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家で「好きなことをもっと学びたい!」というパワーはだれにも止められない。小さい地域の中…

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家で「好きなことをもっと学びたい!」というパワーはだれにも止められない。小さい地域の中で奮闘する日記。

記事一覧

親子関係の改善で学校へ行けるのか

ニュースの記事に心がざわつく とあるニュースでは、 学校へ行かなくなる原因は、家族関係にあるといい、 家庭で親子関係を改善すると学校へ行けるらしい。 きっと、不登…

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3週間前
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店員と人力車との違い

子どもにとってのコンビニ「コンビニは機械的な場所だから」 という言葉を子どもから聞いて驚いた。 子どもの体験としては、 レジにいる人には感情がないように見えるら…

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1か月前
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子どもとの世界へ

介護の世界が終わった介護疲れで廃人になり、 それも許されず、子どもと引き離され、1ヶ月で介護の世界へ。 そこから、有料老人ホームや入退院、コロナ、引っ越し、リハビ…

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1か月前
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不登校と介護

突然訪れた介護 不登校生活が起動にのって、やりたいことが見つかった頃、帰省して一緒に写真をとっていた高齢の親が倒れた。何の前触れもなく。 帰省中だからすぐに発見…

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10か月前
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こんなワークショップがあったらいいな

子どもが学校に行けなくなってしまった時は、わからないことばかりだった。ある日、不登校に関するオンラインのネットワークに参加して、時間をかけてお話を聞きながら、よ…

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1年前
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不登校のステージが変わった瞬間

ちょうど1年前の今ごろ、子どもにとってつらい気持ちが限界だった。 帰宅すると、玄関でうずくまっていて動かない。麦茶を持ってきて、少し飲んだら?と声をかけていた。…

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1年前
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理解してもらうために伝えること

見た目から想像していたよりひどかった。何があったんだろう。ここまで人を変えることって、どんなことだろう。想像することが得意で、人と遊んだり話をすることが好きで、…

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2年前
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母からの通信簿

学校や教室での学びを完全に拒否した子どもが、地域の優しさに触れ、世の中をもっと見てみようと旅に出ることにした。旅先では、偏見を持たずに見てくれる大人と沢山出会い…

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2年前
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小さいビジネスマン

旅をしながらオンライン生活をして、子どもはどのように過ごすのか?何に興味を持つのか?分からなかった。様子を見ていくと、どうやら世の中の職業や仕事、仕事への姿勢に…

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2年前
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楽しい不登校の校外学習

「学校へ行かないのは大変だね」「かわいそう」と言われたり、何か残念な眼差しで見られたりするようになった。でも、家では充実した学びが出来ているし、放課後は一緒に楽…

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2年前
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子どもも自分も健康であるために

不登校生活も軌道に乗ってきた。オンライン教室に参加し、今ではオンライン・スクールにも参加している。何年もまじめに時間を守り学習してきた習慣を崩したくないと自分で…

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2年前
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おうちで体験いろいろ

家でホームスクーリングがはじまり、どんな問いかけや、学ぶきっかけ作りが良いかな?と日々考えている。問題集はやっているけれど、学校より早く終わるので、空いている時…

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2年前
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勇気をくれた先生

不登校になってしまったけれど、今思い返すと学校生活の中で、たった1年間だけとても楽しい学校生活を過ごした。それは子どもの人生でとても大切な1年だった。改めて振り…

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2年前
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子どもの話を聞くことの大切さ

今までの不平等な遊びに付き合い、文句も言わずに強い子の意見を聞いてきた。学校を休みながら、なんとか気持ちを保ってきたけれど、とうとう表に出してしまった。そしてい…

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2年前
10

変化する勉強の環境

学校へ行かなくなると、何が変わるのか?を考えてみた。 まず購入したのが、バンカーズボックス。 必要のないものが山程あるから。 どれだけ変わるのかを書き出してみた。 …

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2年前
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新しい仲間を作る

小さい地域では、学校は1つでクラスも1つ。 保育園から高校まで、同じクラス。それに加えて少人数。 この世界で苦しくなると、子どもにとってはかなり絶望的。 そんな状…

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2年前
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親子関係の改善で学校へ行けるのか

ニュースの記事に心がざわつく とあるニュースでは、 学校へ行かなくなる原因は、家族関係にあるといい、 家庭で親子関係を改善すると学校へ行けるらしい。 きっと、不登校で悩んでいる家庭では、 少なからず、この言い回しに傷ついた人がいると思う。 そうでない家庭の存在がないがしろにされているか、 そうでない家庭の事情が表に出るような調査結果がないから。 ニュースの記事を信じてしまう。 猛スピードで成長する心と体 小学校では、心と体がすごいスピードで成長していく。 小学校1年生

店員と人力車との違い

子どもにとってのコンビニ「コンビニは機械的な場所だから」 という言葉を子どもから聞いて驚いた。 子どもの体験としては、 レジにいる人には感情がないように見えるらしい。 だから機械みたいということだった。 親が子どもの頃は駄菓子屋があり、 何かを買う時には、「おばちゃん、これちょうだい」と言う。 おばあちゃんとのやり取りは、対人スキルを磨く機会になっていた。 楽しく話をしていると、「もう1回くじをひいていいよ」 と言ってくれることもあった。温かかった。 今は、このような

子どもとの世界へ

介護の世界が終わった介護疲れで廃人になり、 それも許されず、子どもと引き離され、1ヶ月で介護の世界へ。 そこから、有料老人ホームや入退院、コロナ、引っ越し、リハビリ病院、 老人福祉施設、介護面談、専門家相談、面会、就活、仕事、 次の老健探しなどなど、ノンストップだった。 一人ですべてを担い、体も心もボロボロになった。 そんな状況を知らないまま、親は安らかに老衰で亡くなった。 教えてもらったこと1ヶ月は何もできなかった。それくらい全てが疲れていた。 長く生きることは素晴らしい

不登校と介護

突然訪れた介護 不登校生活が起動にのって、やりたいことが見つかった頃、帰省して一緒に写真をとっていた高齢の親が倒れた。何の前触れもなく。 帰省中だからすぐに発見できて、救急車を手配。コロナ禍だけれど、大学病院が引き受けてくれた。そこから検査などをして、問題ないということで2次救急の病院へ移された。 早朝の出来事で、救急搬送の時に子どもに大声で呼びかけても、寝ていて気が付かない。一刻を争う事態に、起こす暇がない。 飲んでいる薬とか、保険証とかを持って、救急車に乗った。

こんなワークショップがあったらいいな

子どもが学校に行けなくなってしまった時は、わからないことばかりだった。ある日、不登校に関するオンラインのネットワークに参加して、時間をかけてお話を聞きながら、ようやく頭の中を整理することができた。 子どもや自分の状況を客観的に理解することができると、視野が広くなり、世の中はどうなのか知ることができた。その結果、不登校が多くなってきたことや、子どもの状況は様々な点、でも同じ悩みを持つ人がいたり、情報がなく困っている人や、つながりを求める声があることを知った。 子どもが不登校

不登校のステージが変わった瞬間

ちょうど1年前の今ごろ、子どもにとってつらい気持ちが限界だった。 帰宅すると、玄関でうずくまっていて動かない。麦茶を持ってきて、少し飲んだら?と声をかけていた。そんな頃。 限界まで頑張ったそこから、9月の中旬の運動会まで、なんとか頑張って、できるかぎりの力を出し切るんだと言い、学校へ行くことを頑張った。運動会の当日に見に行って、誰の助けも借りずに、一人で全力で頑張っている姿に涙が出て、心から感動したのを覚えている。「よく頑張った!」と心の中でさけんだ。 学校の先生は、その

理解してもらうために伝えること

見た目から想像していたよりひどかった。何があったんだろう。ここまで人を変えることって、どんなことだろう。想像することが得意で、人と遊んだり話をすることが好きで、アイデアを生み出せる子どもだったのに。 先日、教育委員会から「まだ地域に戻っていないのですか!」と言われた。だけれど、こんなに閉鎖的になってしまった子の状態をどうすれば良くなるのか、全く検討もつかなかった。学校や登校なんて考えられなかった。 地域では「高学年だから発達的に話さなくなるよね」との話もあったけれど、それ

母からの通信簿

学校や教室での学びを完全に拒否した子どもが、地域の優しさに触れ、世の中をもっと見てみようと旅に出ることにした。旅先では、偏見を持たずに見てくれる大人と沢山出会い、褒めてもらったり、時には怒られたり、話しかけてもらえたことで、「自分はありのままでいい」「失敗してもいいんだ」と気がついた。 母は、何に興味をいだくかわからない中で、体験したことを日記に書き留めた。それを見返してみると、出発前と比べて成長したんだということがわかった。母からの通信簿として教科を意識して書いてみた。

小さいビジネスマン

旅をしながらオンライン生活をして、子どもはどのように過ごすのか?何に興味を持つのか?分からなかった。様子を見ていくと、どうやら世の中の職業や仕事、仕事への姿勢に注目したようだった。将来の自分が不安で、こんな自分でも仕事ができるのか挑戦しているかのようだった。 どこでもつながることできる安心感一番嬉しいことは、オンラインで仲間とつながること。ネットがつながれば、移動しながら滞在先で授業が受けられて、Slackでディスカッションや雑談ができる。最近は、新幹線の中でもリモートワー

楽しい不登校の校外学習

「学校へ行かないのは大変だね」「かわいそう」と言われたり、何か残念な眼差しで見られたりするようになった。でも、家では充実した学びが出来ているし、放課後は一緒に楽しいことを企画したり、遊んだりする友達がいる。走り高跳びはしないけど、山登りや農園で農作業をして体を動かしている。この数が月でソーシャルスキルが向上し、友情を育んでいる。 堂々と前を向いて歩いていこう!狭い地域なので、平日の日中に外を歩いていたらすぐに声をかけられ、どうして学校へ行かないのかを説明しないといけない。そ

子どもも自分も健康であるために

不登校生活も軌道に乗ってきた。オンライン教室に参加し、今ではオンライン・スクールにも参加している。何年もまじめに時間を守り学習してきた習慣を崩したくないと自分で時間割を作った。 学校へ行かなくなった時「学校へ行かない」と言った時から、子どもの気持ちは混乱していた。 一番正直な気持ちは、行かなくていいという嬉しさと悩まなくていいという安心感。これは、まるで夏休みに入ったかのような自由な気分で笑顔でいっぱいだった。 しかし、3日もすると、今度は罪悪感や劣等感が押し寄せてくる。

おうちで体験いろいろ

家でホームスクーリングがはじまり、どんな問いかけや、学ぶきっかけ作りが良いかな?と日々考えている。問題集はやっているけれど、学校より早く終わるので、空いている時間を自由に使うことができる。何をしていこうかと考えるとワクワクしてくる。 楽しめたことや、これからやりたいことを記事にして、 日々更新していこうと思う。 人との交流 子どもが一番楽しみにしているのは、オンライン教室。新しいデジタルスキルを教えてもらって、挑戦したり、企画を考えたりする。教室が終わった後もバーチャル空

勇気をくれた先生

不登校になってしまったけれど、今思い返すと学校生活の中で、たった1年間だけとても楽しい学校生活を過ごした。それは子どもの人生でとても大切な1年だった。改めて振り返ってみる。 #忘れられない先生 各学年の様子■1年  喜びいっぱいで、ランドセルを背負い、目を輝かせて希望に満ち溢れた笑顔で学校へ行っていた。学校では、きっちり物事を教えてくれる先生。早生まれで、まだできないことが多かったため、1人だけA4サイズに「できるようになること」を机に貼られた。いつでも前向きで、先生のこ

子どもの話を聞くことの大切さ

今までの不平等な遊びに付き合い、文句も言わずに強い子の意見を聞いてきた。学校を休みながら、なんとか気持ちを保ってきたけれど、とうとう表に出してしまった。そしていつもどおり怒られ、本当の問題は解決しない。 先生が見せかけの出来事ばかりを見て怒ると、隠れてやっていることが助長される。意地悪はやっても大丈夫だと思う。 見つからなければ、怒られない。恐ろしい世界。 恐ろしいクラス遊びほとんど休み時間がない学校生活を送っていた。 「プリントのなおしをやりなさい」 「書けていない人は

変化する勉強の環境

学校へ行かなくなると、何が変わるのか?を考えてみた。 まず購入したのが、バンカーズボックス。 必要のないものが山程あるから。 どれだけ変わるのかを書き出してみた。 プリント類子どもの机を見ると、 テスト、何かの学習でつかったプリント、連絡のプリント、 PTAのプリント、夏休みのプリント、自主学習の参考資料、 これらだけで、1学年ダンボール1箱になる。 その他、冷蔵庫の壁面を見ると、 学級の知らせ・保健室の知らせ・学校の知らせ・年間予定表・連絡網・各イベントの知らせ(日付順

新しい仲間を作る

小さい地域では、学校は1つでクラスも1つ。 保育園から高校まで、同じクラス。それに加えて少人数。 この世界で苦しくなると、子どもにとってはかなり絶望的。 そんな状況でも、子どもは自らオンラインに活路を見いだした。 オンライン教室で体験したことオンライン教室に参加して1年が経った。 初めは親が仕事をしている傍らで、参加していた。 それがいつの間にか、1人でも参加できるようになった。 そこでは、参加者が自由に使えるアプリで交流したり、 放課後や週末にスクールが管理しているサー