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梅シロップの出涸らし梅を梅干しにしてみた

6月に作った梅シロップの梅を引き上げて、そのまま捨てるのも勿体無いのでとりあえず冷凍保存していたのだが、やる気が出たので梅干しにしてみた。

出涸らし梅の利用としては「梅ジャム」が定番だと思うが、そんなに大量のジャムを作ったところで我が家では消費仕切れない。大量に砂糖も使うし、種を外す手間隙をかけてまで食べないものを作っても仕方ない気がする。
梅ジャムに関しては、梅肉シロップを作ったときの出涸らしでかなりの量がすでにあるので、今回は梅干し(もどき)に挑戦した。

梅干し初挑戦

実は私、今まで梅干しを作ったことがない。理由としては、梅干しがそこまで必要ではなかったからだ。特に嫌いというわけではないけれど、特段好きでもなく、あれば食べるけど無いならないで困らない。それより、梅があるなら梅シロップの方がいい。だって甘いんだもん。
そんな頭なので、わざわざ手に入れた梅を梅干しにしようと思ったことが無かったのだ。
しかし、大好きな梅シロップを作った後に大量に出る出涸らし、これが曲者だった。捨てるのは勿体無いけどそのままじゃ食べないしなあ。これが梅干しになったらいいのになあ。そんな発想でやってみた。ちなみに、出涸らし梅かr梅干しを作る方法は探しても見つからなかった(あったとしても炊飯器を使う方法で、我が家には炊飯器がない)。

用意したもの

・出涸らし梅

 →冷凍したものを使う

・塩水

 →15%くらいの濃度。梅が浸るくらいの量

・梅酢

 →スーパーで売ってるやつを買った。無くてもまあいい

・赤しそ

 →なくても平気

・梅を煮るための鍋

 →土鍋やステンレス製。酸性のものを煮るのでアルミは良くないと思う

・干すための網

 →竹ざるが理想だがなんでもいい。最近のステンレスはそう簡単には腐食しない。
  魚焼きグリルとかでもいい

梅を干すときに使ったやつ。魚焼きグリルでもいい


作り方

作っている様子を写真に残していないので、文字だけで失礼。

①出涸らし梅を冷凍する

シロップ方引き上げた梅を、ジップロックなどの袋(冷凍中破れないもの)に入れて、一晩以上凍らせる。凍らせることで梅の細胞を壊し、梅酢や塩水の吸いを良くする。

②冷凍した梅を塩水+酢で煮る

鍋に出涸らしの梅と、ひたひたの塩水+梅酢を入れて火にかける。
土鍋やステンレスなど、酸にやられない材質のもので。

塩水は大体10%〜15%くらいのものを用意する。水100mlに塩15gでだいた12%くらい。20gだと16%くらい。
火にかけて水分が飛ぶので、あまり濃くし過ぎると溶けきれない塩が出てきてしまう。
梅酢と分量は、私はあまり酸っぱいのが得意ではないので半々くらい。梅の風味を取り戻させる意味で入れるので、ない人は塩水オンリーでもいい。

10〜30分程度煮て、シワシワの出涸らし梅に水分や塩分を吸わせていく。
また、熱を通すことで果肉を柔らかくする。

煮終わったら、粗熱をとって、汁ごと処理した赤しそと一緒に冷蔵庫で寝かせておく(常温でもいけそうだったが、念のため)。
寝かせている間にも、多少梅が汁を吸ってくれる。

ziptopで漬けている出涸らし梅。シワの復元度合いがそれぞれ違う

③干す


この工程は、ぶっちゃけやらなくても平気。漬けてある梅も十分梅干しっぽくなっている。さらに手間をかけたい人は、梅を網の上に並べて晴れている日に外に出しておく。私は今回丸2日くらい出しっぱなしにした。

④出来上がり

かなりそれっぽい

見た目がそれっぽくなったら出涸らし梅干し完成!
冷凍してから煮ることで、青梅の固さはそれなりにカバーできたし、梅酢を使ったことでシロップに出ていった梅成分も補えた。ちゃんと梅で作った梅干しには及ばないけれど、日ごろ食べるものとしては及第点ではないだろうか?何より、「一粒で二度おいしい」感が嬉しい。

梅おにぎりにして食べた

梅干しの様子が見えない

何も言わずに夫にも食べてもらったが、梅干しについて特に違和感はなかったようだ。

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