ホントに?社員に矢印を向けただけでこれだけの効果が!
前回は、
経営者は誰しも、社員のことを思っている。
思ってはいるものの、
それが空回りして、
結果的に、ブラック企業という評価を
受ける場合もある。
しかし、それは経営者にとっては意に反していることである。
そんなことをお話ししました。
こんにちは!
『ロマンとそろばん』完全調和企業を
一社でも創出することを、
ミッション・ビジョンにしている村上です。
今回は、
「社員を大切にするだけで、大きな効果がある」
ということをお伝えしていきます。
経営者であるあなたを含めて、
世の中の経営者で、
社員を将棋の駒のようにしか見ていない経営者は
基本的にいません。
いくら口では厳しいことばかり言っていても、
ダメ出しばかりしていても、
経営者というものは、
自分の会社の社員を大切にしたいと
強く思っているものです。
あなたもそうではないでしょうか?
「社員を大切に思う」を
別の言葉で表現すると、
→ 一日でも早くて一人前にしたい
→ 今のままではまだまだ半人前。
だから、なんとかしてあげたい。
→ 親父のような気持ちで厳しく接する。
でしょうか。
素晴らしい愛情表現ですよね。
昭和の時代の、
頑固親父を大黒柱にした
古き良き日本の家庭そのもの。
親父は絶対的存在で、
子どもたちが言うことを聞かなかったり、
悪さをしたり、嘘をついたりしたら、
問答無用の鉄拳制裁。
でも、
親父にどれだけボコボコにされても、
その根底に流れる深い愛情を
子どもたちはちゃんと感じているので、
親父が大好きで、
雷を落とされようと、
殴られようと、
付きまとって離れようとしない。
親父もそういう子どもたちが可愛くて
その眼差しには優しさが満ちている。
創業社長のあなたであれば、
その辺の気持ちは痛いほど分かるのではないでしょうか。
さて、本題に入っていきましょう。
社員一人一人に矢印を当てたら、どうなるのか?
こうなります!
①社内のチームワークが
劇的に向上する。
②社員同士、多種多様化した価値観を
互いに尊重するようになる。
③社員のやる気が向上し、
自発的に働くようになる。
④マネジメント能力および
リーダーシップ能力が開発される。
⑤社員の生活習慣が改善される。
⑥社員の離職率が劇的に低下する。
⑦社員一人一人の生産性が上がり、
業績も向上する。
ざっと挙げても、これだけあります。
なぜ、これだけ良い効果が生まれるのか?
それは、
社員一人一人の承認欲求が満たされるからです。
社員一人一人の自己重要感が満たされるからです。
社員一人一人にとって、
会社が安心安全の場になるからです。
Googleがこんなことを公表しています。
”社員一人一人が会社で
本来の自分を曝け出すことができること、
そして、
それを受け入れるための「心理的安全性」、
つまり他者への心遣いや共感、
理解力を醸成することが、
間接的にではあるが、
チームの生産性を高めることにつながる。”
つまり、
”チームの生産性を向上させる唯一の方法は、
社員に「心理的安全性」を与えることである”
と言っているのです。
こうするための手法は無限にあります。
その時々の会社が置かれている状況で、
合いそうな手法を自由に選べばいいだけです。
大きな流れを絵に描くとこんな感じになります。
”会社の業績向上”にフォーカスする前に、
”社員の夢を叶える”ことに
フォーカスを当てるのです。
こうして、社員に矢印を向けると、
”社員は自発的に動き出す”
その結果として、
”会社の業績は向上する”
つまり、
”社員に矢印を向ける”
という、
”継続できること”
をいかに継続していけるか、
これに尽きるのです。
まさに、”急がば回れ”です。