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「一緒に目撃する」という価値。

――AKB48をはじめとする地下アイドルのファンがあんなにも熱狂的に応援できるのは、そのときは目の前で頑張っているアイドルのタマゴが、いつか大きなステージに立つ大スターになる、その物語を目撃しているから。そして、一緒に目撃する同士がいるから。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「『一緒に目撃する』という価値。」というテーマで話していこうと思います。


🏨深夜にYouTube LIVE

昨日の夜、僕、YouTube LIVEやってたんです。23:30から2:00までざっと2時間半。そんなに話すつもりはなかったんですけど、リスナーさんとのやりとりが止まらなくて、2時間半ノンストップでしゃべり続けていました。

ちなみに、そのアカウントは「横山黎のコブクロ語り」というチャンネルで、僕が2,3年くらい前から細々と続けているものです。

あんまり目立って発信はしていませんが、僕はコブクロのファンなんです。中学時代から聴くようになって、CDを買うようになって、ライブに行くようになって、気が付けばコブクロについてめちゃくちゃ語るYouTubeアカウントをつくっていました(笑)

コブクロのことを語り出すと、1冊の本ができちゃうくらいの文の量になっちゃうので控えるんですけど、今回はちょこっとだけ昨日の生配信の様子を紹介しようと思います。

そもそもなんで昨日、それも深夜に生配信をやろうかなと思ったかというと、昨日の24時、つまり、今日の0時に新たな情報が解禁される予告があったからです。数日前から、コブクロの公式ホームページに謎のカウントダウンが現れまして、それが0になる瞬間こそが機能の24時だったのです。

コブクロは結成25周年を迎えまして、来月からは「QUARTER CENTURY」と題したアニバーサリーツアーを開催するんです。それにまつわる新情報かもしれないし、今年の夏に発売されるという噂のオリジナルアルバムの情報かもしれなかった。

とにもかくにも、コブクロファンならば気になって仕方のない時間が、昨日の深夜に控えていたのです。そこで僕は思いました。情報解禁の瞬間を、みんなで目撃してみてはどうだろう、と。


🏨生配信で待ち合わせ

正直、コブクロのファンって、まわりにいないんです。お世辞にも旬のアーティストといえないし、僕の世代で流行っているわけでもない。昨日みたいに情報解禁を待ち遠しく思うのも、情報解禁されて興奮に包まれるのも、基本ひとりなんです。Twitterに書くくらいなんです。

だからこそ、「待ち合わせ場所」の存在は価値のあるものだと思っていて、僕がこのアカウントを始めた動機でもあります。

ただ好きなものを好きなだけ話したいからという理由もありますが、まわりにコブクロファンがいなくて話したいけど話せない、ひとりで密かに盛り上がるしかない人たちとつながりたかったんです。

もちろんまだまだ小さいアカウントではあるけれども、手応えが全くないわけではなくて、ひとつのコミュニティをつくれているなと自負しています。

昨日の生配信も「待ち合わせ場所」をつくる意識から来たもので、場所は用意するからみんな集まって関わり合おうと投げかけたわけです。普段はひとりで楽しんでいるけれど、仲間がいるに越したことはありません。一緒に目撃する価値は確かにあるはず。そう思い、数日前に急遽生配信をすることにしたのです。

僕の読みはあたって、深夜にもかかわらず、今まで以上の盛り上がりを見せた生配信になりました。コメントに反応し続けていたら2時間半かかってしまったほど、賑やかな夜でした。


🏨一緒に目撃するという価値

秋元康さんがとあるテレビ番組でこんなことを言っていました。

「人は目撃したい生き物である」

AKB48をはじめとする地下アイドルのファンがあんなにも熱狂的に応援できるのは、そのときは目の前で頑張っているアイドルのタマゴが、いつか大きなステージに立つ大スターになる、その物語を目撃しているから。そして、一緒に目撃する同士がいるから。

それを踏まえると、「一緒に目撃する」という価値をないがしろにしてはいけないなと思いました。

これは地下アイドルにも昨日の生配信だけじゃなくて、クラウドファンディングとかこの前の都知事選とかにもいえることだと思っていて、大小問わずムーブメントが起こる要因だと考えます。

興味のある対象がある。その場に居合わせて心を動かされる。そして同じ境遇の同士がそばにいる。そういった「一緒に目撃する」を追求することも視野に入れつつ、仕事や創作に向き合っていこうと思いました。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20240712 横山黎


※新アルバムの情報が解禁されました↓↓↓







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