際に学んだことしか信じていなかったのかもしれない。

大学で薬の機序を少し学んでから、教科書に載っていない薬のことも、正しい文献を調べて理解できるようになった。大学に行ったからって、専門分野のことさえも、全てがわかるようになるわけではない。むしろ、わからないことがむくむく増えていって、知らないことしかないのだ、と思い知らされる。

何かを知ってるということは、何かを知らないということだ、みたいな言葉をみて、やっぱり知らないことしかないなあと思う。


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10月1日 げつようび

もう、どうしていいかわからない。仕事にくると悲しくなる。


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10月2日 かようび

わたしがいちばん集中できる時間帯は15~18時だ。午前中もだめ。昼休み明けのほうがまだマシ。夕方がいちばんいい。

午前中がいちばん集中力があって、夕方は疲れてきて注意散漫になるなんて、だれが言ったんだ。わたしはマイノリティなんだろうか。

でも、マジョリティは少し怖い。マイノリティでいたいわけではないけれど、マジョリティは怖い。マジョリティでいるほうが楽なのに。本当は何も考えずにマジョリティに流されていたい。(これが本心なのかは自分でもよくわからないけれど)

どうしてマジョリティが怖いのか、いつか言語化できたらいいな。


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10月3日 すいようび

とうとう、やってまった。(半青のすずめを引きずっている)
転職活動ふたたび、の扉が開きかける。おそらく、開く。

毎日頭が痛くてどうしようもなくなって、土地だけ絞って流れるように求人を見ていたら、ひとつ、ものすごく興味が沸く求人を見つけてしまった。

転職活動に関して、前にもいちばんに話を聞いてもらった友達に、今回もいちばんに連絡した。わたしのことをよくわかってくれて、いい感じに背中を押してくれるからすき。

前回は、「応募する!」と決めてから報告したから、背中を押すも何もなかったのだけど、今回は「これ、どうかな?」と聞いたら「わたしにはできない仕事だけど、なつみには合ってると思う」と言って、具体例もあげて話してくれた。

彼女は、わたしが古着屋で掘り出し物を見つける嗅覚を、めちゃくちゃ信頼してくれているようだった。自分では意識したことがなかったけれど、もしかしたら得意なのかもしれない、と思う。そして、見つけた職は、掘り出し物を見つける嗅覚が使えそうな仕事だった。

新卒の就活、1回目の転職は、「営業やりたくない」「人と関わりたくない」を優先しまくって決めた。その気持ちは今もそこまで変わっていないのだけど、ひとつだけわかったことがある。

わたしは、ひとが嫌いなのではない、ということ。大勢のコミュニティがとにかく苦手で、ただノリをあわせておけば問題ないだけの、「空気を読む」ことが疲れてしまう人間関係が苦手だ。でも、一対一で、相手だけを気付かえる空間なら、たぶん、他の人よりも得意だと思うし、目の前の相手のことだけを考えられて、深く知ることができるからすきだ。だから、たぶんひとが嫌いなのではない。

今の職のことはあまり書いていなかったけれど、また、書けそうなときがきたら書きたい。


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10月4日 もくようび

最近の体調不良は、やっぱり職場でのあれこれのストレスなんだろうか。昨日見つけた求人に応募するのだろうか。また、職場を変えるのか。

仕事が続かないひと、なのかな、わたし。しょうがないか。病院に行っても「ストレス」って言われそうだけど、明日は逃げるように病院にいくことに決めた。


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10月5日 きんようび

病院に行った。大きな異常はなかったから、やっぱり、「ストレス・疲れ・寝不足」だった。

寝不足なんかじゃない。寝ても寝ても眠いけど、毎日7時間は寝てる。病院に行って「ストレスです」って言われるの、もうやだな、つかれちゃうな。こんなことなら医療費の3千円を服とか食とかに使いたかった。って病院のせいにしてるけれど、根本はちがうってちゃんとわかってる。

しっかり考えたい。自分を好きになりたい。


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10月6日 どようび

ザ・田舎の実家から、少し都会の一人暮らしを始めると、星を見る機会がうんと減ってしまった。

なにか悲しいことがあったとき、悩みがあるとき、わたしは夜の空をじっと見るのが好きだった。窓を開けて、風を感じて。夜の空はやさしくて、わたしの涙をいつもゆるしてくれた。

実家に未練はないけれど、わたしの近くにやさしい夜と星と風がないことだけは、さみしくてたまらない。もし、将来家を買うことがあるなら、やさしい夜と手をつなげる場所にしたい。

5階建ての2階に住んでいる今は、道を挟んだ向かいのマンションが10階建てくらいあるから、空のはしっこしか見えない。

どうしても寝られなくて、窓から外を見る。空のはしっこで、大きなオリオン座が見えて、うれしくなった。

実家の窓からやさしい夜と一体になって泣いた、数えきれないほどの日々が今につながっている。この部屋からは、あんまり星は見えないけれど、涙をゆるしてくれるなにかが、そばにあるといい。

今のわたしにとっては、文字を書くことが、noteに下書きしてる瞬間が、すべてをゆるしてくれる、やさしい夜なのだとおもう。


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9月30日~10月6日のきろく おわり → つづく

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