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読書メモ

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noteで記事にまとめる前の簡単な読書メモです。A4用紙や付箋紙(75mm×75mm)に描いたマインドマップ付き。
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2023年8月の記事一覧

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』18

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』18


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第3章 見えない世界を観る ― マインドアイの系譜

マインドアイの「視力」

p.115とp.116のブロックを比べる
→メンタルイメージと見比べている

無意識のうちにマインドアイを介在させた思考をやっている

ビジュアルシンキング(Visual Thinking)という

言葉をベースにした思考とは比べものにならないくらい迅速に知覚が進むことがある

ビジ

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』17

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』17


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第3章 見えない世界を観る ― マインドアイの系譜

「知覚する脳」はコントロールできない ― 「見る」の弱点

インプットされた情報を既存の知識と融合し意味づけするプロセスは、本人が直接コントロールできない

p.106のドレス→知覚の差の証明

ブルー/ブラックに見える人(57%)

ホワイト/ゴールドに見える人(43%)

どういう色として知覚するかは、脳

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』16

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』16


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第3章 見えない世界を観る ― マインドアイの系譜

「発見」にとらわれない見方が「発見」を導いた

アレキサンダー・フレミング

ペニシリンの発見

ブドウ球菌の周りにカビが生えていたが、隣接する部分には、菌が増殖していなかった

他の研究者は、目的と関係のない情報を排除してしまっていた

フレミングは、すべての視覚的刺激を受け入れた

AIの眼はいまだに「サ

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』15

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』15


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第3章 見えない世界を観る ― マインドアイの系譜

私たちの眼は「検索モード」にとらわれている

知覚的盲目(非注意性盲目)

人間の注意力が低下し、新しい変化を見過ごしやすくなっている

マルチタスクによって引き起こされる

「検索」という行為によっても引き起こされる

探し物を見つけるために見る

何かを期待しながら見ている

「純粋によく見る」行為をして

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』14

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』14


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 観察する眼 ― 知覚力の源泉

リベラルアーツとは「幅広い教養の習得」ではない

リベラルアーツの革新が「教養を広げること」とあるように理解されている

リベラルアーツの原型

自由7科:基礎的な学芸として重視される3学科(「文法学」「論理学」「修辞学」)+4学科(「算術」「幾何学」「音楽」「天文学」)

文法学

「単なる言語の習得」ではない

知覚力

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』13

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』13


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 観察する眼 ― 知覚力の源泉

なぜ「独学者ダ・ヴィンチ」は圧倒的な業績を残せたのか?

ダ・ヴィンチ

画家であるだけではなく、建築、発明、エンジニアリング、医学などにも貢献した

アートだけでなく、サイエンティストとしても、歴史的な功績を残した

なぜダ・ヴィンチは独学だけで、今日にまで影響力を持つ創造を成し遂げられたのか?

異なる分野を越境する知

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』12

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』12


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第2章 観察する眼 ― 知覚力の源泉

知覚力を磨く「最も確実な方法」とは?

知覚の「質」を高めるには、どうすればいいのか?
→4つの改善アプローチ

「知識」を増やす

「何を学習するか」「何を経験するか」
→自分が携わっている仕事とゆるく関連する分野を意識する

大切なのは、異質なもの同士を「関連づける」という視点

「他者」の知覚を取り入れる

1人の人

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』11

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』11


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第1章 すべては知覚からはじまる ― あなただけが観ている世界

思考力が優れているのに、なぜ活躍できない?

「どんな資質を持った人材が求められるか?」には、一定の傾向がある

ダボス会議や米国大学雇用者協会のリサーチ

総じて、上位の来ているのは「思考力」と「実行力」のカテゴリーに属するもの

「情報を入手すること = 何かを知っていること」自体が貴重だった

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』10

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』10


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第1章 すべては知覚からはじまる ― あなただけが観ている世界

歴史を塗り替えた日本人の知覚 ― セイコーの「クオーツ革命」

人間の知的生産プロセスの起点には、いつも知覚がある
→どのような知覚を抱くかは、思考や実行だけではなく、全体のクオリティを左右する

日本とスイスの時計産業

スイスの時計メーカーは、「クオーツが次世代時計を担うテクノロジーであること

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』09

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』09


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第1章 すべては知覚からはじまる ― あなただけが観ている世界

知覚は「コントロール」できない ― 知覚と思考の差異

人間の知的生産のプロセス

知覚

情報の選択→解釈→問題設定

思考

一定のタスク(問題解決・意思決定など)を目的として、必要に応じて推論などの思考を稼働して考える

実行

アイデアを組織化→コミュニケーションやパフォーマスを行う

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』08

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』08


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第1章 すべては知覚からはじまる ― あなただけが観ている世界

「感じ方」を磨くと、「学び方」も磨かれる

知覚の基本的な特徴

「感覚器」と「脳」が関与する2ステップから成る

ステップ①受容:感覚器を通じて知覚情報を受容する

ステップ②解釈:脳が既存の知識を組み込み、意味づけをする

学習・経験を通じて育まれてきた理解・知恵・信念・固定観念(→トップダウ

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』07

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』07


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第1章 すべては知覚からはじまる ― あなただけが観ている世界

「グラスの水」からドラッカーが導き出した意味

知覚は意思決定にも決定的な影響を与える

コンピュータが市場で販売された当時の2種類の知覚

コンピュータを利用するのは大手企業でしかない
→もはや半分水が満たされている

個人もコンピュータを買うようになる
→グラスはまだ半分空である

楽天の携帯

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』06

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』06


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第1章 すべては知覚からはじまる ― あなただけが観ている世界

「『すべてがなにか違う』と感じるところを私は気に入った!」

NIKEの「エア」

フランク・ルディ

NASAの航空宇宙工学エンジニア

新奇なソールを発案(「エア」)

フィル・ナイト(NIKE創立者で当時のCEO)

知覚の背後にあるもの

中距離ランナーとして経験

1964年のブローリボ

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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』05

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』05


読んだ本読書マインドマップ読書メモ第1章 すべては知覚からはじまる ― あなただけが観ている世界

私たちが見ている「個人的な世界」のポテンシャル

p.23の写真を説明するとき、どんな言葉を使うか?
→この質問に答えるときに働かせているのが知覚

知覚:自分を取り巻く世界の情報を、既存の知識と統合しながら解釈すること

人によって知覚は異なる

半分水が入っている/半分からである

新しいもの

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