予定変更!暴風の淡路島(中編)
☆ 2日目 ホテルアナガの朝
淡路島の南で、四国に渡る鳴門海峡大橋が1番近いロケーションのホテル。特に何にも(温泉や娯楽)なくシンプルが心地よい。
和朝食は鍋なども出て、アサリの味噌汁と明太子がとても美味だった。
洋朝食は、淡路島の乳製品や果物がフレッシュ。フレンチシェフの作る朝食は、お茶の子さいさい感あって、エッグベネディクトもひときわ美しい。
☆ 暴風警報
チェックアウトする時になって、何やら不安な知らせが。雨だとは知っていましたが
「お客様は鳴門海峡大橋を渡って(四国の)徳島へ行かれる予定とお聞きしたのですが、現在、橋が通行止めになっていて、復旧がいつになるかわかりません」
えええーっ??!(◎_◎;)
橋が止まるなんて事を、全く想定しなかった私達はビックリ!こんな大きな橋が?
台風でも事故でもないのに?
それもいきなり?
後から聞くと、淡路島と神戸を繋ぐ明石海峡大橋の方は、あまり止まらないけど、淡路島と四国の徳島を結ぶ鳴門海峡大橋
「こっちは、しょっちゅう止まる」
らしい。ええ、そんな〜困る…
☆ 徳島「夏見」懐石料理ランチ
昔のデザイナー時代の友人の店で「行く!行く!」口ばかりでなかなか行けなかったのですが、今回のチャンス到来☆
これを逃したら大変と「絶対行く!」1番初めに旅行の予定に組み込み、何度も電話で打ち合わせ、お土産を用意して楽しみにしていたのに…結局直前の11時半の時点で橋の通行止めが解除しなければ無理!…鳴門海峡大橋のたもとに居るのに結局(夕方5時に再開)泣く泣く
「会いたかった」
「ホントにダメなの?」
「橋が通れない」
「今どこですか?」
「残念〜」
「なんで〜ツラい〜」
強風の中の雑音だらけの電話で、悲しきキャンセル。
娘達も「でも、徳島に渡ってみたかったな」
もしよろしければ、徳島の「夏見」センスの良い懐石料理店です。鳴門海峡大橋を渡って割とすぐだそうです。ぜひぜひ!
◎ 余談ですが…
友人夫婦のなれそめは、徳島「青柳」
日本料理の「青柳・本店」が徳島市にあり、その本やパッケージの依頼で東京の青山のデザイン事務所に来て仕事をした時に、互いのスタッフ同士で出会って、まさかの彼女(実家は千葉)がデザイナーを辞めて遠路はるばる見知らぬ徳島に嫁いで夫婦で店を始めた。
年賀状には休日に子供さんの野球応援などを楽しむ、柔らかなエピソードがいつもありました。私には出来なかっただろう彼女の情熱や潔い選択の年月を見たかったし、そんな友人を娘達にも見せたかったのかもしれません。
徳島本店「青柳」と、「青柳」の本。
☆ 暴風の鳴門海峡大橋
とにかくすごい風だ。驚くのは目の前にある海の音だ。東京育ちの私達が台風で経験するのは「ビュービュー」「バタバタ…」
こちらは想像を越えた。
「バババババババ」「ボボボボボボ」「ゴゴゴゴゴゴ」
どこから?何の音?凄まじい海からの音を体現した。あれは怖い。
晴れた時の夜景は、こんならしいです。綺麗!私の見た光景と違い過ぎるわw
☆ 道の駅「うずしお」
鳴門海峡大橋に1番近い道の駅。もう足止めされた観光客や、外に出かけられない人達でいっぱい!それにしても、たまねぎ推しが凄すぎて笑った。
玉ねぎスープの種類の多さ!
玉ねぎソフトクリーム
コカコーラに玉ねぎは関係ないと思うんだけど…
車の後ろに貼る「赤ちゃんが乗ってます」の淡路島バージョン「たまねぎがノッてます」
Tシャツだって何だって、玉ねぎです。
たまねぎ柄のグランドピアノ♫みんな上手!腕自慢大会でした。
とにかく至るところに、玉ねぎ推しが止まらない(爆笑)
UFOキャッチャーでゲットした我家の淡路島玉ねぎ。あっという間に全部、美味しく食べました。
玉ねぎスープとポタージュ。
飲み放題!おおらか。
店の前には玉ねぎツリー!
☆ うずの丘・鳴門海峡うずしお記念館
道の駅の近く、まだ時間があって「うずしお記念館」。名前通り、めっちゃ「うずしお」推し!ちょっと笑う。
うずしおのメカニズムを説明する映像もある。館内、よく見ると、色んなとこがうずしお!テーブルも。
まずは、うずしおサーフィン
こういう浮世絵からのうずしおショットポイントも。ちょっとした衣装も無料である。
アニメのナルトは、鳴門🍥?
オイオイ!って本格的なのもいて、笑う。
玉ねぎカツラも、みんなウキウキ❤️ノリノリ。
橋桁ポイントに、私達は風で全部倒れていて何だかわかりませんでしたが、阿波踊りのこんな顔ハメパネルだそう。
こんな土産も。美味し!
これ、みんなにお土産に買ったら大好評だった限定のチーズミルクサンド。我家の分がウッカリなくて、えっもっと買って来ればよかった〜
高速も淡路島内の途中まで通行不可なので、開いてる入口まで一般道で行き、規制されて車の少ない真っ直ぐな広い高速を優雅に走りながら、名残り惜しや、淡路島を後に。
淡路島の野菜や魚、乳製品、食べ物のクォリティは本当に高かった。特に「あわじ牛」のなんたる美味!あれ、神戸牛を越えてる?
いつ開くかわからない橋を、道の端に並んで静かに待つドライバーは慣れているのか、なんて穏やか。これが気の短いマナーの悪い東名高速だったら…エンジンをブオブオふかして、もう大変なはず。
明石海峡大橋を普通に渡り本州へ。この日泊まる六甲山のホテルまで、裏六甲道というクネクネ山道をレンタルしたエコカーで懸命に上がって行きます。ふぅ〜大変だ〜。
もっとアクセスの良い神戸市内のホテルは沢山あるのだが、その快適だけに私はやっぱり泊まる気がしない。少し不便でもプラスアルファ、鳥のさえずりや山の空気などのトキメキが必要でついつい遠回りを選びがちなのです。
続きは「六甲から」が旅リポートの最後になります。
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