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餃子の焼ける匂いは私の腹を空かし、心を温かく満たしていった
大人一人前のラーメンを完食出来るようになった年齢を、あなたは覚えているだろうか。
お店によってまちまちだと思うが、大人一人前の量と言ったら結構なボリューム。小食の女性だったら、未だに完食出来ないわ――なんて人も中にはいるのかもしれない。
小さい頃からラーメンが大好きで、最後の晩餐に何を食べたいかと問われたら必ずラーメンと答えている私。
そんな私が大人一人前のラーメンを綺麗に完食したのは齢4つの頃で
深夜の書き散らし【2024年5月25日】
今年は珍しく、母の命日近辺を調子よく過ごした。
過ごした――と思ったら、今になって反動が来たのか。ここ数日、すこぶる調子が悪い。
なにが駄目だか分からないけれど、「なんか駄目だなー」と思わず口を突いて出てしまう。
不安になることなどそんなにないはずなのに、一日中言いようのない焦燥感に襲われている。
こんなの、パワハラクソ上司の顔色を毎日窺いながら、死にゆく母の姿に怯えながら、下を向いて生活してい
夕刻の書き散らし【2024年4月25日】
「言語偏差値」なる言葉がこの世に存在するかどうかは知らない。
ただ、自分の考えや思いを言語化して他者へ伝える能力を言語偏差値と定義するなら、恐らく私はその偏差値が低いに違いない。
小説や映画、ドラマなんかの感想を求められた時、咄嗟に口を突いて出る言葉は「なんか凄い」とか「滅茶苦茶面白い」とか短絡的な感想。
「この作品はこういうところがこうで、あの部分がどうだからこういう解釈ができる」などと論理立て
深夜の書き散らし【2024年4月16日】
10年前、私は何をしていただろう。
2014年と言えば、社会人5年目。仕事で海外へ行く事になって、てんやわんやの大忙しの年度を迎えた頃だったかもしれない。
その頃の私は結婚も出産もまるで眼中になく、趣味の演劇鑑賞に没頭し、溜まっていくチケットの半券を半ばトロフィーのように部屋へ飾っていた。
去年より今年、今年より来年の鑑賞回数が増える事を目標に仕事を頑張っていた頃だ。
10年後もきっと今と同じよう
好きの棚卸し その1
『その1』と銘打ってはみたものの、果たしてこれはそんなにたくさん続くのだろうか。
そんな疑問を頭の片隅に抱きながらタイプを始めたのは、今日も今日とて担当者から駄目出しを食らったから。
まるっきりのボツというわけではない。だけど恋愛要素が少ないので、もう少し見せ方を工夫しましょう。
担当者から指摘された事由をざっくり言うと、そんな感じ。
小心者の私は分かりましたーと明るく返事をして広げた風呂敷を畳む