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これからエンジニアになる人たちの生存戦略

ここ3年でエンジニアを取り巻く環境が大きく変わった。
特に、これからエンジニアになる未経験エンジニアには厳しい変化が起きている。

3年前ならばがむしゃらに就職活動をしていればなんとかなったかもしれないが、今は正しい戦略を持って就職活動を進めないと厳しい結果が待っている。

そのような社会の変化を踏まえて、このnote記事では、これからエンジニアになろうとしている人たちが取るべき戦略を現役エンジニアとして働いている私の目線から紹介しようと思う。

3年で環境が大きく変わった

3年前は驚くようなエンジニアバブルだった。

大量のプログラミングスクールが乱立し、X(当時のTwitter)上にはエンジニアを目指してプログラミングを学ぶアカウントが大量にあった。
また、当時はどの企業もエンジニア不足に苦しんでいて、多くの新人エンジニアが行く場所もあった。

需要と供給が一気に爆発した時代だったのだ。

しかし、3年という月日が経ち、状況は変わった。

いまだにエンジニアになりたい未経験エンジニアは数多くいるが、企業側が未経験エンジニアを取らなくなってきた。

企業側の見極める能力の向上

企業が未経験エンジニアを採用しなくなってきたのには理由がある。

それは、シニアエンジニアと未経験エンジニアの力の差だ。

開発が遅れているからといって、たくさん未経験エンジニアを採用しても開発スピードは上がらないし、むしろマネジメントコストが上がってスピードは落ちていく。
一方、少数の優秀なシニアエンジニアの採用に成功した企業は少ないコストでスピード感を持って開発を進めることに成功した。

その結果、現在はシニアエンジニアの需要だけが上がり、未経験エンジニアに対する需要が激減した。

開発経験がない新人エンジニアを年収300万で3人採用するよりも優秀なシニアエンジニアを年収900万で採用した方が得策だということに気づいてしまったのだ。

AIの登場

また、 ここ1年で未経験エンジニアをさらに不利にしたものがある。

それはAIだ。

今まで、シニアエンジニアが手を動かすまでもないような難易度が高くない実装部分はジュニアエンジニアの活躍の場だった。しかし、ChatGPTをはじめとしたAIツールの進化によって、ジュニアエンジニアにお願いしてソースを書いてもらいレビューしてからリリースするよりも、シニアエンジニアがChatGPTにお願いしてソースコードを書いた方が安全で早いという状況になってしまったのだ。

このような採用側の変化とAIの登場により、未経験エンジニアは以前より厳しい状況に置かれている。

それでは、そんな厳しい状況を打開するために未経験エンジニアが取るべき戦略を紹介する。

未経験エンジニアの生存戦略

比較的新しい技術で勝負

未経験エンジニアにおすすめしたいのは比較的新しい領域でキャリアを始めることだ。

例えば、フロントエンドのNext.jsはおすすめだ。

採用している企業が多いにも関わらず、シニアエンジニアでNext.jsを好まない人は多い。また、Next.jsは進化が早すぎて、常にキャッチアップすることを諦めてしまったエンジニアも多い。

Next.jsという需要が高いにも関わらず、進化が早い領域でキャリアを始めることによって、未経験エンジニアでも十分勝ちの目がある。

また、Next.jsのようなフロントエンドの場合、ポートフォリオ作成でわかりやすく技術力を示すことができるのもおすすめなポイントだ。

今からエンジニアになる人で、Next.jsを集中的に学習し、現役エンジニアの人でもかっこいい!と思うようなサイトをポートフォリオで作れたならば、就活で困ることはないだろう。

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