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【福島県/県立中学校・高等学校等】2024年6月(4)【教育の現状レポート】

お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。

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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。



このプラットフォームには、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています

私も福島県の教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、定期的に取り上げることが出来ればと思い、まとめ記事を発信しています。

今回は『2024年06月25日まで』の記事まとめです。



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1.2024年5月号 リレーエッセイ           「必ず儲かる話」が本当にあったとしら・・                                  福島県教育委員会委員 吉津 健三(県教育委員会)



1.20代に多く見られる儲け話詐欺

 最近、オレオレ詐欺のニュースが少なくなったような気がする一方、SNS投資詐欺のニュースを多く見かけるようになりました。

2.詐欺に支払ったお金はどうなる?

私は、振り込んだお金はおそらく取り戻せないし、他方で、消費者金融には返済し続けなければならないと回答するしかありません。詐欺被害として警察に相談するよう助言もしますが、首尾良く警察が刑事事件として受理してくれて、容疑者が摘発されたとしても、民事事件としてのお金の取戻しは、引き続き、極めて困難と言わざるを得ません。

3.儲け話があったら、他の人に教える?教えない?

私は、顧問先企業の新入社員研修で、こうした「儲け話」の被害に遭わないようにするための講義をしています。「自分だったら、本当に世の中に必ず儲かる方法があるとしたら、絶対、人には教えないで自分だけ儲けるなぁ、そして、友達にはご飯でもご馳走してあげるかな」(受講生「え!」という顔)、「なぜなら、儲かる方法を人に教えた瞬間に自分の儲けが少なくなり、最後は全く儲からなくなるからだよ」と教えています。

4.インターネット上の矛盾を見破れ

 世間ではインターネットを中心に「必ず儲かる」「絶対に値上がりする」などという誘い文句が躍っています。しかし、儲かる原資が無限であるはずがない以上、必ず儲かる話があると人に教えた瞬間に、その教えた人が更に別の人に教えるなどすれば、いずれ、教えた人の取り分は減り、最後は枯渇するというのが論理的帰結になります。
 したがって、仮に、本当に必ず儲かる方法があるとすれば、それを人に教えた瞬間にその方法は儲からなくなります。

5.学校で教えなくても覚えておこう!

 こうした詐欺被害の予防や、連帯保証人の責任、掛払いで買い物をすることのメリットデメリット、人にお金を貸すことのリスク等々を学校でも教えられているのかもしれませんが、18歳成人になった今、こうした教えは益々重要になってきていると思います。


「偽の投資話に詐欺られた」というニュースを見るたびに、私も同じようなこと思っていました。
常識的にあり得ないことをきちんと理解して欲しいです。

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2.西会津高校 サツマイモ定植体験(県立西会津高校)



6月3日(月)午前中、「総合的な探究の時間」と「地域連携」の学びとして、今度は西会津町尾野本地区の畑に出かけ、JA会津よつば 営農指導員と青年連盟西会津支部の方々を講師として「サツマイモ定植体験」を行いました。

今回は、西会津小学校3年生のみなさんとの協働作業となります。

まずは、JA会津よつばの方々からの説明を受け、その後、サツマイモの定植作業に入りました。

昨日の雨で心配しましたが、本日は天気が良く、畑の状態は良好でした。
先月の田植え体験、そして今回のサツマイモ定植体験、生徒たちは農業に触れる貴重な体験をしました。特に、今回は西会津小学校3年生のみなさんとの協働作業は貴重な体験だったと思います。


農業というのは、家が農家や農地を持っていない場合には、中々体験することが難しいです。
ですので、こういったことを学校で体験できるのは大変良い取り組みだと思います。

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3.厳しい暑さを迎える前に(県立会津学鳳中学校・高校)




厳しい暑さを迎える前に、中学2年生の生徒たちが熱中症対策について学ぶ出前講座を受講しました。(2024/05/28)
この講座は、福島県気候変動適応センターが、学校生活等における熱中症予防対策を促すために実施したものです。

生徒たちは、地球温暖化による福島県内の気候変動の状況や熱中症予防の指数であるWBGTについて説明を受けました。
その後、数人のグループに分かれ、専用の計測器を使って校内の各地点でWBGTを測定しました。


WBGTは、最近、民間建設企業やサッカー大会でも利用されるようになっている指標です。
気候変動に対応するために、こういった知識を上手に活用して欲しいです。

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4.誰かにとっての「プラス」を創る【主任だより】(県立修明高校)




誰かにとっての「プラス」を創る、とは?


今回のnoteタイトルですが、これは昨年度から現在まで続く、
本校の「総合的な探究の時間」のメインテーマです。

地域課題の発見と探究、自分自身が抱く問題意識や課題感へと視点を広げたとき、それが誰かにとっての「プラス」になる、自分の探究活動が誰かの「プラス」そして「幸せ」につながっていく、という想いのもと、探究活動を展開しています。

1年文理探究科の取り組み

高校入学後初めて探究に取り組む1年生、全員で地域課題解決に焦点を絞り、活動していきます。
そのテーマの一つが「棚倉高校跡地をどう使う?」です。

修明高校は旧東白農商校舎を利用し開校しましたが、棚高跡地は長く使われることなく、現在は広大な空き地となり、町としてもその利活用の方法を模索しているようです。

百聞は一見に如かず、先日、実際に棚倉高校跡地の現地視察を行いました。

今後は自分達だけでなく、棚倉町に暮らす町民の方々を対象に意識調査を実施したり、東白川地域で活躍する企業の方や町役場の方をお招きしてお話を伺ったりして、地域への理解を深めていきます。


学校の統廃合が進んでいる現在、全国的に学校跡地の活用方法が課題になっています。
茨城・奈良・千葉県などでは、Jリーグ・なでしこリーグなどと連携している所も多いですが、様々な形で利活用することが必要だと思います。



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