りはる

意識低い系普段着物生活を楽しんでいる、田舎住まいのただの主婦。

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最近の記事

好きな服を満足に着られると、不思議と胸を張れること

先日、正藍染をやっている友人のあやきちゃんに誘ってもらって、自分には身に余るほどの場所へ行ってきた。なんと、彼女の正藍染ブランド「NORABI」と、誰もが知るブランド「ラルフローレン」がコラボしたのだ。 そのコラボ商品が、店舗リニューアルとあわせてお披露目されるということで、グランドオープンの前日に開かれたお披露目の会に私も同行できることになった! 普段からファッションに疎く、まともな洋服も持っていないし、普段着物が好きで着ているけれど決して美しく装えているわけれはない。

    • センター試験の思い出

      今日は共通テスト、私の世代では(というかほとんどの人にとって)センター試験と呼ばれるテストの日。もう10年前とかになるかな?と思って年齢を引き算したら、なんと15年前でびびった。どんだけ昔?という感じだけれど、今でもその時のことは断片的に覚えている。 そもそも私は、今だから言えるけれど不登校をやっていて、勉強なんてできるような状態ではなかった。不登校の理由としては、別に誰かにいじめられたとかそういうのではない。学校は何も悪くない。主に家庭の事情というやつ。父子家庭で、父が病

      • 最強の冬スリッパに出会えたかもしれない

        ついに一桁台の気温を天気予報で見かけるようになってしまった。 今まで、集合住宅の2階で暮らしていた私にとって、一戸建ての床から立ち上る冷気には耐え難いものがある。暖房をつけていても、床が冷たくて足が冷えるのだ。 厚手の靴下程度では床のひんやり感が伝わってくるし、室内ばきの草履は指先が冷える。かと言って先丸のスリッパは足に良くないし脱げやすくて危険だし、ちゃんとした靴を体育館シューズ的に履くのは脱着が億劫。鼻緒や足袋みたいに足指が使える履き物で、床の冷たさをシャットアウトでき、

        • バチ衿大作戦

          先日ようやっと片貝木綿を仕上げて、次の仕立てに取り掛かる前に、一旦直しものを片付けていこうと取り組む今日この頃。 八掛にしようと思っている銘仙の着物を解いて洗ったり、広衿になっている普段着をバチ衿に直したり、取れかかっている袖を付け直したり、着物によっては身幅や身丈も大改修したいなあなどなど。仕立て待ちの反物も山積みなら、直し待ちの着物も山積みなのである。 3、4年前にリサイクルで買ったウール着物もそのひとつ。明らかに大島紬(どちらかというと村山大島かな)を意識したカーテン

        好きな服を満足に着られると、不思議と胸を張れること

          虚無の谷に落ちる

          今回の記事は個人的な話なので、一部を隠す目的で有料にさせてもらいました。 センシティブな内容ではありますが、大したことは書いていないので、「りはる」という人間に興味を持ってくださる方以外は面白くないかも。 最初は週5更新でやってきて、やがてそれが努力目標になりつつも毎週金曜日だけはプレミア公開をしてきたが、それすらも放棄してYouTubeを不定期更新宣言をしてから1週間ぐらいが経つ。 自分の中では、不定期更新宣言は半ば敗北宣言のようなもので、できることならばしたくなかった。

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          虚無の谷に落ちる

          大島紬の袷こそ、数を持ってもいいのではないか

          暑い暑いと嘆いていたあの日々は何処へやら、朝晩はむしろ寒いとすら思う今日この頃。 普段着物生活を送る上で着物に求める条件として、「自宅で水洗いできる」ことは多くの人が実感していると思う。その反面、お手頃価格で手に入るリサイクル着物には、正絹の袷が非常に多い。 着物生活を始めた頃は、そのようなお手頃価格の正絹の袷を数多く買っていた。しかし、先述した通り、「洗える」ことの必要性を実感し、その多くを手放して、木綿を中心とした普段着にシフトしてきた。 さらに言えば、「夏物」の重要性

          大島紬の袷こそ、数を持ってもいいのではないか

          3タイプ別薬の失敗しない飲み方!

          これからの季節、特に色々な感染症に罹りやすい時期となり、薬を処方されることも増えるかと思う。今回、私の経験談をもとに、 「いかに薬を味わわずにスムーズに飲むか」 その方法を説明する。 錠剤の場合 口の中で溶けないうちに飲み込めるかが勝負を決める。 まず水分を一口飲み、口内と喉を十分に湿らせる。これによって、予期しない錠剤の針つきを防ぐ。 次に、再び水分を含み、錠剤とともに飲み込むのだが、最大のコツは 「飲み込む時は顔を上向き気味にする」 ことだ。錠剤は水に沈むので

          3タイプ別薬の失敗しない飲み方!

          RE/ai展 超絶オシャレでアーティスティックな空間へめちゃくちゃ地味な格好で行った話

          友人であり、正藍染をやっている「あやきちゃん」と、その友人「ラケさん」の個展がついに始まった!これは直接の見に行くしかない!!ということで、久々に都内まで冒険してきた。 実は、工房で何度か制作過程を見たことがあって、どんな作品や展示に仕上がるんだろう?とずっと気になっていたのだ。 そんなわけで、原宿のという私にとっては超絶オシャレ最前線すぎる場所にある「BLOCK HOUSE 」という超絶アーティスティックなギャラリーへ、半ば緊張気味で乗り込んだわけである。 毎度のことな

          RE/ai展 超絶オシャレでアーティスティックな空間へめちゃくちゃ地味な格好で行った話

          自立した大人とは、ゴキブリと戦える者だと思う

          「社会人として自立する」「自立した大人になりなさい」私たちは小さい頃から、「自立する」ことを求められ続けてきた。 確かに、ずっと親の脛を齧り続けるわけにはいかないし、誰かに頼ってばかりなのもよくないような気がする。少なくとも、そういう風に教えられてきた。 しかし、そもそも「自立」とはなんだろう? 読んで字の如く、「自分で立つ」すなわち、自分の力で食い扶持をなんとかして生きていく、ということなのだろうか。だから、今まで勉強しろとか、将来を見据えて色々考えろとか、そういう話に

          自立した大人とは、ゴキブリと戦える者だと思う

          味噌開封

          冷蔵庫の味噌が切れたので、昨年の10月9日に仕込んだ味噌を開封した。 特にこだわりがあるわけではないのだが、味噌も自分で作るようにしている。 子供の頃から「手前味噌」という言葉があるのは知っていたが、そんな言葉が生まれるほどに自分で作った味噌とやらはおいしいのか?という長年の疑問がきっかけである。 正直、味の違いが分かるかと聞かれたら答えに窮するほどに、特別おいしいものができるわけではない、というのが今のところの感想。自作の味に慣れた頃に他の味噌を食べたら違いに気づくかもし

          味噌開封

          梅シロップの出涸らし梅を梅干しにしてみた

          6月に作った梅シロップの梅を引き上げて、そのまま捨てるのも勿体無いのでとりあえず冷凍保存していたのだが、やる気が出たので梅干しにしてみた。 出涸らし梅の利用としては「梅ジャム」が定番だと思うが、そんなに大量のジャムを作ったところで我が家では消費仕切れない。大量に砂糖も使うし、種を外す手間隙をかけてまで食べないものを作っても仕方ない気がする。 梅ジャムに関しては、梅肉シロップを作ったときの出涸らしでかなりの量がすでにあるので、今回は梅干し(もどき)に挑戦した。 梅干し初挑戦

          梅シロップの出涸らし梅を梅干しにしてみた

          中学19年生の「税についての作文」

          やってきました夏休み、夏休みの宿題といえば作文課題。仕事柄、児童生徒の宿題に関わることも多いけれど、その中でも作文というのは書き慣れているかどうかで所要時間が相当変わってくる。 子どもに「宿題をやれ」「作文を書け」と一方的にいうのは簡単だが、果たしてそれを言う当の本人はどうなのだろう?夏休みを迎えた子どもたちは一体どんな思いで宿題と向き合っているのか?その片鱗を体感してみたくて、年齢的には中学19年生となる私も書いてみようと思う。 募集要項などは下記のサイトの通りで、800字

          中学19年生の「税についての作文」

          DIYで我が家にカーテンがやってきた

          気づけばnoteの更新が止まってからはや●日、早々に三日坊主か?状態に陥っているわけですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 前回の記事で「カーテンが欲しい」とまるで遺言のように書き残してから、りはるの日常は目まぐるしく動いていた。引越しの片付けもそうだが、地元に帰省して色々やったり、呉服屋さんで散財したり、義両親が新居に遊びに来てくれたり。 そんなこんなで、カーテンがないまま3週間ほど暮らし続けていたわけだ。 わざわざ記事にするほどなのだから、カーテンが欲しくてたまらない

          DIYで我が家にカーテンがやってきた

          カーテンが欲しい

          怒涛の2週間ちょいで、やっと旧居を空にできたわけだが、次に待ち構えているのは新居の片付けだ。諸々の作業で結構疲れが溜まっているところに荷解きと片付けが毎日のように追い討ちをかけてくる。 居住空間自体は格段に広くなったし、グレードアップもしたのだが、それなりの広さの賃貸時代(決して狭いわけではなかった)の癖が抜けず、たとえばリビングだって1/3のスペースにぎゅうぎゅうになってくつろいでいる有様だし、トイレも水洗ボタンがついているのに未だにレバー引いて流しちゃうし、台所のシンクだ

          カーテンが欲しい

          滑り込みクラファン

          更紗の柄の着物が欲しいと、ずっと思っていた。できれば洗える素材で、私の好きな色合い、柄の細かさで、冬場というよりは初夏〜秋口くらいに着られるような… 血眼になってネットショップ探索を繰り返していた時期もあった。メルカリや楽天市場、ヤフオクなどなど、探してはブックマークをし、今や私のお気に入り欄は反物だらけである。 その中で、一応「第一候補」となっていたのが、片貝綿縮の更紗柄であった。縮は未体験であるが、片貝木綿の着やすさは実感済みで、もう1枚欲しいと思っていたところだったのだ

          滑り込みクラファン

          梅酒も梅干しも作らない梅仕事

          梅の実をたくさんいただいた。正確に言うと、梅をくださいとお願いして、ご厚意により収穫させていただいたものだ。 畑の脇に植っている立派な梅の木の下に、脚立をお借りして、一つずつもいでいく。何せ土の上に脚立を置くのだから、平らな地面に慣れきっている、運動不足で運動音痴な私にはなかなかの危険度である。 とはいえ、大昔のことではあるが、木登りをして遊んだ経験もあるし、何より部活動でそこら辺の同級生よりは足が速い自信もあったから、昔取った杵柄でなんとかなった(足の速さとバランス感覚は全

          梅酒も梅干しも作らない梅仕事