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高速戦隊ターボレンジャー、第25話「戦う小犬🐶」

テーマは恩返し

車に轢かれそうになっている傷ついた子犬を助けたはるな(ピンクターボ)。

一方、暗闇暴魔ジンバはイヌガミボーマの特殊能力を使い、人々を犬に変える計画を進める。

はるなに感謝の気持ちを伝えたい子犬はイヌガミボーマをお願いをし、少年の姿に変えてもらいはるなに近づく。

結果的に少年になった子犬(以下、少年)は、はるなを犬に変える計画に使われ、はるなは牢獄に閉じ込められてしまう。

尚、今話の神セリフは、はるなを助けたい一心のそんな少年から生まれる。

神セリフ
「は、はるなさん…!僕は…、僕は、本当に嬉しかったんだ…!あ、ありがとう…。」by.少年

動物に人の言葉は通じる。
そして、優しさについてもきっと通じる。

純粋に子犬を助けたはるなの気持ちは、純粋な子犬の気持ちも動かした。
子犬に戻された少年が力達の所まで走っていくシーンには、グッとくるものがあった。

結果、犬になる手前で助けられたはるな。
そんなはるなから聞かれた「ありがとう。あなたの気持ちを踏みにじった暴魔族、決して許さないわ!見ていてね。ピンクターボの戦い振り。」の言葉には、私の弱い涙腺から熱い想いが流れ落ちていた。

まさに、犬の恩返しに対する恩返し

子犬とはるなの純粋な気持ちがリンクした瞬間だった。

どんな生き物も必死に生きている。
人に懐く動物も居れば、人を怖がる動物も居る。
動物カフェに行くと、人に危害を与える動物には教えるという名のしつけが待っている。

ただ、そのしつけは誰の為のものなのだろう?

人に適合する=良い動物

そんな発想になってはいないだろうか。

人も動物も互いに良い所や悪い所もある。
人はわがままな生き物だ。

自分勝手に動物を飼うのでは無く、自然に居る形の生き物を純粋に愛せないのだろうか。

人に合わせた動物の性格に、動物本来の性格は無い。

環境を自分の好きに破壊してきた人間。

お陰で私自身は住みやすい環境が提示されているが、動物達はどうなのだろう?

今からフルで元の状態に戻るのは無謀だとは思う。
だからこそ、今を生きている動物達には少しでも生きやすい居場所を提供する事は、それを壊してきた人々であれば行えるのではないだろうか。

人から罠や銃を向けられる事のない、安楽な動物が主体の居場所。
そんな場所が生まれる事を強く思う作者であった。

話は逸れに逸れたが、ラストシーンの
「例え言葉は通じなくても、心は通い合う物なのだ。物言わぬ動物たちも、この地球に共に生きる仲間。生きとし生ける物全てを守るために戦おうと、決意も新たにするターボレンジャーだった。」のナレーションには私だけでない想いも込められていると合わせて感じられた。

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