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できる限り、イベントの参加障壁をなくす。

――お客さんが参加しようと思ってくれても参加する壁が高かったら乗り越えることもなく引き返してしまうことがあります。参加障壁をなくすためにはどうすればいいのか考える必要があるんですよね。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「できる限り、イベントの参加障壁をなくす」というテーマで話していこうと思います。



📚「BOOK TALK LIVE ”桃太郎”」始動

僕は2024年3月3日(日)に、「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」というイベントを開催します。ひとつのテーマのもと、本にまつわるエピソードを物語るブックトークを、ひとつの会場を借りてイベント化しちゃおうというもので、今回は「桃太郎」というテーマで物語っていきます。

「桃太郎」を知らない人はいないと思いますが、「桃太郎」の物語を知らない人は少なくないと思います。

僕らが知っている「桃太郎」は明治時代以降に固められた物語であって、それ以前には「桃から生まれない桃太郎」の物語が存在していたし、柿太郎が登場するパロディもありました。また、日露戦争の頃にはロシアを鬼とした物語があったり、太平洋戦争中には全国民が桃太郎となって出陣するという詩があったり、誰もが知る桃太郎の物語に政治的意図を込める動きは、昔からずっとあったんですよね。つまり、時代によって、桃太郎の物語が変容しているんです。

イベントでは、以上のような「桃太郎」の物語を追いながら、現在ではどのような物語が求められているのかを1時間くらいかけて物語っていきます。

「BOOK TALK LIVE "Message"」の様子


さて、大学生の最後に仕掛けるイベントということで、大いに盛り上げていこうと考えていて、集客の目安を50人に設定しています。ただの大学生が集客するには高いハードルかなとは思いますが、やってやれないことはないと踏んでいます。

「BOOK TALK LIVE」の初回となる「BOOK TALK LIVE “Message”」では、30人を集客しました。大学の友達、バイトの同僚、知り合いの経営者さん、イベントで知り合った人……直前までいろんな場所に行って、いろんな人に会いにいったことを思い出します。

今回もそのスタンスを変えずに直前まで粘り続けるつもりですが、お客さんが参加しようと思ってくれても参加する壁が高かったら乗り越えることもなく引き返してしまうことがあります。参加障壁をなくすためにはどうすればいいのか考える必要があるんですよね。

昨日初回のスタッフミーティングがあったんですが、その場でも「参加障壁をなくす」ことについて話題になったので、今回はそんな記事です。


📚僕がGoogleフォームを採用する理由

スタッフミーティングで、学生伴走プロジェクト「ヒカリノイロドリ」のゆうたくんから訊かれたのが「参加申し込みはどういう風にするの?」ってこと。それに対して、僕は即答することができました。

「Googleフォームでいこうと思う」

この一年、僕はいろんなイベントに参加してきたし、自分でもいくつかイベントを開催してきました。そういう人はともかく、イベントに馴染みのない人は「イベントに参加する」それ自体が障壁だったりします。そんななか、参加してみようかなと思って、参加申し込みページをのぞいてみると、見たことのないプラットホームに飛ばされて、ログインが必要で……人によってはきっとその時点でブラウザバックしてしまって、申し込みまでたどり着かないんですよね。以前、Peatixにしようかなと思ったんですが、試しにスタッフに申し込みを試してもらったら、なぜかエラーになってしまって、ログインや申し込みに手こずっていたんですよね。

その点、Googleフォームはそのエラーの心配がありません。ほとんどの人がGoogleアカウントを持っているし、たとえログインを迫られても、Googleというプラットホームへの安心感、信頼感があるので、他のプラットホームほど引き返すことがないんですよね。

また、大学生が大学の施設内で開催するイベントですし、特に大学生に向けて集客していくつもりなんですが、だからこそGoogleフォームの方が良いんですよね。大学の授業で使われることもあるし、大学4年生が自身の卒業研究で使用するデータを集めるためにGoogleフォームを使って周りの大学生(後輩を含めて)に答えてもらうことも少なくないので、より身近に感じるプラットホームなのかなと分析しています。


📚イベントの参加障壁をなくす

「ログインの手間を省く」「プラットホームへの安心感」という理由から、僕はGoogleフォームで申し込みをするのがいちばん参加障壁をなくすんじゃないかなと思います。

小さなことではありますが、こういうところを疎かにすると痛い目に遭う気がするので、しっかりと向き合っていくつもりです。

たとえば、参加費。「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」の参加費はありません。そもそも大学構内で入場料を取るイベントを開催することができないので参加費無料という選択肢しかなかったのですが、逆にこれは参加障壁をなくすことにつながっていると考えていて、お金がかからないならとりあえず行くだけ行ってみようかなと思える人は少なくないと思うんです。もちろん参加費を取らないデメリットもあるといえばありますが、参加障壁をなくすひとつの方法ではあることには違いありません。

これからも自分がお客さんだったらどこに壁を感じるのか、どこで引き返してしまうのか、想像しながら、また、スタッフをはじめ、いろんな人に意見をもらいながら詰めていきます。

大学生最後の集大成のようなイベント。盛り上げていきます。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20240110 横山黎



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