宇宙服着てるんだから仕方ない

以前何かの記事で読んだ事がある。
人間の生き辛さを「宇宙服を着て地球で生活しているぐらい辛い」と例えていた。

魂の存在の私達は肉体という入れ物を纏って生きている。まぁ肉体は借り物なので死んだら灰になるしそんな重要でもない気はするけれど、それでも何十年とお世話になるのだから愛着は湧いてくる。でもその入れ物が宇宙服だと想像してほしい。重力のある世界で100キロもある服を着るってどんな状態？まずは着るのも一苦労。1人じゃ着れない。なんとか着れたとして体動かせる？歩ける？物掴める？トイレ行く時どうするの？また誰かに助けてもらって脱ぐの？ご飯食べる時どうするの？重すぎて体バキバキにならない？そんな物を着ているのだから早く脱ぎたい。楽になりたい。って思うのは当然の事。

それが今の私達。

毎日辛いよね。人間関係とかしがらみとか社会とか環境とか体裁とかお金とかありとあらゆるめんどくさくてどうしようもない事が体にくっついている。魂だけの存在ならそんなめんどくさい事はどうでもいいはずなんだけどそれを体験しに地球に来てるから仕方ないのよ。だから自分が毎日宇宙服を着て頑張ってる事を大いに褒めてあげてほしい。ご飯を作る事だって買い物行く事だって人の愚痴を聞く事だって全部素晴らしい事。めんどくさい事やりたくない事辛い事悲しい事全部この肉体のおかげで感じる事が出来てる。

「宇宙服着てるんだからしんどいのは当たり前」

そう思うとちょっと楽にならない？

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