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2019年12月の記事一覧
人のターニングポイントを笑うな
『旅で人生が変わった』と言うと、小馬鹿にするように鼻で笑われる風潮がある、ように思う。
特に学生時代にちょっと変わった国に旅をして価値観が変わったという体験談は、ありふれすぎていて『そういう人』扱いをされたりもする。
また海外移住をして現地で感じた日本との違いを発信すると、『外国かぶれ』のように言われることもある。
もちろん型にはまったような話にうんざりしたり、簡単に影響を受けるミーハーさに
今月の #あさみのまなび ベストセレクション
今月もSlackコミュニティ内でのつぶやきを一部抜粋してご紹介します。
ちょうど先週からスコットランドに来ていることもあり、一部視野をワールドワイドに拡張してお届けしています(?)
「正当化」をしない訓練
金沢で鈴木大拙美術館に行ったのをきっかけに、以前買って積読にしていた『禅と日本文化』を読み始めた。
禅の世界では、頭で考える『分別』に至る前の無分別な状態から生まれる真理を重視する。
それは西田畿太郎のいうところの『直観』にも近いものだと思う。
理屈をつけて言語化しなくても、私たちは自然に『わかる』ときがある。
岡潔はその状態を『しみじみと懐かしい気持ちがするもの』と表現していた。
こう
めざすべき豊かさの方向性
今回の訪英で私が一番考えたテーマは、『国が豊かになるとは本質的にどういうことなのか』だった。
ことの発端は、折しも私たちが渡航するタイミングでイギリスの政治体制が大きく変わろうとしているニュースが飛び込んできたことだった。
コミュニティの宗教性
『コミュニティ』を議論するとき、メタファーとして宗教が使われることが多い。
その傾向はブランディングの世界にもおよび、フィットネスサービスのPerotonは明確に『宗教をリプレイスする』と打ち出している。
宗教、それ自体は人間が本能的に求める救いや祈りをそれぞれの文化で具現化した存在だ。人が人である限り、その必要性がなくなることはないだろう。
ただ、最近仏教や神道について私なりに学んできて思う
「やりたいこと」に殺されない
ストイックなことが好きな性分なので、1日のチェックリストを作って寝る前に振り返る、というルーティーンを昨年から生活に取り入れていた。
寝る前に今日の進捗を振り返りつつ、その日の感想をひとことつけたメモは日記がわりにもなるしとても重宝していたのだけど、あるときあえてその習慣をやめることにした。
今の寝る前のルーティーンでは、自分にたったひとつの質問だけを投げかけるようにしている。
プラットフォーム化していくブランドたち
日頃小売関連のニュースを追う中で、ふと『これから生まれるプラットフォームは、もしかするとはじめからプラットフォームを目指していた企業ではなくなるかもしれない』と思った。
特に最近のブランドの動向を追っていると、その思いつきが徐々に確信へと変わっていくのを感じる。
なぜ怒りによって人の行動を変えようとしてはいけないのか
はじめに断っておくと、私は『怒り』そのものは必要な感情だと思っている。
それは友人でもあるゆうすけ先生の影響も大きい。
怒りは自然な感情であり、それが古来から私たちの身を守ってきた。
さらに怒りのパワーが革命に昇華され、社会構造を大きく変えてきたことは周知の事実だ。
一方で、私は怒りによって人の行動をコントロールすることへの危険性も感じている。
それは道徳的な側面からばかりではなく、実利として