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『生きる姿勢を正す』 前編 サットサンガ対談#2


第2回サットサンガ対談記録



この記事は古典ヨガティーチャーREOMA主催
パーソナルヨガプログラム
「YOGIC JOURNEY OF LIFE」内の
サットサンガ対談の議事録である。

この対談ではテーマに対して答えを求めているのではなく、対談者同志のアウトプットによってお互いの認識を高め合い、ヨガの学びを深めるために行われています。

その為、対談の内容には学術的、個人的解釈の違いにより賛否両論ある判断を招いてしまう事がありますが、どうかその点はご了承ください。

また、何かご指摘・アドバイス等ありましたらInstagram・Twitter等を経由してDMをよろしくお願いします。

@yogi_reoma_japan

それではいきましょう。


生きる姿勢を正す

・生きる姿勢を正す実践的なヨガ=クリヤヨーガ


2022年5月20日

REOMA 「第2回サットサンガ対談、
今回も前回と同様にヨーガスートラの内容を元にしてサットサンガ対談を行って行きたいと思います。

まず今回のテーマとなるスートラから

タパス、スワディヤーヤ、イーシュヴァラプラニーダ、この3つがクリヤヨガ(実践のヨガ)
”TAPAH SVAGHYAYESVARA PRANIDHANANI KRIYA YOGAH”

ヨーガスートラⅡ -1

クリヤヨーガとはヨガの学びの根本にあり、ヨガ修練者の生きる姿勢を正し、ヨガの学びを深めるものであると説かれています。
ですが専門的な言葉が多く、そのスートラの意味を理解するのは難しいので、
・タパス
・スワディヤーヤ
・イーシュヴァラプラニーダ
この3つの言葉を1つずつ紐解いていき、生きる姿勢を正してくれるクリヤヨーガの理解につなげていきましょう。

クリヤヨーガを構成する3つの要素


・タパス =苦を成長の糧として受け入れる

REOMA 「タパスの説明ですが、
タパスは” 苦を成長の糧として受け入れるという意味になります。

私達の成長の過程には不純物を取り除く”苦”という熱が必要であり、
その苦を受け入れて私達の成長の糧にする。
その苦という熱を受け入れる事がタパスであり、クリヤヨーガではタパスを日常生活で実践するヨガとして推奨しています。

私たちが楽しむサウナが一番わかりやすいタパスの例かもしれませんね。
私達は喜んで苦である灼熱の空間に飛び込み、その灼熱の中で汗と共に不純物を取り除き、水風呂で至福の感覚を味わう。
この苦を喜んで受け入れる姿勢がタパスということになるでしょう。

サウナ=タパス

面白いですね。

以上がタパスの説明ですが、今回は日常生活でわかりやすいように、
自己を統御することによって生まれる困難や葛藤、そこから生まれる熱を受け入れるべき苦として捉え、タパスに関して話をして行きましょう。」

REOMA 「それでは質問ですが、ゆかちゃんの生活の中で自己を統御・コントロールしていることはありますか? 」

YUKA「甘いものを食べ過ぎない、好きなものを好きなだけ食べない。」

REOMA 「心の欲望のままに働かせるのではなく、その先の快適さを求めているってことですね。
他はありますか?」

YUKA「人とのミーティングで遅れないようにする。
時間っていうのはその人のものだから無駄にしてはいけないと思っています。

REOMA 「スケジュール管理も自己を統御し、他者との関係に調和を生み出すことになりますね。また、その試みの芯には他者の時間を無駄にしてはいけないという、アスティーヤ(不盗)の精神があるのでヨガの智慧が生活に落とし込まれている証拠ですね。
他にはありますか?」

YUKA「例えば大切な人同士がが言い合っている時、私も言いたいことがあるけれど、火に油を注いでしまうならぐっと我慢をします。」

REOMA 「そこでゆかちゃんも言いたいこと言ってたら大変なことになっちゃうからね。言いたい気持ちをグッと堪えて関係を宥める方向に心を使えれば良い方向に導くことができますね。

それではタパスに関してはこれくらいにしておいて、クリヤヨーガを構成する次の要素に移って行きましょう。」

・スワディヤーヤ”自己探求”


REOMA 「スワディヤーヤとは自己の本質に向けた探求という意味で、クリヤヨーガ(実践的なヨガ)では学ぶ姿勢を大切に物事に取り組みなさいと推奨しています。
ヨガは生涯学習と言われる根本にはこのスワディヤーヤの精神があるのでしょう。

それではゆかちゃんは何か自分自身を知るための自己探求って何かしていますか?」

YUKA「今この瞬間もそうですが、他者とコミュニケーションをとることが自己探求につながると思います。
一人でぐるぐる思考を巡らせるよりも人と会って話すことによって新しい考えが手に入れられる。それによって自分自身を知ることができるし、アウトプットで言語化することによってさらに自分が見えてきます。」

REOMA 「他者との交流によって違う視点を知ることができるし、新しい自分の表現を知る事ができる。自分自身を知る上で他者との交流がとても大事ですね。
自己の探求は、洞窟の中で瞑想にふけてるだけでは駄目で、外界との関わりを持ち、他者との関わりの中で不純物を落としていき、自己の純度を高める必要がありますね。
つまりは学ぶ姿勢が大切であり、自己の本質を探求していくことにはヒマラヤの山に篭ろうが、この大都市で生きることも関係はないということですね。

YUKA「ヘッドスタンディングの練習をしてみて気づいたことですが、自分自身がどこまで出来るのか挑戦していく事も自己探求の1つだと思いました。
 
REOMA 「挑戦をすることでもっと自分を知ることができますね。」

YUKA「それと、今感じたことですがスワディヤーヤ(自己探求)の実施で自己の理解が進み、よりタパス(苦を成長の糧として捉える)の実施ができるのかなって思いました。」

REOMA 「僕もその意見には賛成です。
スワディヤーヤ(自己探求)が進む事によって自己を理解し、そこから生まれる自信によってより大きな活動が出来るようになってきます。

僕がヨガを始めた時の話ですが、その時は自分自身のことなど今に比べると何もわかっていませんでした。
けれど、ヨガを通して自己の学びを深めていくことにより、色々な事が上手になっていきました。
体の使い方、心の使い方、人間関係に関してもなんでもそうです。
自己を知り、コントロールの方法を知ることは、この人生での活動をより大きくする事ができるのでしょう。

それではクリヤヨーガを構成する最後の要素に移って行きましょう。」

続きは後編へ。




パーソナルヨガ『YOGIC JORNEY OF LIFE』ホスト
ー 古典ヨガ講師 REOMA ー
古典ヨガを学び、ヨガの真髄を伝えております。
Instagram : yogi_reoma_japan
受講者
ー Yuka ー
Instagram: i.am_yogi_yuka
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