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3タイプ別薬の失敗しない飲み方!

これからの季節、特に色々な感染症に罹りやすい時期となり、薬を処方されることも増えるかと思う。今回、私の経験談をもとに、

「いかに薬を味わわずにスムーズに飲むか」

その方法を説明する。


錠剤の場合



口の中で溶けないうちに飲み込めるかが勝負を決める。
まず水分を一口飲み、口内と喉を十分に湿らせる。これによって、予期しない錠剤の針つきを防ぐ。
次に、再び水分を含み、錠剤とともに飲み込むのだが、最大のコツは

「飲み込む時は顔を上向き気味にする」

ことだ。錠剤は水に沈むので、上を向くことでより喉に近い位置で飲み込むことができ、結果としてお薬を味わわずに済む確率が上がる。
上を向く際、喉の通り道を防ぐほどにやってしまうと逆効果なので注意。

カプセルの場合

飲み方は基本的に錠剤と一緒であるが、飲み込む際の向きが違う。錠剤と違って、

「飲み込む時は顔を下向き気味にする」

のである。錠剤と違ってカプセルは水に浮くので、その性質を利用して下向き気味にすることでより飲み込みやすくなる。
下を向く際は、喉の通り道を塞がない加減で。

粉薬の場合

オブラートは救世主である

私は正直、粉薬を飲むのが超絶下手くそなのでオブラート一択だ。
口を水分で湿らせてから薬をオブラートに包んで飲むわけだが、ここで大事なのが、

「オブラートの使い方をしっかり読んで使うこと」

である。

特に③が大切

これは私の手持ちのオブラート。主に太田胃酸の粉を飲むのに使用している。
①〜③の説明全て大切であるが、1番見落としてはならないのが③の、「一度水につけて湿らせてから」飲むことである。
これによって、オブラートが開かなくなり、薬が漏れ出すことを防げる。
ちなみに、オブラートで包んだ薬も、水に浮く性質があるので、

「飲み込む時は顔を下向き気味にする」

というのも大切だ。
ちなみに、オブラートなしで飲む場合、経験上、舌を上に上げて(巻いて)、少量の水を前歯と舌の根元あたりに溜め、そこに粉薬を投入して舌先で一気に飲み込むのがうまく行きやすいのだが、それなりに失敗も多い。どうしても数回に一度は薬を味わう羽目になる。もっと精進したいようなしたくないような。

薬を飲む際に適した飲み物

薬は基本的には水で飲むことを推奨されているが、薬によっては他の飲み物でも服用に問題ないものもある。
(薬によっては、禁忌とされる組み合わせもあるので、それについては各自把握しておこう)

この記事の最後に、その数多ある飲み物の中で、薬を飲むのに有用なものと最悪なものを一つずつ挙げて締めようと思う。

飲み合わせ最悪飲料-ポカリスエット

ポカリだけでなく、他のスポーツ飲料も含む。
風邪を引いた時などに、真っ先に調達するスポーツ飲料。水分と塩分、その他ミネラル、そして若干のエネルギー補給もできる優れもので、しんどくて何も食べられない時の強い味方になってくれる。
しかし、薬を飲む時に使うのはあまりお勧めできない。なぜならば、スポーツ飲料の甘味と薬の苦味が合わさり、最高に不味くなってしまうからだ。この不味さというのが尋常ではなく、薬単体、ポカリ単体では想像できないような最悪の相乗効果を見せつけてくる。
薬がほんの一部でも溶けてしまい、それを味わおうものならば、闘病の気力すら削がれてしまうダメージを負うことになるだろう。
スポーツ飲料で薬を飲むくらないなら、水道水の方がよっぽどマシだ。類似の組み合わせとして、オレンジジュースも最悪である。

飲み合わせ最高飲料-トマトジュース

まず、薬をトマトジュースで服用しても問題ないかを確認してから試してもらいたいのだが、これは本当に素晴らしい組み合わせだと思う。
トマトジュースは、100%果汁のすこしとろみのあるようなタイプが良い。野菜ジュースのようなサラッとしたものは向かない。
トマトジュースは多少のとろみがあるので、薬を乗せてもそれが溶けにくい。さらに、飲む際も口の中で薬が直接舌などに触れないようクッションのような役割を果たす。まるで保護膜のように薬を包んでくれて、喉を通る際も張り付くことがない。これは、錠剤にもカプセルにも有効な手段的だ。粉薬も、簡易オブラート的な役割を果たしてくれて、失敗率がかなり減らせる。また、万が一薬を味わう羽目になったとしても、トマトジュースの味が不快感を洗い流してくれるのだ。



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