治ったと何万回と思ったのに

何万回はあまりにも誇張しすぎたけど、現在、一応双極性障害Ⅱ型と診断されている私は、気分が良くなるたびにすぐ「治った」「もう薬なんか飲みたくない」「精神科への通院を止めよう」と思ってしまう。

これが軽躁状態なのか、気分障害特有のコントロール不可の気分の波なのかよくわからないけど、精神科に通い始めてから、私は何度も治ったと思う瞬間がある。

例えば絶賛今。昨日にオンライン留学が半確定して、テンションアゲアゲの、お風呂なんか洗っちゃって浴槽にゆっくり使って、取りたい授業を選んで、今日朝起きて二度寝せず活動を始められて、留学できるかもしれないので英語学習意欲が再熱して、英語のポッドキャストを聞きながら、久しぶりに英語のチャットサービスなんかに再ログインなんかしちゃって、英語の単語帳を引っ張り出してきて、るんるんのるんるんである。なんなら、昼間からnoteなんて書いちゃったりしている。

日本のゼミを受けて卒論執筆しながら、ベルギーの授業も受けることになるので、加えてサマータイムで時差が7時間あるので、バイトも続けるととなると、かなり大忙しになる。

今まで睡眠時間12時間以上でここずっと来ている私にとって、急に生活が急変するのと、ラツーダが服薬されているので通院が2週間なのだが、もうそんなスパンでいっている暇はないし、元気なのでいちいち話すこともない。行ったところで。

そんな気分である。なんなら、薬の飲み始めは、何十時間寝ても眠たかったのが薬のおかげで少しマシになったように感じて効果を実感していたが、ここ最近は元気なのに睡眠時間は減らないので、寝つきをよくするレキソタンのせいではないかとまで思ってくるようになった。どっちにしろ、レキソタンは依存性があるので、もう1カ月以上も服薬を続けているので、そろそろやめたいところである。やめたらもっと日中活動できるかもしれないし、うつがましになったので2週間通院の原因となっているラツーダもやめたい。

ここで減薬していって、うつ状態が再発すれば、また寝ても寝ても眠ければ、薬を飲み続けることに納得できるが、絶賛今の私は、元気になりつつあるので、もう自分で自分の生活を良くしていける気がする。そんな気分なのだ。たった今は。

でも知っている。こんなに治ったと思うのに、留学が決まってこんなにうれしいのに、でも、急にやってくるのだ。自分の気分とは関係なく、治ったと何万回と思っても、状況に反して、沈みや自傷の衝動がやってくるのだ。今ものすごくよくわからない不安に駆られてものすごく切りたい。この文章を勢いで打っているので今のところ耐えてるが。

おそらく、元気になって、卒論執筆始めよう、英語の勉強しよう、向こうの大学の課題もあるなと、やることが山積みになり始めたのと同時に、自分のやる気も伴って、じゃあ、今日みたいに朝から起きて昼からしっかり活動しようと心に決め、一日のスケジュール立てをしよう、実際にやることやってみようとした瞬間に、びっくりするくらい一日が長いことにどうやって生きたらいいのかわからなくなったのだと思う。起きていたらこんなに長い一日をどうやって何日続くかわからないこれからをすごしていけばいいのだろうと。

知っている。双極性障害はもっと長いスパンで見ていかないといけないし、状況が好転したところで、少々ストレスは減っても、脳の病気でもあるので、簡単に身体ともに平常常態に戻るわけではない。自傷だって一年切ってきたのだから、中学生の頃も切っていたみたいに自傷癖があるのだから、数日間切らなかっただけで、もう一生切らないで済むわけではない。

そろそろ文章を締めくくりたいが、勢いに任せて書いている今、自分の中の魔物がまたやってきた。わからないけど、たぶん、これを投稿した後私は、切っている、太ももを。いつになったらやめられるのだろうか。

私なんぞにご支援いただける方がこの地球上におりましたら、もう控えめに言ってあげみざわエクスプローションします。