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夢をあきらめること以上に辛いことはない。

――狭き門を潜り抜け、結果を出してきたプロ棋士の言葉には力を感じました。中でも、僕の胸にぐさりぐさりと刺さった言葉があります。

「夢をあきらめること以上に辛いことはない」


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「夢をあきらめること以上に辛いことはない。」というテーマで話していこうと思います。

以下の音楽と共に読んでいただければなと思います。下の動画をタップしていただき、画面を小さくすると、音楽を聴きながらスクロールできます。



📚プロ棋士佐々木勇気さんに会ってきた


昨日の記事で、高校の学年主任の先生に会ってきたという話をしました。ひょんなことから母校を訪ねようと思い至り、アポを取って足を運んだんです。

ちなみにどうして学年主任の先生なのかって話ですけど、僕の学年を担当してくださった先生方はもう転勤されていて、今母校に残っているのは学年主任の方だけなのです。担任を持ってくれたことはなかったけれど、たくさんお世話になった先生でした。僕がインフルエンザにかかって早退しなきゃいけなくなったとき、家まで送り届けてくれました。優しい先生でした。

また、ビブリオバトルでお世話になった図書室の職員の方々にも会ってきました。僕は高2のときにビブリオバトルの公式戦で東京都代表になったことがありました。全国大会では惜敗という結果でしたが、最後の最後までお世話になりました。


久しぶりの再会に、先生方みんな喜んでくださり、僕も嬉しかったです。あの頃の話、今の話、これからの話、たくさんのことを語り合いました。

図書室の職員の方から「今日これがあるんだけど、来ますか?」と言われて、1枚のポスターを渡されました。

なんと、プロ棋士の佐々木勇気さんが母校にいらしていて、講演会を開く予定があったのです。なんというベストタイミングでしょう。直前の滑り込みではありますが参加してもOKとのことでしたので、僕は佐々木勇気さんの話を聴きにいくことにしました。

ちなみに佐々木勇気さんとは、藤井聡太さんの連勝記録を止めた人です。一時期有名だったんじゃないかな。ちなみに、どうして僕の母校で講演会を開いたかというと、僕の母校が佐々木さんの母校でもあるからなのです。僕の7個くらい上の先輩なのです。

狭き門を潜り抜け、結果を出してきたプロ棋士の言葉には力を感じました。中でも、僕の胸にぐさりぐさりと刺さった言葉があります。

「夢をあきらめること以上に辛いことはない」


📚負けそうなときに支えてくれるもの


講演は50分くらいでした。後半の方にはオーディンスからの質問に答える場面もありました。この際だから!と思い、僕も質問してみたんです。

「自分のやりたいことをやり続けていると、打ちひしがれそうなときがあると思います。本当に辛くてしんどいとき、自分のモチベーションをどのように維持しているのか、どのように意識を変えているのか、お聞きしたいです」

こんな感じの質問をしました。

僕自身、大学に入ってからやりたいこととやるべきことの両立に苦しめられたり、自分は一体どの未来に進むことがいいのか悩んだりしてきました。きっと大丈夫、上手くいくと信じて臨んだビブリオバトルも好成績を残せなかったし、文学フリマも同様、なかなかのしくじりを果たしました。何故か、1年以上続けていたnoteの毎日更新も、この前忘れちゃったしね。

あらゆる角度からの連続パンチにメンタルがやられているこの頃だったので、佐々木さんにさっきのような質問をしたのだと思います。僕が今、本当に訊きたかったことだったのです。


佐々木さんは子どもの頃からずっと将棋に打ち込んできて、その果てにプロになられた方でした。将棋の世界のことを深くは知らないので下手なことは言えませんが、狭き門であること間違いありません。

プロになる前も、プロになってからも辛い、しんどいと思ったことはあったはずです。それでも佐々木さんは将棋に一途に向き合い続けてきました。その根底には「好きなことなんだから続けられる」という気持ちが強くあるようです。自分は将棋が好き、そんなシンプルなフレーズが原動力になっているんですよね。

それでも本当に打ちひしがれそうなとき、佐々木さんはある1つの事実に思いを馳せるそうです。


プロになれなかった人たちがいること。


佐々木さんは、プロになれなかった人たちが夢をあきらめた瞬間に感じる辛さを思えば、自分の今の辛苦なんて大したことない、そんな風に自分に言い聞かせるというのです。

そのとき僕ははっとしました。今の僕に1番響く言葉といっても過言ではありませんでした。夢追い人にとって、夢をあきらめること以上に辛いことはないんですよね。


📚夢をあきらめないで


僕が小学校の卒業アルバムに記した、夢。

売れる小説家。

小説『Message』をAmazonで出版したから作家にはなれたけど、「売れる」には程遠い。まだまだ夢の途中にいます。最近みたいにしんどいことや辛いことなんていくらでもあるけれど、それでも夢をあきらめること以上に心を傷つけることはない。

言ってしまえば、あきらめることなんて簡単。いつだってできることです。抱きしめている手を放すだけ。捨てたそれを置き去りにするだけ。

でも、そんな簡単なことが、1番胸に来る。

ありがたいことに、僕は夢を追いかけ続けても良い環境にいる。夢を追いかけ続けようと思えるくらいに、これまでに小さな結果を出してきた。過去の栄光といってしまえばそれまでだけど、それを超える栄光の瞬間に立ち会いたい。

だから、僕はあきらめたくない。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

20221123 横山黎





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