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新しい仲間を作る

小さい地域では、学校は1つでクラスも1つ。
保育園から高校まで、同じクラス。それに加えて少人数。
この世界で苦しくなると、子どもにとってはかなり絶望的。
そんな状況でも、子どもは自らオンラインに活路を見いだした。

オンライン教室で体験したこと

オンライン教室に参加して1年が経った。
初めは親が仕事をしている傍らで、参加していた。
それがいつの間にか、1人でも参加できるようになった。

そこでは、参加者が自由に使えるアプリで交流したり、
放課後や週末にスクールが管理しているサーバーで会う約束をして、
時間になるとアクセスし、一緒に遊ぶようになった。

その遊び場は覗いているわけではないけれど、
仕事をしているので、楽しい笑い声や、驚いて叫ぶ声が聞こえる。
時には、相談したり、励まし合ったり、助け合ったりしている。
リアルの世界では見せないやさしさがそこにはあった。

その中で仲の良いメンバーもできて、2人でお話をしたりしている。
自分で好きな音楽を紹介したり、動画を紹介したり。
不思議と信頼関係が生まれているように思えた。

オンライン・スクールのプレオープン

初めて参加するスクール。新しい仲間とオンライン上で会う。
リアル世界だったら、クラス替えで新しいクラスに入った初日。

自己紹介をして、
オンラインでどんな遊びが好きなのか
遊びの中で何をするのが好きなのか
どんな工夫をしてきたのか
をお互いに紹介し合う。

それは、スイッチだったり、マイクラだったり、Youtubeだったり
プログラミングだったり、何かのコードの使い方だったり・・・

意見を言って、それに感想を言う
やってほしくないことを言い、該当者は悪かったと言う。
自分が感じたことを言い、ここを変えようと提案する。

そんな会話を重ねながら、どんどんお互いの特性を知っていく。
それを、固定概念なしにどんどん受け入れていく。
これが多様性というんだなというくらい、いろんな人がいる。
そのいろんな人が、正直に自由にいられる世界がここにある。
これが新しい時代の、新しい世界なんだなと感じた。

オンラインで作られる絆

リアル世界に、これだけ短時間で中身のある会話ができるだろうか?
正直に普段悩んでいることも、言い合える。
それは、学校へ行かない選択をした人同士の絆に感じた。
初めて会ったのに、

「どうして自分の価値観を理解してもらえないのか」
「ぼくもそうゆう時あるよ」
「時間が経つと、作ったものを他の人が使い、存在がなくなる」
「わかるわかる」と
本音を話し合っていた。

本当のやさしさに触れてほしい

学校へはもう行けないかもしれない。
「○○できません」「持ち物忘れました」「支援」など
毎回言葉を聞きながら、欠陥のように扱われ評価される。
そんな固定的なイメージをつけられる世界では
自己肯定感が低くなるばかり。
「○○がこんなことをしていました」と子どもが告げ口したり、
「内緒でやっちゃおう」と物を壊したり、
「○○はさそうのやめよう」と仲間はずれにしたり、
そんな世界で心は育たない。育っても将来役に立たない。

これから新しい世界で1人で歩いていく子どもへ
人間関係を作っていく上で、正しいあり方を知ってほしいと
昨日は夜中に本を1冊作った。

題名は「世の中の真実」。その本の目次は、
・今の気分に注目する
・自分を知ることを始めよう
・自分が今ポジティブかを知る方法
・本当の仲間というのは
・断ることの大切さ
・1人でも大丈夫な世界
・自分が困った時に必要な考え方
・ストレスの解消法
・友達が困っていたらできること
・どんな大人になりたいか
・母から伝えたいこと

友達と新しい関係をどんどん作っていく子どもに
ぶつかりあいが起きたときに
どのように考えたらいいのかを知ってほしいと思った。

あとは、子どもを信じて、近くにいるけれど
本人のやりたいことを、やりたいようにできるように
干渉しない存在になろうと思う。
そして、聞いてほしいことがあったら言えるような関係でいる。

出だしは好調!あとは、親が学校との話し合いを頑張るのみ。