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よみかき「計算」は”習い事”ですか?

ありがたいことに、多くの親御さんから日々計算・算数に関するご相談をいただきます。

当塾は目白という教育に関心が高い地域にあるため、
小学受験・中学受験を念頭にした方が多く通ってくださっています。

そのため特に算数において「計算が重要」ということは
多くの親御さんが様々な情報に触れご理解されていると感じています。

中でも5歳のお子様と親御さんが体験レッスンにお越しいただいた際に

『「【できれば】計算をできるようにしておくと良い」
 「【できれば】 数に親しんでおくと良い」
ということを知り、”習い事”を始めようと思い体験に来ました。』

というお話を伺うことがあり印象に残っています。

確かに私も幼児教育に関する雑誌や塾の案内などを拝見し、
【できれば】という表現が 【可能であれば】【できる限り】 という意味で記載されているのを見たことがあるので
親御さんが"習い事"として始めてみようと思われるのは当然だなと感じています。

ただ様々な場面で見られる、【できれば】という表現が年齢面、
例えば、
5歳のときより4歳のときに早めにお勉強を始めることが【できれば】良い。
という意味であれば納得できます。

しかし、多くの場合は学習習得度合を指していると感じています。

例えば、
4、5歳でお勉強を始めるというと学力の基礎となる読み書き計算から学び始めます。

読み書き計算で表現すると
【できれば】読めたらいい
【できれば】書けたらいい
【できれば】計算できたらいい

これだとお子様にとって
「どこまで到達していると良いのか」基準があいまいなように感じませんか?

お子様の基礎部分(学力の根幹・人としての土台)を作るのに、
開始時期があいまいになっていたり、
どこまでを習得すればよいか明確ではないということが
多くの親御さんが基準を決められず迷われたり、
心配されている理由なのではないかと感じています。

なぜ計算塾が基準を大事にするかというと、
基礎学力を学ぶということは
お子様のこれからの学力の根幹(人としての土台)を作る一番大切な部分だと考えているからです。

【できればいい】というあいまいなレベルや"習い事"という意味ではなく、
「確実に身につけておく力」という意味でとらえています。

もしかすると「そこまで気にすることかな?」
と、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

細かいことで申し訳ないのですが、
大事なお子様をお預かりする身として考え方は明確にしておいた方が
親御さんの安心に繋がるかなと思いますので
"習い事"という単語を国語辞典で調べてみました。

意味は「師について技術・芸ごとを習得すること」と記載されています。

技能・芸などを表し、音楽・運動などのように"教養"として身につけておくと身につけていないよりは良いものを習い事と言うそうです。

つまり
本来の意味の"習い事"は、
身に付けていないよりは身につけておいた方がよい
習得に多少の差があっても影響がないもののことを指していると考えられます。

確かに教養レベルの"習い事"であれば、
世の中にはたくさんの"習い事"がありますし、
その中でどの習い事を選択するか優先順位が人それぞれ変わっていて当然ですよね。

いつから学び始めても、どれくらいの習得度合にするかも
あいまいで問題ないものと思います

では反対に
学力の根幹・人としての土台をつくる基礎学力
=よみかき「計算」は習得に差があっても差し支えない”習い事"として捉えても良いものなのでしょうか。

今回調べてみて、改めて"習い事"の意味を知ったときに
私は基礎学力の1つである「計算」をお子様ごとに習得に差があっても良いという"教養"レベルの‘習い事’で捉えることが良いことだとは
どうしても考えることができませんでした。

もしかしたら「考えすぎでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
それでも計算塾では、お子様全員に確実に必要な学習、「習得が必須」のものと考え必要な学力を与えることを親御さんにお約束し続けることが私たちにできることだと考えます。

***最後までお読みいただきありがとうございました!***
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