私の回りにあるもの
このマンションに引越して来て15年近く、以前よりコンパクトになって掃除は楽になったが、自宅で仕事をする家族も増えて、室内は毎日しっちゃかめっちゃか。それぞれにモノは増え、脱いだ服は椅子にかかり、読みかけの本たちのちょっと置きがやたらとある。子供もペットもいないのに、なかなか片付かない。誰も来ないことを良いことに、この状況に全員が麻痺している。私だけが「捨てますよ」「片付けよう」年がら年中、小言を言い続ける。この家族の中でモノを捨てられるのは私だけで、モノが無くなった時の犯人はいつも決まって私。「ねぇ捨てた?捨てたでしょう?」全く失礼な話だ。
外国暮らしのチマチマしたグッズやらは全部まとめてクローゼットの中の開かずの箱に仕舞われていて、ちょっとやそっとお見せすることは出来ませんが、今、私の見える場所にある、気に入ってたり、集めたわけでもないけど捨てなかったモノやら、ゴチャゴチャした生活のままの我が家のグッズをよかったらお見せします。
☆ 猿の土鈴
どこで買ったか覚えてないが、地方で家族に申年がいるので多分購入。小猿の顔が愛おしい。
☆ 謎のフィギュア(景品?)
この手のわけわからん名もないフィギュア、夫が絶対捨てない。うっかり転がっていても気づかない癖に「気に入ってるから絶対捨てないでよ」と再三言って来る。
☆ 本棚に色々
左 ニトリの赤い時計
中 豆本(貰った)
右 東君平の陶器の貯金箱(夫の)
◎ 東君平
イラストレーターで絵本作家。
医師だった父が幼い頃に死に、大変苦労しながら仕事で成功するも、肺炎で48歳死去。軽井沢に個人の童話館がある。
下のマグカップは童話館の売店で購入して使っていましたが、十年以上前に、持ち手が壊れてしまい、今はもうありません。ただ懐かしい。
☆ 居間入口 スイッチ下
夫の描いた絵やら川崎の岡本太郎美術館で購入した黄色い手やら(ミニ蛙もon)バリ島の釣りする猫。この辺りはスマホ充電したり、いつもゴチャゴチャ。
☆ 紋付き袴姿の熊
北海道旅行で購入した夫のお気に入りの熊。3.11地震で都内の我家も揺れて、この熊だけが落下して破損。片耳が取れた。
隣のエッフェル塔は割と最近、パリの友人から。
☆ 安西水丸グッズ
上・青山スペースYUIで購入した小皿
下・世田谷文学館「安西水丸展」売店で、初日に売り切れたカレー皿。そのラストの1枚は私がゲット。ラッキー!
◎ 安西水丸は友人の村上春樹の小説のイラストや、共著もある。スノードームのコレクターでよく描いていた大人気のイラストレーター。亡くなる前、数年は民藝好きで出雲などを旅していた。
☆ テレビ前のリサラーソン
大型テレビ前に(邪魔?)リサラーソン の陶器のイノシシの親子。家族にイノシシ年がいるので、ついイノシシ買いがち。
左右のオバケは知らない。夫の仕業。
☆ リサラーソン の小皿
新宿オペラシティのアートギャラリー売店で、この小皿、使い心地満点。初めてこのハリネズミを見て(仲良し友人に)「あら可愛い❤️なんか似てるう」2枚衝動買いして、友人に「見て見て、似てない?」写メしたら
「えっ似てない。家族にも聞いたけど似てないって」
なんか私が悪口言ったみたいな感じになった。ヒーッ!こんなに可愛いのに〜
☆ うさぎ椅子(ラパン)
安曇野のいわさきちひろ美術館で並んでるのを見て一目惚れ。「作家モノなので、かなり時間がかかりますが」と言われたが負けずに購入。頑丈で壊れない、安定感バッチリ。悪いが「金沢二十世紀美術館に並んだ建築家・妹島和世さんのうさぎ椅子よりウチのうさぎ椅子の方が断然可愛いぞ〜!」いつも見るたび思ってた。そしたら今回出そうとして発見。このうさぎ椅子は建築家・ 中村好文の椅子・ラパンだとわかったのだ。ちひろ美術館の家具は中村好文が担当したと…うわ、ホントに?大感激。
○ 安曇野いわさきちひろ美術館に並ぶ椅子ラパン
美しい住宅建築で大好きな中村好文氏。使いやすいキッチン設計でもお馴染み、料理もする。家具や照明のデザインも。
愛媛の伊丹十三記念館は彼の建築。だからか絶対行ってみたいと思ってた。行きたい!
☆ 木の鳥
NYでアメリカンフォークアートという分野があり、私はクリスマスオーナメントなど高いのに、かなりコレクションしていた。これもその時のモノかな?塗りが素朴なのも特徴で、色もかなりすすけています。でもこれが味なのだ。
下は、NYからトランクにぎゅうぎゅうに詰めて運んだ洋書が多いかな?撮りにくかった。
☆ ねずみの指人形
ふにゃふにゃで可愛いくて、使い道もないけど購入。
☆ NYショットグラス
夫がNYにいる私(当時は恋人)に会いに来た時、土産店で買ったらしい。このグラスはポッテリ手に収まりベタな柄だが、実物はうんと魅力的。今も夫は大事にしていて時々使ってます。
☆ 蛙のキャンドル
ちょっと大きめで色がリアル。
ずーっと置いてあるけど1回も誰からも「欲しい」「可愛い」とか言われたことがない。
☆ フェルトの馬
昔、無印で購入。ぬいぐるみを集める趣味はないのだが、小さいし、なんだか自分のために購入。馬って好き。ロバ?
☆ 赤いサンダル
ポストやゴミ捨てに行く用の冬サンダル。玄関にあるだけで、赤って温かい。
☆ アメリカ南部の人形
独身時代訪れたニューオリンズ土産の人形。布製なんだけど、なぜか全然古くなっていません。髪の毛の編み込みが可愛い。観光客目当ての土産物は意外と高かった記憶が。
ウチの夫は(唯一)男のくせに昔から大のお人形好き。フィギュアも大好き。外国生活時代の私から彼への土産はいつも小さめで妙なレトロ人形が多かったような。小箱に入った家族人形とか。とにかく何もかも捨てられない(片付けないので大変)夫は自分の部屋に、もう本人も忘れてるような人生の全てのお宝を隠して溜め込んでいます。いつか発掘出来たら、お見せしたい。
☆ 指輪の絵
額装してある夫からの絵。
結婚時お金がなくて「いつか買います。それまでこれを」誓いの絵?最近出て来て笑ろた。その後、指輪?貰ったかなぁ〜指輪しないから良かったかも。ま、この絵も…要らないかも?なーんてww
☆ ミニカー・黄色のジェミニ
黄色のいすゞジェミニは、初めて所有して長く乗った愛車で(父がいすゞ勤務)とにかく大好きだった記念の車。去年ネットでこのミニカーを見つけて半年がかりでゲット!ドアやトランクも開閉します。懐かしくて気持ちが上がりまくり、他のミニカーよりちょっと大きいですね。
☆ エリザベス女王の人形
これは家族が掃除中に落下させ、ヒーッ!瀕死の重傷ですが、無理矢理の大量接着で辛うじて復活させること2回。次回はもうないかな?頑張れ我家のエリザベス!
☆ デビット・ホックニー「スイミングプール」巨大ポスター
畳一枚くらいの大きさでパネルに入ってます。渡米前の独身時代に青山ワタリウムで購入。自室に置いていましたが忘れていて、3年半前の実家の引越し時に我家へ戻って来た。かなり大きくてトイレの扉の隙間からいつもこのプールが見えます。軽やかで光の抜けるような色彩がホント大好き❤️水しぶきが心に気持ち良い!
◎ デビット・ホックニー
英国人ですが、カリフォルニアに長く住んでいる同性愛者。アメリカのアート界ではアイドル的人気がある有名アーティスト。この写真、すっかりお爺ちゃんになってしまいましたけど、私の大好きホックニーまだまだ健在です。
★最近購入したもの
☆ ラーメン鉢2つ
あり合わせのもので「いつか気に入ったものを!」と言いつつ十数年。そのあり合わせも壊れ探してた。二子玉川のロフトで購入。赤いのもあったけど青を2つ。雷雲の中の渦巻(見える?)キュート。1つ¥1500しないから割っても多分平静で居られる?でも安かった割に、具沢山ラーメンを常食する家族は「来た〜!」とにかくよく使ってます。
☆ 古着のカウチンセーター(ラルフローレン)
最近一目惚れしてネットで購入。夫はニコニコ歓喜。実物の色とテクスチャーを見て「想像以上、めっちゃ良いじゃない?」と私の自画自賛。私が着たいくらいだ。尚、この下に履いた夫のズボンは私の手作り。こんなデタラメなズボンをずーっとずーっと履いてる(私なら即、捨てる)。彼のイライラするほどのひどい貧乏性も、才能にも思える時がたま〜〜〜にある。そうだそうだ、とびきり甲斐甲斐しくて、ありがたいお人なのじゃ。
☆ 国立近代美術館「民藝展」の皿
フラフラ4回行って、ついいつの間にか島根や出雲の民藝に魅せられ売店でかなり迷ったあげくエイ!購入。直径20cmくらいの1枚¥4500の深皿は我家ではかなりビックリプライス。皿洗い担当の貧乏性な夫がこの皿だけ最初に洗って拭いて、引き出しに仕舞ってから、他の皿洗いを始めるところを発見!笑ろた。今じゃ「ただの林檎もただの漬物も映える皿」として我家の冬の食卓のレギュラーの座におさまって、ちょくちょく出て来ます。
☆ マフィンの袋
さっき家族がランニング途中で買って来たメゾンドロミのマフィン。可愛いパッケージが有名な焼き菓子店だけど、こんなさりげない袋までも?ぽつんとテーブルに置かれた佇まい、オッシャレ〜
センス☆ 特に追い求めてはいないんだけど、やっぱりどうしても私の生活には欠かせない。なぜだろ?「大好き」の力だろうか?「見て見て❤️」家族や友人との共感の幸せ?多分その高揚感やみんなの笑顔や全部が私のハッピーライフを支えてるんだと思う。
まぁ、そうだ…言うのは簡単。ちょっとはこのとっ散らかった部屋を片付けよ♫うわっ、あんなに洗濯物も。
やだやだ、もうお恥ずかしい(笑)
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