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人はどうせ幸せになってしまう

――先日、ステキな言葉に巡り会いました。芸人のカズレーザーさんの、「人はどうせ幸せになってしまう」という言葉。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「咲いてる今を大切にする」というテーマで話していこうと思います。

📚人生の春は不安定

最近はあちらこちらで桜が咲いて、卒業式も開かれて、空気も温かくなってきて、くしゃみがとまらなくて!(大声)、やっと春らしくなってきました。

春はよく分かりません。美しく別れるための季節なのか、華々しく出逢うための季節なのか、悲しいだけの終わりを彩るためなのか、眩しいだけの始まりを光らせるためなのか。

出逢いと別れ、始まりと終わり、温かさと冷たさ、笑顔と涙……あらゆる両極を併せ持つ季節だから、そのなかで過ごす僕らは自然と不安定になってしまう。シャボン玉のように常に足が浮いているような感覚にとりつかれます。

人生の春を青春というならば、僕はまだかろうじてその季節のなかを過ごしていて、だからといって有り余るほど時間が残っているわけじゃなくて、かといって今決断しなければいけないほど切羽詰まっているわけでもない。

僕みたいな不安定な人が世の中にはきっとたくさんいて、もしかしたら不安定な人たちのため息のせいで春は温かくなるのかな、なんてことを思ったりします。

何もかもが不安定な季節だからこそ、僕は、今この瞬間を大切にしたいと思うんです。


📚どうせ幸せになってしまう

この前、フリーランスの方と長い時間語り合う機会があったんですが、そのときに話していたことが、失敗を恐れてどんな挑戦にも怖気づいてしまう人が多い、とのこと。その方はずっと会社員として働いていて、つい2年くらい前に思い立ち、フリーランスとして生きることを決めたんです。

もちろんフリーランスになったことで不安定な生活になったわけですが、それでも今の方が確実に幸せだと、楽しんだと話していました。独立するとき、まわりの会社員からは散々なことを言われたそうですが、それでもどうにか独立できた今がある。

結局、人生どうにかなってしまうんですよね。


そういえば先日、ステキな言葉に巡り会いました。芸人のカズレーザーさんの、「人はどうせ幸せになってしまう」という言葉

地獄を這うような今があったとしても、這ったその先で天国のような場所に辿り着くことができるんですよね。もちろん異論はあるとは思いますが、少なからず僕の胸には響きました。

僕自身、大学受験のときに大失敗したんです。その過ちの先の未来を生きているわけだけど、僕はこの道を間違いだとは思っていません。受験のときに失敗して良かった。この道で正解だったと思えるんです。

当時は酷く自分を責めたし、これからの人生に大きな不安を抱えていましたが、結局、その先で僕は人生で一番の幸せを感じる瞬間がいくつもありました。

人生どうにかなってしまうんです。

どうせ幸せになってしまうんです。


📚咲いてる今が綺麗だから

桜は、散ります。今は咲いているけれど、そのうち散ります。散ることに寂しさを感じることはありますが、季節が巡れば、また桜は咲きます。来年には、また花は咲いてしまうんです。

だから、未来を憂えて行動しない姿勢はやめた方が良い。今ときめくもの、心が針指す方へ行動する方が絶対に良い。咲いてる今が綺麗ならそれでいい。明日散ることになっても、また新しい芽を探せばいい。次の花が咲くまでには、厳しい冬が待っているけれど、必ず春はやってくる。


僕の心の針は今、「BOOK TALK LIVE “Message”」「Message展」に向いています。ライブイベントとそれに先駆けて行う展示会のことです。

ブックトークをライブイベントとしてやるなんてきっと誰もやったことないけど、面白そうだから、心がときめくからやると決めました。今僕の心の咲いている花を枯らさないために、未来のことは横に置いておいておくことにします。


前言撤回。

春が温かいのはきっと、挑戦する人の情熱が灯り始めるから。


最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20230325 横山黎



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