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『それに人生をかけられるのか』

今の私は、全てこれを基準としています。
なので、音楽をやる目的を《楽しい》にはしていません。
これまでもそうですし、これからもそうです。

《楽しむ》と《娯楽》は意味が違います。

《娯楽》は消費ですが、《楽しむ》とはそれそのもの、そして、もたらされる喜び全てを味わうことです。


私のアカデミーでも目的は、モテることを含む、『自分の人生を豊かにするため』とお伝えしてます。


子供の頃は人を喜ばせる為でしたし、大人になってからは、お金の為に音楽をやってきました。


でも今は、またちょっと違います。

『何を生み出し』

『何を伝え』

『何を与えられるのか』


私の、アーティストとしての矜持です。

お金も評価も称賛も、私の目的ではないのです。

『それは、自分の人生をかけてやるべきことなのか』


音楽のお仕事を始めて長くなりましたが、仕事、人間関係、自分の音楽活動、人生全てにおいて、いつしか自問自答するようになりました。


多岐に渡る音楽の仕事ではありますが、自分のステップアップと共に、都度、内容をリニューアルしてきました。


なので、ピアノ弾きから作詞作曲家、サポートミュージシャン、音楽プロデューサー、そこに加えて、今は音楽学校の校長です。


私のキャリアのスタートは18歳で、夜のピアノ弾きをしていましたが、歌謡曲、フォーク、ジャズ、シャンソン、映画音楽、全方位に渡って演奏してきました。


好き嫌いもなく、ただひたすら目の前の案件をこなす感じです。

ギャラは、学生アルバイトの時給を遥かに超えていました。


歌伴においては、声域が人それぞれですので、喋っている声からキーを割り出したり、一番を歌って貰って合わなかったら、二番から上げたり下げたり、と現場ならではの修練もかなりしてきた方だと思っています。


企業から呼ばれてホテルの宴会場でも演奏していましたし、歌のお姉さん(ロックバンド、ジャズetc)のバックで伴奏もしてきました。


夜の高級なお店では、いちミュージシャンでは絶対お会い出来ないような経済界の方々と、対等にお話しもさせて頂きました。


技術的にも人脈的にも財産ではあるのですが、

『その仕事は、私が自分の人生をかけてする仕事なのか。』

と改めて自問すると、答えはNOです。


決意と覚悟をもって、夜のピアノ弾きを引退しました。

その後、育成のお仕事にシフトチェンジしましたが本当に、とても遣り甲斐があります。


おそらく、かつてのピアノ弾きのように一期一会、読み切りで終わるのではなく、その方に関わるあいだずっと、その方の成長を味わえることができるからでしょう。


音楽を創る仕事では、常にクライアントの満足のために作品を創ってきました。

今は、リユカ指名で作品を発注された案件以外受けません。


つまり、請け負い仕事はやりません。

自分の仕事は自分で創ります。


有名アーティスト◯◯さんの楽曲とか、◯◯企業のCMとか、どうでもいい。


はっきり言って、私は私の音楽にしか興味が無いのです。

私は自分だけの音楽を創り、世界中の人に届けようとしています。


今も、世界中が目に見えない悲しみと恐怖に包まれています。


遥かコロナ以前から、人々の心はすり減り、国、民族単位での争いは未だ終わりません。


私は、耳から人の意識に直接働きかけられる《音楽》をツールとして、世界平和を実現させたいのです。


一人では無理でしょう。

でも、仲間がいたなら…


投げた一つの小石が、湖面に水紋を拡げるように、じんわりゆっくりでも、実現出来るように頑張ります。


独りで夢想した小さな希望が、

一人、また一人。

踊るアホウに見るアホウ。

二人目の踊るアホウが現れたら、

きっとそれは本物です。


そのことに、人生をかけるべきです

■こすもす
人類の争いの果てに、砂漠に咲くこすもすをイメージしました。

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