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僕が「小説家」ではなく「作家」と名乗りたい理由。

――何かをつくって、誰かの心を動かせるなら、その「何か」は何だっていいんです。自分がつくりたいと思ったものなら、表現方法は問わないんです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「僕が『小説家』ではなく『作家』と名乗りたい理由。」というテーマで話していこうと思います。


🏨謎解きイベントの演劇の稽古を開始!

僕は今、泊まれる謎解き『花火の幽霊~木の家ゲストハウスからの脱出~』というイベントを運営しています。僕の職場の木の家ゲストハウスという宿泊施設を舞台に、謎解きと物語を体験できるコンテンツをつくっているんです。

物語のあらすじはこんな感じです。

――ひとりで花火をしていると現れるらしいよ。

「初めまして、花火の幽霊です」

木の家ゲストハウスで開催された謎解きサークルの合宿中、突然現れたのは、姿のない、声だけの幽霊。

彼女には、生前、どうしても叶えたい夢があった。

メンバーのひとりである「あなた」は、木の家ゲストハウスに仕掛けられた謎を解いて、花火の幽霊の未練を解くことができるのか?

夏の夜に恋と謎が弾ける、青春ラブミステリー。

詳しくは以下の記事をご覧ください。絶賛参加者募集中です!

主催は木の家ゲストハウス(というか、僕)、脚本が僕、謎制作が謎解きサークル「Mito Escape」を運営するしゅんちゃんという布陣です。しゅんちゃんは大学時代の後輩で、大の謎解き好き。

公演に参加するだけじゃ物足りなくなって、自分で自主公演を企画し、サークルを立ち上げ、今や企業や組織から仕事として謎制作の案件を受注しています。

そんな彼と僕とで回していくのが、今回のイベントというわけです。このイベントは、謎解き部分と演劇部分に分かれておりまして、そのキャストを務めるのも僕らふたりです。とにかく自分たちで全部やります(笑)

その演劇の稽古がちょうど今日から始まったので、その振り返りをしていこうと思います。


🏨演じていたあの頃の感覚が…

実は僕、中学時代に演劇部に所属していました。中学生のつくるものだし、演じる役ですから、クオリティには限界がありましたが、それでも演じる楽しさ、みんなで舞台をつくる面白さを味わうことができたんですね。

高校1年生の文化祭のクラスの出し物でも演劇をして、そこでもキャストを務めていたんですが、今回はそれ以来の登壇となります。

久しぶりに役者として演じることへの不安はもちろんあったんですが、今日しゅんちゃんと稽古を始めて、実際に動きながら物語を進めていく流れのなかで、あの頃感じていた演劇の面白さが、僕の胸の奥で蘇りました。

物語は主に木の家ゲストハウスのリビングを舞台に展開されるのですが、そこを上手くつかえるように動きをひとつずつ考えていきました。必要あらば脚本を修正し、流れに合わせてアドリブを挿んだり……こういうひとつひとつの作業が、たまらなく楽しんですよね。


🏨「作家」と名乗る理由

やっぱり僕は「つくる人」なんだと思います。僕が自分のことを「小説家」ではなく「作家」と表すのは、つくりたいものが小説だけじゃないからです。

今回の謎解きイベントで僕が手掛けているのは、運営、脚本、テーマソングの作詞、予告動画の作成、キャスト、演出……って感じです。つまり、物語をつくる以外にも、音楽も動画も舞台もつくっているといえます。全部ひっくるめて、イベントをつくっているということもできますね。

何かをつくって、誰かの心を動かせるなら、その「何か」は何だっていいんです。自分がつくりたいと思ったものなら、表現方法は問わないんです。

そこにはやっぱり「作家」として活動していきたいという思いがあるからで、ひとつの方法に限らずに、自分の心が動くものをつくって、それを届けて、他の人の心を動かす。さらには、その人の明日への活力をつくる。そんなことを永遠に繰り返していけたらなと思いました。

謎解きイベントの公演は、9月18日(水)、9月28日(土)の2度にわたって開催予定です。興味を持たれた方は是非、お越しください。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20240905 横山黎







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