僕の本紹介の動画が大学の教材になったらしい。
――この前、大学の図書館司書の授業で、れいさんのビブリオバトルの動画が使われていましたよ
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「僕の本紹介が大学の教材になったらしい。」というテーマで話していこうと思います。
📚大学の授業で…
僕は木の家ゲストハウスという宿泊施設の管理をしています。ゲストハウスは普通のホテル、旅館とは違って、廉価だったり、「交流」に重きが置かれているのが特長です。
木の家ゲストハウスは茨城県水戸市上水戸に1年前にオープンしました。100万円で世界旅行をした宮田さんが旅でお世話になった人に恩返しできるような場所をつくりたいという思いからゲストハウスをオープンしたんです。ありがたいことにたくさんのゲストが来てくれて、宿泊施設の数は拡大していき、既に7棟を運営しています。
4月から僕はマネージャーとして管理をしたり、宮田さんと一緒に運営したりしているんです。そろそろ新しいことをやってみたいという宮田さんの願いを叶えるべく、僕は「体験」に注目し、木の家ゲストハウスを舞台にした謎解きイベントを開催することにしました。
手伝ってくれるのは、大学の後輩のしゅんちゃん。彼はMito Escapeという謎解きサークルを運営していて、既に企業や組織から謎作成の仕事も受注している面白い人です。
今日は、そんなMito Escapeのイベントが、木の家ゲストハウスで開かれました。「持ち帰り謎」と呼ばれる、キットを購入すればいつでもどこでも謎解きが楽しめる謎解きをみんなでやろうという会でした。
僕は仕事があったから参加しなかったけれど、そのイベント途中で顔を出したときに、参加者から衝撃の一言をもらいました。
「この前、大学の図書館司書の授業で、れいさんのビブリオバトルの動画が使われていましたよ」
📚ビブリオバトルに挑戦した過去
僕の大学4年生の挑戦のひとつに、「全国大学ビブリオバトルで優勝する」がありました。自分のお気に入りの本を5分間で紹介するビブリオバトルの公式戦に、僕は高校1年生のときから参加してきました。
どうすればリスナーに「読みたい」と思ってもらえるか、5分という時間をどう上手く使えるか、導入はどうしようか、どんな言葉で締めようか……そんなことをひたすら考え続けてきたんです。
その甲斐あり、今までに3回全国大会に出場することができました。高2、大3、大4のときです。去年、惜しいところまでいったけれど、結局全国優勝の夢を叶えることはできませんでした。
ただ、僕のビブリオバトルへの挑戦は周りの人がすごく注目してくださっていて、全国優勝を果たすことはできなかったけれど、たくさんの出逢いと気付きを手にすることができました。
新聞で取り沙汰してくれたり、図書館活性化を目指す中学生たちからインタビューされたりしました。また、僕はもしかしたら競技性を重視したビブリオバトルよりも、もう少し交流性を意識した本の場の方が好きなのかもしれないと思うようにもなりました。
とにもかくにも、ビブリオバトルに捧げた7年間は決して無駄なものではなかったし、後悔はないし、頑張ってきてよかったなと今では振り返っています。
それは、今でも「ビブリオバトルの人」という認識をされていると気付く瞬間にも思うことだし、それこそ今回の記事で話題にしている、僕の本紹介の動画が、大学の授業の教材になっていると知った瞬間でも思うことでした。
去年の大学大会の僕の本紹介の様子を収めた動画があるんです。それは、主催の図書館の職員さんが撮影したもので、事前に二次利用の承諾はしていたので何の問題もないんですが、まさか大学の授業のなかで使われるとは思ってもいませんでした。
📚教材に成り得た僕の本紹介
僕はその授業を受けていないし、本当に今日後輩から聞いただけですが、どうやらグッドモデルとして僕の本紹介の動画が使われたそうです。そして、この動画を参考にして、今度は学習者が絵本の紹介する活動をやるとのことです。
その後輩いわく、評判はなかなか良かったみたいで、面白さを感じてもらえたみたいだし、レベルが高いという評価をしてくれたみたいです。
また、これは本当に偶然なんですが、今日のMito Escapeのイベントの参加者には、去年のビブリオバトル大学大会のバトラーがいたんです。
#こんなことある?笑
大学大会のその日一度きりしか顔を合わせていないし、ほとんどしゃべることもなかったから、正直僕は覚えていなかったんだけど、出場していたことを知ったとき、「あ、『変な家』を紹介してましたね!?」とすぐに記憶が結びつきました。彼からもありがたいことに高い評価をしていただきました。
諸々のことを受けて、僕のビブリオバトルへの挑戦は本当に価値のあるものだと気付かされたんです。それは僕にとってもそうだし、こうして大学の授業にも使われるようになったんだから、学術的にもそうといえます。
改めて、7年間磨き上げた自分の本紹介力に自信を持つことができたし、今月末に僕が企画運営する本のイベント「FAVORITE!!」に対するモチベーションも俄然高まりました。これからも本を紹介する発信や本の場づくりを続けていこうと思います。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20240602 横山黎
※大学の教材になった僕の本紹介の動画↓↓↓
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