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おうちで体験いろいろ

家でホームスクーリングがはじまり、どんな問いかけや、学ぶきっかけ作りが良いかな?と日々考えている。問題集はやっているけれど、学校より早く終わるので、空いている時間を自由に使うことができる。何をしていこうかと考えるとワクワクしてくる。

楽しめたことや、これからやりたいことを記事にして、
日々更新していこうと思う。

人との交流

子どもが一番楽しみにしているのは、オンライン教室。新しいデジタルスキルを教えてもらって、挑戦したり、企画を考えたりする。教室が終わった後もバーチャル空間に集合し、自習しながら会話ができる。

教室の時間以外では、教室のSlackで作品を公開したり、相手のものを見て感想を書き込む。文章で会話したり、「今ひまだよ」という書き込みがあれば、バーチャル空間にアクセスし、アバターを通して会話ができる。
一緒にマイクラをやることもできて、すごく盛り上がる。

バーチャルな空間だけれど、意見を交換したり、一緒に笑ったり、相談したり、感想を言い合ったり、友達ができて、一緒に遊べる楽しさがここにある。空き時間に、Slackを見るのが楽しみな様子。

国語

■漫画を読む・アニメの小説を読む
目を休めたり、オンラインのPCから離れる時間を作ることにした。
子どもが好きなのは漫画。ドラえもんを何回も読む。他にもいろいろ漫画は置いてある。本棚には、子ども用の図鑑~漫画まで様々なジャンルから「興味がある」といったものを購入した。まだ読んでいない本が多い。年齢があがるたびに少しずつ入れ替えをしている。

主にやってみたいことの本。例えば、イラストの描き方、マイクラの攻略本、船の解体図が載っている本、宇宙の本、脱出ゲームの本、クイズの本などなど。好きなアニメの小説は読み聞かせをする時がある。子どもは内容を耳で聞いて想像する。実際のアニメより細かいディテールが書かれていて楽しいらしい。そして、物語の内容について会話をする。

■物語を可視化する
物語を読むと、頭の中でどうゆう状況か想像する。しかし、登場人物が多いと関係性も多様になってくる。その状況を整理するにに、マインドマップは有効。関係することを出していって、つないでいく作業をすると、全体でどんな展開になっていたのがわかる。読解の問題もすぐに解けるようになる。

■漢字は人に聞く・PCで手書き入力で検索
漢字は無理にやらない。勉強しないといけないイメージが強いから。今の世の中(子どもが大人になった時)は、辞書じゃないといけないことがない。子どもがPCで調べられる。何かを読みたくて、漢字を知りたいから聞いてくる。それに答える。高学年になると、1人でやりたいと言ってきた。PCの手書き入力で調べる方法を伝えた。

■新聞を読む練習をする

新聞の記事がワークシートになっている。サイトで登録をすると自由にダウンロードできる。記事の中で興味があるものを選び、最初は読み聞かせをした。問いが書かれているシートは、対話で答えを一緒に考える。書くことが苦手だったら、言った答えを書いてあげる。自由回答なので、正解がないところがいい。

■書き順サイトでGAME
学校から漢字をノートに書いてと言われたり、テストのプリントが渡される。一番テンションが低くなる瞬間。これを打破するために、書き順サイトを見て、どんな形でもいいから書いていく。書き順サイトの速さと同じ速さで書き終えるかGAME!学年の漢字一覧を用意して、勝ったほうが塗りつぶしてビンゴにしても面白い。

■自分のことをノートに書く

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「Write Your Own Book」は海外ではいろいろ出ている。
この本は、ハードカバーで色がカラフル。そして、中身が素晴らしい。
物語を書くことのハードルを下げるために、ある時代に自分がいたら?を想像しながら、海・恐竜・戦い・ジャングルなど多様なシールで想像を膨らませ、絵や文字で表現する。最後には、それらを1つのストーリーとしてつなげていくようになっている。

我が家では、自分という人を軸に、自分自身について書いてくことにしている。これにより、様々な角度から自分を見ることができる。今日の1ページは、ジャングルの中に何が見えるかのシーン。子どもは、その中に人間を描き、「これだけ人がいても、自然の中ではかけらでしかない」という文を添えた。それが子どもの自然を見る目。このように自分が書かないと知らない自分を知っていけたらいいと思った。

算数

■計算
問題集を好きな箇所からやる。知らない計算もネットで調べて解く。どうしてもわからないものは、質問がくるので教える。それまで待つ。1枚でも5問でもいいことにした。算数は答えは一つでも、考え方は多様で良いのだから、好きなように計算式にする。たとえ答えが間違っても、考えることができたなら、100点!ゴールは計算できることではなく、答えが何を指しているのかを考える力を得ること。

■日常生活と計算
分数や数の大きさは、どうやって使うのかを知るために、日常生活を舞台にリアルな使い方を想定する。これは、子どもが将来一人暮らしをする時に役に立つようにと思っている。割合は、日常的に使っている。根拠はないけれど「今日の雲量は65%だな」とか「今日は70%元気」、「このゲームは微妙、40点」など。

理科

■雲
今、子どもと私でブームなのは、「雲の勉強」。
「すごすぎる天気の図鑑」が手放せない。これは、本を2冊+Kindle版を購入した。異常気象が続き、子どもの中で「どうして雨ばかり?」「どうして雨が降らない?」「どうして台風が来ない?」など、気象に関しての疑問が増えたから。普段からひまわりの衛星写真や天気図、時にはWindyを見るのを習慣にし、外では雲を見て、雲量や雲の種類を見るのを試している。

本で紹介されている”お味噌汁で雲ができる””雲ができる時の動き”を観察したり、展望台まで散歩に行って雲の種類を見たり、想像したりする。関連するページを見ると、総ルビがふられていて、子どもが読むことができる。作者の工夫に感動する。気象の初心者でもわかりやすい。

■メダカの飼育
魚の飼育は、最低限水と餌があればできる。食卓にあんみつが入っていたプラスチックカップを使って深さ5cmくらいの水で飼育できる。餌は水質が悪くならないように1分で食べ切れる量をあげる。水が濁ったら、外にある水で入れ替える。成魚になったら、水草をいれてあげるくらい。水換えをするたびに、行動の特性を観察。餌を食べる時に体の観察ができる。

食卓に小さい容器があるだけで、外に行かなくても魚を身近に感じる。水槽にポンプを設置し、石を入れたり様々な水草や木を入れてレイアウトすることもできるけれど、世話の手間をシンプルにしたかった。

■風船
風船は本当に面白い。子どもは大好き。最初はふつうに膨らませて遊ぶ。これに缶のヘリウムガスを購入し、それで膨らますと、天井へむかって上がっていく。それにひもをつけて、小さいクリップをつける。そのクリップに身の回りにあるものをくっつける。重ければ下へ落ちるし、軽ければ上へ上がる。ちょうど良い重さになれば、静止する。この現象を楽しみながら、目に見えないエアコンの空気の流れや、ヘリウムって何?と元素を知っていく。

■ビー玉
ビー玉の登場回数は多い。物が転がる様子や、なぜ転がらないかの摩擦、転がる勢いと遠心力、落下スピードや、座布団に落ちた時の衝撃の吸収など。
ピタゴラスイッチのDVDは現在でも大好き。ダンボールを短冊状に切り、コの字に折り曲げて、壁にレールをつなげてはっていく。壁一面が遊ぶ場所になる。

社会


■Googleアースで世界旅行
Googleアースで世界中を見に行く。何か面白いものを発見したら、掘り下げて会話をしていく。できるだけ大画面で見ると、本当に楽しい。

■旅行計画手帳をつくる
将来参考にできるように、情報を整理してPowerPointでノートを作成する。
行きたい場所リストを作成、食べたいお店、体験したいことなど地図に印をつける。持ち物やチケットの手配など、旅をする計画を立ててみる。注目しているのは、お土産を買う時は産業・特産品、歩く想定では地形の高低差、服を準備する時はその土地の気温や湿度、緯度や経度も合わせて見ること。

https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/travelguide

■考える・話し合う・合意する・まとめる

オンラインスクールの仲間同士で助成金を獲得する挑戦に出た。初めてのことだったため、どのように進めるのか手探りが続いた。とてもわかり易いよと本を紹介した。大人向けの本だけれど、プレゼンをする上では欠かせない要素が紹介されている。読み聞かせをして、一緒に読んだ。

英語

Youtubeのアニメーション動画で英語のものを見て、一緒に英語の歌を楽しむ。今のお気に入りはこれ。体を動かしてリズムを取る。

時には、映画のようなアニメーションもあり、よく作られていて感動するものもある。マイクラの英語動画を見ても面白い。耳が英語に慣れるだけでいい。

単語は、低学年でフォニックスが役に立った。(3で卒業)自力で知らない単語を発音して、訂正があれば親が伝えた。そのうち、Scratchでプログラミングを始めて、単語を入力することが多くなり、今ではテクノロジア魔法学校でプログラミングをする時に単語を入力しながら覚えている。

Youtubeの絵本の読み聞かせを見て、日本語訳をせずに勝手に物語を想像してみる。

日本語訳がついているTED Edを見る。プレゼンテーションのアニメーションに目が釘付けになる。

「誰も答えを知らない疑問(フルバージョン)」

TED-Ed

Youtubeの絵本の読み聞かせを見て、日本語訳をせずに勝手に物語を想像してみる。楽

Spotifyで好きな音楽を探す。良いのがあれば紹介してもらい、一緒に聞いて感想を伝える。いろいろなジャンルを聞いて、テンポのものは体を使ってリズムをとるのもいい。ipadの音楽アプリで太鼓をたたくのも楽しい。

その他は、文科省の指導要領に記載されている指定の曲を検索して聞いたり、デジタルコンサートでオーケストラを聞いたりしている。

iPadでガレージバンドというアプリを使って、音を楽しんだり、最近は録音機能を使って適当に作った音をいろいろ重ねて遊んでいる。

フリーのBGMが紹介されているサイトをよく検索し、撮影した動画の雰囲気に合わせる曲を選んでいる。「夕暮れ」「お祭り」「星空」など探したい曲のイメージを言葉にして検索している。

図工

絵を描くことが好きならば、専用のペン立てを一緒に作る。好きなアニメのキャラがあれば、ライトがつくトレース台を使ってコピー用紙で写し取る。
液晶タブレットでイラストや、何かを描いてもいい。お気に入りがあれば、それをユニクロのUTでTシャツにして発注する。他にもプロダクトデザインしても面白い。

工作は、主にバルサ材を使用する。例えば、ペン立てを作る↓。

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他には、人形を掘る・飛行機を作る・ボートを作る・ルアーを作る・キーホルダーを作るなどなど。空想の世界や立体の世界を表現できる。カッターで切れる木だからとても扱いやすくて、居間でできる。接着は、木工用ボンドで大丈夫。着色したり、ラッカーを塗ることもできる。柔らかい木。

鉛筆で絵を書く時に使うと便利なのが、耐水紙。

好きなように書いた絵に、水彩色鉛筆で好きに色をつけて、
水でぬらしたティッシュや綿棒でこすっていく。
そこに窓を書いてもらって、カッターで切り、
牛乳パックを幅が同じ短冊に切り、
窓の形に折り曲げて、裏からセロテープで貼っていく。
最後にダンボールの平たい箱をつくり、絵を乗せて完成。
アドベントカレンダーが出来上がった。お菓子を入れて窓を閉じる。
水紙は、絵が描けて、色もぬれて、自由自在に加工もできる。

1年生の時の絵

小さい頃から使っているのは、ステッドラーの水彩色鉛筆。本格的な水彩画ではなく、幼児や小学生でよく出番のある色鉛筆。丸みを帯びた三角形をしているので、握りやすくて、描いていて柔らかい。そのままでもいいし、綿棒に水をつけてこすってもキレイ。

高学年になると、描き方に興味を持つようになった。動画をみながら、真似したり、自分なりの描き方をしている。

家庭科

■料理
一人暮らしをしても料理ができるように、作りたいものを一緒に作って練習している。1人でやりたい時はそばで見守る。チョコレートをカカオから作るキットも楽しかった。最低限身につけてほしいのは、炊飯(おにぎり)と具が沢山のお味噌汁。この2つは大切。出汁は、だしパックを使用。だしパックがない時は鰹節粉だけ。

■おやつ
いつもだったら、フルーツが置いてあったり、近所で買ったお菓子をストックしていて、学校から帰ってくると食べられるようにしていた。けれど、今は家の中にいるので、カロリーがオーバーしてしまう。もう少し、良い素材で塩分やカロリーが抑え気味なもので美味しいものはないかを探した。

「snaq me」というサブスクがあり、その人に合わせてお菓子を定期的に小分けして送ってくれるのを発見。さっそく注文した。小分けしているから食べすぎもなく、素材の美味しさや、多種多様のお菓子で楽しめる。原材料と旨味を知ろうと思う。

■家事
学校では係活動や掃除の時間があり習慣になっていたので、家でも何か好きな係を1つやることを提案したら、軽く「OK!」と返事が返ってきた。子どもが選んだのは、窓拭き。そのほかは、床が汚れていると掃除機をかけたりと、いろいろ挑戦している。親も一緒に掃除をして、きれいになったことを一緒に喜ぶ。段々家の中が綺麗になって整理されていく。心も明るくなる。

6ヶ月が経ち、今ではいろいろできるようになった。
(お風呂掃除・洗濯・衣類を干す・衣類をたたむ・ゴミ捨て・食事の配膳・食器洗い・窓拭き)

■裁縫
衣類の引き出しを一緒に整理し、着られない衣類を出す。中からTシャツを選び、雑巾・食器洗い用ボンボン・下着・ショートパンツ・足マット・スリッパを作れることを体験する。ハロウィンの衣装作りも子どもにヒットした。

ミシンに興味をもった時は、ミシンの歴史を一緒に調べた。子どもは「学校で一番大事な勉強は家庭科だと思う」と言っていた。それは、生きていくために、生活していくために絶対に知らないといけないからだそう。

そして、「なんでも買わないといけないのかな?」「お金がなかったら、生きていけないのかな?」というので、現代のように物に囲まれる前は手仕事で作り上げてきたんだよと衣食住の歴史を伝えた。そして、都市部では自給自足をするというのは難しいけれど、こんな素敵な暮らし方があるんだよと、つばた英子さんの本を一緒に読んだ。

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番外編

校外学習

学校へ行かないことで、一番大きいのは校外学習の機会がなくなること。子どもは、もう参加したくないと言っているけれど、家族となら旅行してもいいということなので、各学年の行事と、それに似た体験ができるかを考えてみた。

■大自然に行くと体験できるもの
ー遠足(1-6年)
ー林間学校(5/6年)

・固形燃料で料理
まず地域の自然へ歩いていき、デイキャンプした。固形燃料1個を使うと、その熱量でどんなことができるのかを体験した。1個で15分燃焼し炊飯できる。その他1個でお湯をわかすことができる。その熱量を知れば、小枝の薪でどれだけの火を起こせばいいかがわかる。燃えやすい木や着火しにくい木を知っていく。

・寝泊まりの温度管理
その他、軽自動車を使って、車内の環境でいかに冷気を遮断し体を保温するかを、寝袋や銀マットを使って工夫して一夜を過ごす。災害時にも対応できるスキルを身につけることがねらい。

・身支度のスキル
中学年から高学年では、宿泊して寝泊まりすることはできる。しかし、準備や身支度はまだ練習が必要なので、親子で国立自然の家へ宿泊する旅を計画してみようと考えている。

https://tama-sizen.com/

・自然体験
現地のサービスを利用しても良いし、自然学校のイベントに参加してもいい。ゆっくりしたい時は、家族でゆっくり散歩する。冬場は、スノーシューを持参し、近場でアニマルトラッキングをする。

■都市へ旅行すると体験できるもの
ー資料館・博物館(1-3年)
ー歴史探訪(6年)
ー社会科見学(3-6年)
ー職業体験(4/5年)
ーオーケストラ・芸術鑑賞(6年)

子ども自身で旅行を計画し、その場所の歴史的背景を事前に調べ、資料を作成して印刷する。音楽や芸術鑑賞は、親が予め決めて一緒に楽しめたらと考えている。

https://isahaya.niye.go.jp/facility/life/

■イベントに参加すると体験できるもの
ー清掃活動(5/6年)

海がどうなるのか、背景になる現象を知るところから始まり、社会的な課題は何かを知った上で、現地の清掃活動に参加しにいく。場所の選定は、子どもと一緒にHPで調べる。ビーチクリーンを予定。

JEANの漂流物から学ぼう「海辺のカルテ」という教材は、ワークシートと指導書がついている。沢山のアクティビティで楽しく学ぶことができる。

http://www.jean.jp/material/#issue01

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やったことや、やりたいたいことを書いたけれど、
それが全てできるわけではない。子どもが希望すればできるよというスタンスで、声かけはするけれど、自発的にやりたいとを言うまで待っていようと思う。