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好きの棚卸し その1

『その1』と銘打ってはみたものの、果たしてこれはそんなにたくさん続くのだろうか。
そんな疑問を頭の片隅に抱きながらタイプを始めたのは、今日も今日とて担当者から駄目出しを食らったから。
まるっきりのボツというわけではない。だけど恋愛要素が少ないので、もう少し見せ方を工夫しましょう。
担当者から指摘された事由をざっくり言うと、そんな感じ。
小心者の私は分かりましたーと明るく返事をして広げた風呂敷を畳む。
そして頭を悩ませるのだ。恋愛ってなんだっけ――と。
何せ意識しないと、探偵ものや犯罪ものの作品にばかり手を出してしまう人間だ。
「あんな感じの恋愛にすればいいのね」となるはずの”あんな”の部分が出てこない。
なのでここは一度、自分の頭を整理するためにも好きだった恋愛ものの作品を書き出して、自分が今後進みたい方向性を決めてみることにした。
誰かに見て貰うためというよりも、本当だったら自分のメモ帳にでも書くべきことをついでなのでインターネットという情報の海に流しておこうと思っただけ。
書き散らしである点については悪しからずご容赦を。

・乱と灰色の世界/入江亜季
目が溶けるんじゃないかと錯覚するほど泣いた漫画。
私は断然おーちゃん派。でも結婚するなら日比がいいよね、分かる。
多分、乱は永遠におーちゃんを心の片隅で愛し続けるんだけど、日比はそんな乱をまるっと受け止めて愛して生きていくんだろうな。
・義経鬼/碧也ぴんく
義経✕碧也先生という、私が好きなものが揃いまくった漫画。
恋愛どころか人の心すら理解していないであろう主人公が、別離を通して愛について知る課程が心にぐっと来た。
・高慢と偏見/ジェイン・オースティン
私を喧嘩ップルの沼に落とした小説。
ああ言えばこう言うなエリザベスだけど、温室でぬくぬくと育ってきた超お坊ちゃまのダーシー様にはそれが新鮮で、反目し合っていたはずの二人が徐々に引かれ合っていく。
100年以上経っても愛され続ける作品なのは、二人の心の機微が現代の人間から見ても共感できるものだからだろう。

今日はここまで。
以下、今後用のメモ。
・神風怪盗ジャンヌ/種村有菜
・リョウ/上田倫子
・月のしっぽ/上田倫子
・御手洗家、炎上する(ドラマ版)
・毒姫・毒姫の棺/三原ミツカズ
・欲鬼/色原みたび

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