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冬至の夜に触れた、アコースティックの響き


12/22の日記。「悲しい昨日が 涙の向こうで いつか微笑みに変わったら」と、天使のような白い衣装を纏ったsalyuが、彼女の代表曲でもある『to U』を目の前で歌う。美しいピアノの旋律を奏でているのは、大好きなharuka nakamura。暗闇に光が灯るなか、暖かくて優しいメロディーが空間いっぱいに響き渡る。以前からずっと二人の音楽が大好きすぎる私は、この恵比寿 The Garden Hallでライブに参加しているなんて。。。2021年、ひたすら走り切ったご褒美でしかなかった。MCで話していたことなのだが、1年前にひょんなことから2人が出会い、今回初めてのコラボレーションライブとのこと。私の中で、この夢のようなコラボを実施するという衝撃的なニュースを数ヶ月前にインスタで知ったとき、迷わず秒でライブチケットを購入したことを覚えている。「贅沢すぎる組み合わせでしかないやん。。!?」と、ぎこちない関西弁が思わず漏れたほどだった。


「どうして私たちはライブ会場へ足を運ぶのだろう?」と、以前から少し考えることがあった。音楽を聴くことだけなら、YoutubeやSpotify、Apple Musicといった音楽配信サービスを利用するだけで事足りる。「それなのに、なぜ?」。今回、かなり久しぶりにライブを観に行って改めて感じたこと。それは、同じ時を生きている中で、作品が織りなす世界観を、同じ空間で一緒に味わうためなのではないかと思った。デジタル音源は、どこか綺麗に整いすぎているところがあるけれども、ライブは歌い手・演奏者の “生命 “を感じずにはいられない。シンガーの息づかい、心が通い合っているコーラスの重なり具合、思わず体がリズムに乗って、演奏者の奏でる音の強弱が情熱的に踊る。。。といった具合に。音楽も含めた芸術に感動するのは、機械ではなく、人が誰かを想って創ったものだからなのかな。


さらに、ライブでは音楽だけではなく、舞台装飾・衣装・照明といった空間演出も一緒に味わえるところが大きい。例えば今回のライブでは、暗闇に浮かぶ一等星が照らす中、天の声を感じさせるようなsalyuの優しい問いかけの朗読からスタート、そのまま歌に繋がっていくストーリー展開。天井には、帆船のような大きな布が幾つもあって、曲によって光や色彩模様が移ろいでゆくという世界観の演出があった。これらは画面越しでは絶対に体感することができないもので、ライブに参加することで初めて、作品の「奥行き」や「拡がり」を私たちに見せてくれる。

話は変わるけれども、最後に少し感動したことをシェア。ホットミルクを飲んでいるかのような温かい気持ちでライブを満喫した後、ツイ廃の私はこのライブの感想をすぐツイートした。驚くべきことに、そのツイートに対してharuka nakamuraさんが”いいね”をしてくださったのだ。終演後から、そこまで時間が経っていなかったから驚きで。2時間近くもの間、フルパワーで来場者を楽しませて、絶対にお疲れもあるはずなのに。。一人一人にありがとうの気持ちを贈るかのような姿勢が、とても素晴らしいなと感じたのだ。


冬至の夜に得た気づきや学び。ゆっくり咀嚼しながら、私も誰かの心を感動させることができるような作品創り、そして個展開催に活かしていきたいな。




プリちゃん
「今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。何か響くものがありましたら、コメントとっても嬉しいです! 明日も書きますね。どんな毎日も、宝物になる日記。」





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