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生き続ける心

日曜日
旦那さんと近くの図書館に行った

最近難しい本は頭が痛くなる
痛くなるというかついたくさん考えてしまって
頭を使って疲れてしまう

文字がたくさん並んでいる本を最近は好まない

写真や絵が多い本、雑誌のようなもの
ぺらぺらっとページをめくって
気になったところを眺める
そんな本がすき

高校から好きだったモネの画集を手に取った。

画集は絵を眺めるだけ
いままではそんなかんじだったのだけど
なんとなく文字を読んでみた。

絵は画家にとって人生なんだ
生き方そのものなんだ

その画集を読んで思った

そのときに住んでいた場所
周りにいる人、時代の移り変わり
心の移り変わり、興味の変化、
一瞬とも同じ風景はない

時と共に絵のタッチや雰囲気、モチーフも変わっていく。変わっていったと思うと、また初期の絵のように戻ったり

美術館に行っても、作品名を見るくらいでどんな作品なのかその説明はあまり読まない。

これ好きだなぁ
この色合いいいなぁ
このタッチすごいなぁ

なんとなくそんなふうに絵を鑑賞する

お気に入りのポストカードを買う。
そんなかんじ。

だが、どんな絵もその絵が描かれた「とき」が存在し、その絵を描いた作者の心が表現される。

作者がどんな人生を生き、どんな場所に行き、どんな人と出会い、どんな風に感じ考えていたのか。それを知ることで、絵を見たときにまた違った感じ方をすると思う。
作者の心にほんの少し寄り添えるかもしれない

時代背景や人物を知ること
生きた場所や出会った人を知ること

図書館でその本に出会い、
わたしの絵画に対する感じ方は大きく変わった

画家も私と同じ1人の人間で、人生を生きていたんだなぁ

一方で、同じ人間だけど
後世にもずっと残る素晴らしい作品を描いた。
モネは想いや生き方や考え方、見たもの感じたものを自分なりにキャンバスに表現した。
目に見えないものが絵として表現されたことで、モネの想いがモネの心が今も生き続け、人の心を動かしている。

絵に限らず
うちに秘めたものを
想いを、考えを、見たもの感じたものを
自分なりに表に出す。

「表現する」

それを続けることで
モネのようにこの世界に私たちの心は生き続けるんじゃないだろうか

そんなことをふと考えた休日でした


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