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映画『キャプテン・マーベル』感想

予告編
 ↓


 本日、MCU最新作『マーベルズ』の公開ですよ! ああ、観に行きたい!

 ……でも、少なくとも来週いっぱいぐらいまでは観に行けそうにないんだよなぁ泣。でも歯ぁ食いしばって仕事頑張るぞ!
(遅ればせながら、ようやく観てきました→感想文リンク

 そんなわけで、本日は主人公キャプテン・マーベルの初単独主演作『キャプテン・マーベル』の感想文を投稿しますー。

 公開当時、『アベンジャーズ エンドゲーム』(感想文リンク)公開直前の感想文なので、現在の時勢・時節とはズレた内容も含まれていますが、ご容赦くださいー。


エンドゲームまで待てない!!


 物語と直接は関係ないんですけど、冒頭に流れたスタン・リーの映像だけで泣きそうでしたよ……。「その行いで人々を救い、人々の心に勇気や希望を与える者、或いはその象徴」が “ヒーロー” であるならば、あなたもきっとヒーローだったんだ。どれだけ多くの人々の心に勇気や希望の 火を灯したことでしょう。原作には疎く、映画でしかアメコミに触れてこなかった自分が言うのもおこがましいかもしれませんが、心からそう思います。涙を堪えていざ本編へ……。

 まぁ、また本編で会えるのですが笑。



 アベンジャーズの中でも最強かも。空を飛ぶとか、怪力といった定番の能力から、炎のようなオーラを体中から漲らせ、遠近問わず攻撃や防御に用いる、所謂エネルギー系の能力まであり、人間の五感だけでは説明できない感の鋭さ(第七感)なども持ち合わせ、さらには何も身に着けずとも宇宙空間での活動が可能。

 アイアンマンはジェットブースターだし、ソーもハンマーの遠心力で飛んでいるだけだし、メンバーこそどんどん増えているものの、アベンジャーズの中で自由自在に空を飛べる者は少なく、空を飛べるだけでも貴重なのに、このオプション全部盛りの強さよ。浮かんでいる姿勢だけでもかっこいい。なんでもアリって感じですよね笑。


 何よりの魅力は、これだけ何でも揃っている強靭な彼女が、可愛さも兼ね備えているということ。クールビューティーな雰囲気なのに、時折見せる力づくで強引なところや、勢い余って感情で動いちゃうところとか、ちょっとお茶目に見えてしまう。「失われた記憶」がどーのこーの言っていた予告編から想像していたシリアス感とは裏腹に、クスッと笑えるような箇所が多々見受けられました(彼女とは直接関係ないですけど、フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)とグースのくだりはとても好き。あやす時の「○○でちゅね~」という字幕も、遊び心があって笑えてきます)。本人のちょい高めな声質のせいもあるのかな、なんて。でもホントに魅力的。惚れちゃいそう。



 色んなヒーロー映画がありますが、力を手に入れた時点からではなく、最初から力を持っているところから物語が描かれる本作。外面としては完成されていながら、実は記憶が無いために自分自身を知らない、何者なのかがわからない主人公であるという設定も面白いところ。記憶を失っているからこそ、次第に真実に近付いていくミステリー的魅力も付加されるし、それと比例して、彼女が次第にヒーローに近付いていく様子がリンクしているような見せ方も魅力でした。

 また、赤や青、金という「これぞヒーロー!」と言わんばかりのデザインのスーツを身に纏う瞬間も素敵なんです(正確にはヒーローウーマンって呼んだ方が良いのかな? 向こうではヒロインとは呼ばないそうですね)。にしてもブリー・ラーソンが終始スーツを着て出演しているってだけでもう最高……。なんて贅沢なんでしょうか。……オスカー俳優の起用なんて、MCUでは今に始まったことではないですけど、改めてね。


 先程から敢えて名前を出さずに “彼女” と呼んでいますが、勿論、名前はちゃんとあります。ついでに言えば忘れているわけでもありません。「あ、そういうことなのか」と思わせてくれる名前の由来が描かれていたり、フューリーの眼帯の原因もわかったり……。或いは、彼がイチャついていた猫のグースが大活躍(?)したり、90年代という舞台設定にちなんだポップミュージックが流れていたり、当時のPCの処理速度の遅さをシーンのエッセンスとして有効利用していたり……。来月に公開が迫った『アベンジャーズ/エンドゲーム』直前の作品としても、逆に前後の経緯を排した単体作品として観ても素晴らしい出来なんじゃないかな?

 個人的にはコールソン(クラーク・グレッグ)に会えたのが凄く嬉しい。『アベンジャーズ』を最後にドラマの方に行っちゃってたからね。


 とは言っても、そりゃあ原作を知っていた方が楽しめるとは思いますよ。僕の場合はネットで原作情報を下調べした程度ですけどね。過去のMCU作品同様、説明も特にないまま終わる、なんていう要素が幾つかありますし。何より、「こう来たか!」 という驚きを味わえる部分がいくつもある等々、月並みな言い方をしてしまいますが、もう語り尽くせない程の見どころがあります。


 終盤になって、ようやく『インフィニティ・ウォー』のポスト・クレジット・シーンと繋がるわけですが、「緊急時以外呼ばないで」ってことは、ニューヨークやソコヴィアでの件はフューリーにとっては緊急事態じゃなかったってことなのかな……? あのタイミングで呼び出したということは、最悪の事態として現在の惨状を予期していたのかな……?、、、などなど。それこそ、ネットで多少調べた程度の浅い知識だからこそ、「これからどうなるんだろう!?」とワクワクできるわけだから、やっぱり原作なんて知らない方が良いのかな?笑

 ああ、来月の『エンドゲーム』が待ち遠しい。


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