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小林秀雄が教えてくれたこと

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🖊️芥川龍之介 と 中野重治 と 堀田くん とんでもない、この人は学問的道徳的に間違ってる >全体的にやりすぎ男

🖊️芥川龍之介 と 中野重治 と 堀田くん とんでもない、この人は学問的道徳的に間違ってる >全体的にやりすぎ男

今回はガチ。俳優漫画家英雄映画監督物理学者、芸事で集団があればいつの世でも世代交代は。しかし光景が中野重治とは、というか、中野重治って誰ってなってるかもしれない。これも中野重治のエッセイからの孫引きになるはずだが出典が見つかったら書き換える。

79年没で青空文庫にはまだ登場しない。昭和2年は芥川が死ぬ年だが、芸術家として優劣をつけられたのが中野重治は気に食わない。この原動力がプロレタリア文学に方

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🖊️秀雄「ベルクソンをお読みなさい」 「それってあなたの「感想」ですよね」昭和の思考実験

🖊️秀雄「ベルクソンをお読みなさい」 「それってあなたの「感想」ですよね」昭和の思考実験

「ベルクソンをお読みなさい」 ーー小林秀雄 学生からの質問に答えて

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全く興味が湧かなくなってしまった時はwikipediaからwhatを得てエネルギーにする

時間と自由岩波版なので旧字で萎えた。ざっくりは時間と空間の話で、アインシュタインに師事したほうがいいんじゃないかと思ったが、ベルクソンのこの作品が1889年でアインシュタインの奇跡の年が1

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🖊️深沢七郎 & 正宗白鳥 「生まれてくるのは屁みたいなもの」世代を超えた価値観の奇跡カップリング

🖊️深沢七郎 & 正宗白鳥 「生まれてくるのは屁みたいなもの」世代を超えた価値観の奇跡カップリング

 或る年の秋の、或る日曜日の午後で、雨がシトシト降っていた。私は或る駅の人ゴミの中で、偶然、知人に出会ったのである。

かっこいい。場面文体と完全にピントが合っている。何食ったらこんなにいい描写が書けるのか。思想もかっちょいい、生きてるうちは先生としたっていたものも、死んだら敬称は不要だという。ほとんど宗教観でもと呼べるものが深沢七郎の文章の根底にある。

正宗白鳥が文筆業を始めたのは明治末期で、

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🖊️中原中也 vs 太宰治 昭和のモラハラ事変「桃の花デスマッチ」

🖊️中原中也 vs 太宰治 昭和のモラハラ事変「桃の花デスマッチ」

この話檀一雄にもエッセイがあってもっとホラーな話になっている。モモノハナ、檀一雄で検索でおそらく全集に入っていると思うが詳細は不明。(小説太宰治というのに入ってた)

太宰が座談会で小林秀雄の悪口を言う気も起こらないと発言していて、間違いなくみなさん同年代で、前の世代のスターといえば芥川龍之介で、衰弱死したことからみないろいろな屈折をした上に戦争も起こる。

ポイントは檀一雄側では喧嘩沙汰になって

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🖊️小林秀雄が横光利一を批評したのを三島由紀夫が観る  昔は新鮮だったのにいつのまにか変わったとかいう古参ファンいるよなア  里見 永井荷風 新感覚派

🖊️小林秀雄が横光利一を批評したのを三島由紀夫が観る 昔は新鮮だったのにいつのまにか変わったとかいう古参ファンいるよなア 里見 永井荷風 新感覚派

小林秀雄と三島由紀夫の対談

三島 さっき横光さんの話が出ましたけども、小林さんが、「機械」をお褒めになって、そのあとで、もうダメだ、とおしゃったんで、横光さん、すっかりダメになっちゃったんですってね。
小林 ぼくはダメだなんて言わない。ただね、あたしア横光さんていう、人間が好きだったしね、立派な人なんでね、それが、あんな道をどんどんいくでしょ、あんまりつらい気がして、ついていけなくなっちゃったん

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💎自虐がすぎるProlog言語黙示録風のwikipedia日本語版記事 tronとともに静かに眠れよ  論理言語のディアスポラ 宣言式のあれ

💎自虐がすぎるProlog言語黙示録風のwikipedia日本語版記事 tronとともに静かに眠れよ 論理言語のディアスポラ 宣言式のあれ

黙示録には4人の騎士が出てくる

人類史の敗北を知るにそこまでいかなくても、出エジプト記とかがある、とにかく呪われろと言うあのおひと

さらに、申命記になると、呪われ方もはんぱない

こねばちまでも呪われる言語といわんばかりの日本語wikipediaのprolog解説、自虐がすぎる、関係者か?概要においては述語理論の実装としてのPrologの出自や、現代にまでつながる諸要素がバランスよく述べられて

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🖊️井伏鱒二 🪣‪🎣 小林秀雄  文学番長

🖊️井伏鱒二 🪣‪🎣 小林秀雄 文学番長

これは間違いなく作家の顔だ、間違えていたらごめんなさい。<<間違えてた。作家の顔は小林秀雄のエッセイ集

こちらでも説明したが、小林秀雄太宰の世代はだいたい同じで、金銭的なバックとしては菊池寛がいて、菊池寛の隣には芥川がいるので、師弟関係的に井伏太宰の本を追いかける前に時代風景としては小林秀雄とか、文藝春秋文閥とでも呼べるものが昭和初期を彩っているので、こちらを理解しない手はない。井伏鱒二はトキワ

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