小説? モカとベトナムなコーヒータイム
この作品は、『小説? ベトナムとモカなコーヒータイム』と対になっています。
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「君と幸せを作りたいんだ」
あたしのプロポーズの言葉はこれだった。
「いいね」
君はふにゃっとやわらかく笑ってくれた。
すべては順調だったの。
展示会のための残業も、チーフへのお祝いも、常務からのお願いも。
すべてが上手くいくはずもないのだけれど。悪戦苦闘しながら、一通りのレベルはこなしてきたし。
毎晩の晩酌ときつめの煙草だってあたしが稼いだお金なん