HSP自己テスト ㉑ 「動揺するような状況を避ける」
みなさん、こんばんは。綺羅です。
今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
昨日の記事で、主に女性のクリエイターさんから、多くのコメントをいただけて、大変嬉しく思いました。
あのような形でも発信できたのは、周囲のクリエイターさんが、ご自身の考えを自由に発信され、考え続ける姿勢を見せてくださっているからに他なりません。
私ももっと自由に、楽しく、でも信念を持って発信していきたいです。
先週は、急遽休んでしまいましたが、土曜のなじみの
エレイン・アーロン博士著「ささいなことにもすぐ『動揺』してしまうあなたへ。」のチェック項目を基準にした、実体験について
の日です。
この連載は、あくまで、私個人の経験と感覚に基づいて記事にしています。
「ここで知って、終わり」ではなく、他の方の経験や、HSP関連本をご覧いただき、多角的な面から見ていただけると嬉しく思います。
では、本日も参ります。
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はじめに
最初にお断りさせていただきます。
この記事に書く、敏感さ、思考・考え方、感じる事は、すべて、一個人の感覚、体験や価値観、考え方に基づいています。
なので「ある人間の敏感さ」について「参考」として、ご覧ください。
また、各項目によって、「感じ方や刺激の察知度合いは、人それぞれ」という前提で、話を進めていきますので、
「こういう状態でないと、この項目には当てはまらないんじゃないか?」
「ちょっと気になるくらいなのに、この項目に当てはまると言っていいのか?」
「自分に、特定のレッテルを貼るみたいで、嫌だ。」
と、感じられる方や、持論を変えたくない方もいらっしゃるかと思います。
ですが、ここでの主張は変えませんので、閲覧の際は、「ご自身の判断」において、よろしくお願いいたします。
ある人が「悩んでいる、困っている」と感じている「敏感さ」が、テスト「項目」に、あてはまるか、あてはまらないかを、判断するための記事ではありません。
「判断基準」として「HSP自己テスト」をお知りになりたい場合は、申し訳ないですが、他のクリエイター様でお探しください。
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動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
個人的にですが、HSPの人が求める「こころの平穏」の一つに、
「動揺しない状況で過ごす・過ごしたい」
と、考えていらっしゃる方は、多いと思っています。
通勤・通学で、非HSPさんでも「動揺する状況」にならないために、早めに行動される方は多いのではないでしょうか。
例えば、
・大雪による、交通網の乱れ
・電車の運転管理システムのダウンによる、遅延や本数を減らしての運行
・交通事故による、いつも使っている生活道路が使用不可になったこと
・急な断水による、飲み水不足
・相手のスケジュール管理不足による、旅行当日のドタキャン
・予算不足による、業務の二度手間
etc・・・
が、あります。
ここで注目したいのは、太字部分「~による」という部分です。
この太字は、自然や第三者、もしくは相手という、
自分自身ではコントロール出来ない「相手」が起こす可能性がある出来事
に対して、HSPの人は、そのことに備えて日々行動されている人が多いということです。
大雪は、自分の強い願いで「降るな!」と願掛けをしたとしても、人間にできることは好天候を祈ることであったり、悪天候を鎮める儀式であったりで、実際に雪を降らすのは雲であり、天気です。
システムダウンや断水も、人為的な操作ミス等除くと、機械の誤作動や老朽化も考えられること、そのシステムを管理する会社や、ライフラインを維持する行政の管理問題でもあるため、暗に、ある一人の人間に対して「あなたの仕業だろう?!」とは言えないでしょう。
交通事故も、自分が交通事故の当事者であったり、引き起こした側の人間でもない限り、「あなたが原因になって引き起こされた事故だ!」と、事故自体に全く関係のない誰かに、言われる筋合いはありません。
直接、自分に関係のない出来事であったとしても、それはHSPの人にとっては、十分に「動揺する状況」であり、
これら状況から引き起こされるであろう、よくないと思われる可能性を潰していくことに、躍起になる傾向もあります。
「動揺する状況」が、いつ、自分にとっての悪条件、分が悪い状態になるのかが分かりません。
「そんなこと心配してないで、その状況を楽しめばいいじゃん!学べばいいんだよ!」と言われる人もいらっしゃいますが、みんながみんな、不安を抱えてでも楽しめるかといえば、そうではありません。
楽しめる人、楽しまない人、さまざまいる中で、個人は自分が少しでも楽に、無理をしないで、その出来事に立ち向かえる姿勢でいるだけです。
それで考えると、HSPの人は、「動揺する状況」を楽しむのではなく、
「動揺する状況」を、いろいろな角度で回避出来る方法を最優先に考え、「自分のこころの安寧」に尽力したいと考えます。
HSPにとっての最優先事項は「動揺のない状況」です。
ともすれば、その状況を回避したり、防いだりするのは、普通のことであり、「積極的に、物事を受け入れ、まなぶこと」と同様に、
「積極的に、自分のこころを守り、回避すること」も、物事に向かって行く際には、大事な姿勢
だと思います。
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実生活から、考えてみる
私は、大学時代、電車とバスの乗り換えで、大学へ向かっていたのですが、その時の最優先事項に
「交通機関の乱れによる、遅刻」だけは、断じて避けたい
と、思っていました。
私自身は、元々、自分が理由もなく遅刻したり、相手の気分による遅刻に、こころよく思っていないのですが、大学の教授にも、似た考えの先生がいらっしゃいました。
その先生がおっしゃっていたことが、
「最悪の事態を想定して、行動してください。どんなに自分には正当な理由があっても、相手が出した条件を満たすことができなければ、認められないことが、社会にはあるんです。」
という言葉は、今でも、私の中で生き続けることばです。
私の下宿先から大学まで、40分かかり、1限目が朝9時から始まります。
その先生の講義が、1限目だったので、
・電車が「運転見合わせ」や「人身事故」かもしれない可能性や、
・長蛇の列で、バスに乗れない可能性
・バスが使えず、やむなくタクシーを使わなければならなくなった場合
を考慮すると、当時、最優先にしたことは、
「必ず8時には、下宿先を出発している状態を作る」
ようにしました。
電車・バスの遅延は、スマホで確認できましたし、その時に確認できなくとも、駅の電光掲示板の案内や情報を見ていると、あとどのくらいで電車が来るとか、次のバスは何分後に来るかとかが、情報を流してくださいます。
それでも間に合わないとなれば、タクシーを使ったこともありました。
どんなに交通機関が乱れていても、授業に間に合うように、行く人は行きますし、走る人は走ります。
授業を受けられるか、受けられないかは、最終的には、先生が判断するところになっていたのですが、出来るだけ遅刻せずに行こうとした自分の頑張りは、自分が一番よく知っています。
私も2度ほど、自分ではどうにもならない理由で、遅刻したことがあったのですが、その時に限って、先生ご自身が遅れて来られたので、「あなたは遅刻をしたのだから、授業を受けなくてもよい!」とは、言われませんでした。
この時に、自分の力ではどうにもできないことがあっても、
「その時点でできる、最善の方法」は常に探し実行しようという姿勢
は、身に付いたと思います。
「いや、そこまでする?考えすぎだよ、世界はもっと優しいって。」と、言ってくださる方もいらっしゃると思います。
そうしたお心遣いに、多くのHSPの人は救われていますし、私もそんな優しい言葉をかけられて、嬉しくないはずがありません。
その嬉しさと同様に、
「自分が動揺しない、平和で穏やかな状況を創る」ことも、HSPさんが穏やかに平和に暮らしたいと考える上では、大切なことです。
動揺しない環境で、生活できるのが一番なのかもしれないですが、人間を生きる限り「動揺しない状況」なんてないと思っていますので、少しずつでも、
自分で自分を、落ち着かせることができるようになるのがいい
と、考えています。
ただし、私は「自分が最善を尽くすこと=自分を追い込むことになる」と分かった時は、
潔く手放し、次を探す
ことを、意識的に心がけ、実行しています。
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最優先に考えること
「HSP」という気質の共通点を持っていたとしても、人によって、何を最優先に置くかで、行動が全然違ってきます。
ですが、個人の実感としては、多くのHSPの人が、
「こころ穏やかに、平和に日々を過ごしたい」と考えていらっしゃる人が多く、
その状況が、脅かされそうな要素があれば、
自分が対処出来るうちに、平和を脅かす可能性のある出来事を対処・回避しておきたいと考えている
のではないかなと、思います。
時と場合によっては、自分を大切にするために「現状維持を脱却する」という、思いきった行動が必要になってくる場面がありますが、普段の生活から「動揺」が常態化していると、
HSPの人の毎日は、常に心身をすり減らして生活していることになります。
そんな状況では、とても次のステップにつなげる行動を、考える余裕はできませんし、その行動につなげるまでに、「自分自身を維持していくこと」に精一杯になってしまって、そうした部分で、体力や精神力が使い果たされてしまいます。
個人的な所感で、
「動揺する状況を避けることができ、その上で、自分の持つ能力や魅力が磨ける環境が実現できること」が、HSPの人が”理想”と考える状況の一場面ではないだろうか
と、考えています。
安全・安心な場面や空間で自由に創造できることは、HSPの人の能力を大いに発揮できますし、もっと言えば、HSPの人だけではなく、
多くの人にとっても、自分の意見や表現を発信しやすいようになるのではないかと、思うのです。
「動揺する状況」に立ち向かい克服することが、いまだに理想の社会人であったり、大人であったりと、位置づけられていることがありますが、
今の自分では、状況が悪いことが目に見えている状況で、潔く退く姿を見せることができるのも、次の世代の子たちに伝えるべき姿の一つではないか
と、考えます。
自分の「最優先」を守り、今日も風に乗って、自分が生きていきたい世界をめざして生きていきたいですね。
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トップ画像は あつかまくん/ゆみかまこ様 からお借りしました!
ありがとうございました!
みなさんからのスキに、いつも励まされ、勇気をいただいています。
この記事にお時間をいただき、ありがとうございました!
それでは、今日はここまでです。
みなさん、いい一日をお過ごしください。
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