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カラーのお話をしようかと... vol.1


知り合いのビジネスコンサルの女性から声をかけられ、某SNSで一緒にお話しをすることになりました。

うーん、何を話そう….。

せっかく聴いてもらうなら役に立つ話が良いなあ、と考えた末、
パーソナルカラーの話をしようかと思い立ち、昔勉強した時のことを回想してみました。

実は私、カラースペシャリストの資格をアメリカの大学で、
パーソナルカラーの資格をイメージコンサルタントの大御所サロンで取得
したのですが、講座を受けている時に結構悩んだのです。
パーソナルカラー診断というものに…。



<パーソナルカラーとは?>

パーソナルカラー診断を簡単に言うと
色のついた布を顔周りに当てて、どの色が似合うか似合わないかを
決めていく診断です。

様々な協会があるので、分類方法は多少違います。

ちなみに私が学んだのは、Color Me Beautifulの著者 Carole Jackson氏が
提案した、色を春夏秋冬の4シーズンにカテゴライズして
どのシーズナルカラーが一番似合うのか決める診断方法でした。


https://www.amazon.com/Color-Me-Beautiful-Discover-Fabulous/dp/0345345886

カラーミービューティフル by キャロル・ジャクソン


これね。

ふっるいバージョンですが、パーソナルカラーの基本的なことが
載っています。
80年代にアメリカで爆発ヒットして、その後日本にも入ってきたそうです。そういえばデザイナーの先輩でカラリストになった人がいたっけ…。



<4つのシーズナルカラー>

彼女のパーソナルカラーは、

スプリング(春)
サマー  (夏)
オータム (秋)
ウィンター(冬)


の4シーズンに分けられ、
それらはイエローベースブルーベースに分けられます。

 


簡単に言うとこんな感じです。

◉イエローベース(黄味が強い色)
・スプリング(明るめ、イメージは春のお花や新緑の色)
・オータム (くすみ、暗め、いわゆる秋色)

◉ブルーベース(青みが強い色)
・サマー(くすみ、明るめ、グレイッシュなパステル調)
・ウィンター(暗め、鮮やかな強い色)



イエローベースは通称「イエベ」、ブルーベースは「ブルベ」と
最近メイク記事などでよく使われていますので、聞いたことある方も多いと思います。

でも、例えばイエベの基である黄色。
細かく言うと、黄色にもイエベとブルベがあるのです。

つまり、黄色の中でも青味が強い黄色もあるということです。
反対に、青にも黄味が強い青もあります
(ん?わけわからなくなってきた?! 笑)。

子供の頃使った絵の具でイメージされると分かりやすいかもしれません。

青の絵の具に少しずつ黄色の絵の具を足すとします。
黄色を足していない方が青味の強い青、足している方が黄味の強い青です。なんとなくイメージできたでしょうか?

青味の強い青
少し黄味を感じる青


診断は「あなたのシーズンはどれ?」という決め方ですが、
インターミディエイトという、イエベでもブルベでもOKな「中間」の人も
いますし、もっと細分化するとシーズンとシーズンの中間の人もいます。 



<カラーとの付き合い>

デザイナーやトレンドフォーキャストをしていた頃は、シーズン毎に
テーマカラーの色出しをしていたので、色を見るのは比較的得意です。


パーソナルカラーのクラスでマンセルのカラーチャート(※)を使って
色の彩度と明度を並べてゆく作業とかは、メチャメチャ得意でした。

バラバラになったカラーチップをチャートの上に貼り付けてゆく作業をしたのですが、隣の生徒が「うーん。。。」と1チャート取り組んでいる間に、
幾つかのチャートを終わらせていたくらいなので。
まあデザイナーだったらこの作業は難しいことではないです。


(※)アルバート・マンセル(1858-1918) アメリカの美術教育者、画家。 マンセル値は、色相、明度、彩度の色の3属性を使って考案されており、
このカラーチャートは様々な分野で使用されています。


色に対して興味もある方だと思います。

電車に乗っていると、向かいに座っている乗客達の服の色を見て頭の中で
カラーグループ作って妄想してみたり、離れたところにある色でも深さや
鮮やかさが近しい色相はすぐに見つけられます。

 

先日、税務署に確定申告に行った時のことです。

近所なので、ランニングをしていた頃によく着ていたブライトイエローのライトダウンをささっと羽織って、自転車でチャリチャリ出かけたのです。

税務署に着いてビックリ!

税務署員さん達が役割別にブライトカラーのブルゾンを着ていて、
何とそこに私と殆ど同じ色相のイエローブルゾンを着ている職員さんもいたのです💦

こっそり近づいて比べましたが殆ど同色。
まあ普通、そんなことしないですよね(笑)。

 
ああ、そうそう、マスタード寄りのイエローパンツを履いていて
(イエローしか着ないわけではないです。たまたま 笑)
クーリエの航空便用の袋のイエローの色目がぴったりすぎて、思わず写真を撮ったこともあります。←こちらも普通しない?!

証拠写真が見つからなかったので、再び2つ重ねてパチリ。
ビニール袋だから多少光って薄く写っていますが
実際にこのパンツを履いてこの袋を持っているとカメレオン状態でした(笑)。


ともあれ、こんな感じで結構色自体には目がいくし、興味があるのに、
何故にパーソナルカラーの診断を苦手と感じたのか??

客観視してみて、わかったことがありました。

 

Vol.2に続く….

 

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