見出し画像

僕の人生を変えた本について。


よくInstagramのフォロワー様様や高校生や知り合いから「人生を変えた本をあげるとすれば何?」ということを聞かれます。


人生を変えた、というところをどう考えるかすごく難しいですけど、まぁその辺の細かいことは一旦気にせず、人生を変えたなぁ、って直感的に思える本をいくつか紹介し、熱烈にプレゼンしてみます。


まず1番僕の人生を変えたと僕的に思っている本を紹介しましょう。結構マニアックかもしれませんが。



正直難しい本だとは思うので、別にオススメはしません。


でも、西洋哲学の歴史の中でとても興味深い位置付けの書物には違いないと僕は考えているので、あえてこれを選んでみました。


せっかくなのでちょっとWikipediaの記述を覗いてみましょう。



Lévi-Strauss makes clear that "la pensée sauvage" refers not to the discrete mind of any particular type of human, but rather to 'untamed' human thought: "In this book it is neither the mind of savages nor that of primitive or archaic humanity, but rather mind in its untamed state as distinct from mind cultivated or domesticated for the purpose of yielding a return."

Savage thought, Lévi-Strauss argues, continually gathers and applies structures wherever they can be used. If scientific thought is represented by the engineer who asks a question and tries to design an optimal or complete solution, savage thought resembles the bricoleur, who constructs things using whatever materials are at hand.
英語版Wikipedia『The Savage Mind』より

訳します。

レヴィ=ストロースは、「la pensée sauvage(野生の思考)」が特定の人間の個別の心を指すのではなく、むしろ「未開の」人間の思考を指すと明確に主張している。「この本では、未開人の心でもなく、原始人や古代人の心でもなく、見返りを得るために栽培されたり家畜化された心とは異なる、未開の状態の心を指している」と述べている。

レヴィ=ストロースは、野蛮な思考は常に構造を収集し、それが利用できる場所であればどこにでも適用する、と主張している。科学的思考が、疑問を投げかけ、最適な、あるいは完全な解決策を設計しようとする技術者に代表されるとすれば、野蛮な思考は、手元にあるあらゆる材料を使って物を構築するブリコルールに似ている。 
英語版Wikipedia『The Savage Mind』より


ここでちょっとブリコルールという言葉についてだけ補足しますが、これはブリコラージュする職人などのことを指しています。


これが興味深いんですが、簡潔に説明します。


まずあなたがちょっとした家を作るとします。


まずは何をしますか?



「普通」の人だとしたら、まずは計画、設計図を作ろうとするのではないでしょうか。


これが上の引用である「科学的思考が、疑問を投げかけ、最適な、あるいは完全な解決策を設計しようとする技術者に代表されるとすれば」の部分にあたる話です。


あと、「栽培された思考」ってのも同じように設計して作るみたいな思考を指しています。


でも、ブリコラージュはそういった類のものとは正反対です。


その場で手に入るものを寄せ集め、それらを部品として何が作れるか試行錯誤しながら、最終的に新しい物を作ることというふうに説明できます。


だからそこには計画、設計がない。

そういうことです。



で、これの典型例が神話ってやつです。


神話ってどれか1つでも読んだことがあればわかりますが、なんか事前に計画的にストーリーが練り上げられているというよりも、あれやこれやといろんな説話や物語ががっちゃんこされてできてますよね!!!!


これこそが、ブリコラージュだとレヴィ=ストロースは言ってるわけです。


まぁ、ブリコラージュがどうしたんや?って言われたら、もうここで話すと熱がこもって長くなりすぎそうなので、あとは興味持ったら本読んで、でいいですか?(#冒頭と綺麗に矛盾)

(コメントなどでもっと解説しろと要望が多くあれば動画などで説明します)


レヴィ=ストロースを理解するために使える本をいくつかご紹介。


ちなみに、1番簡単なのはおそらく100分de名著なんですが、それでも繰り返し読まないと理解できないと思います。


で、一応、レヴィ=ストロースに関係する構造主義の面白さを一瞬だけ語ります。


めちゃくちゃざっくりいうと、西洋思想は、人間は万物の尺度、とかの言葉に代表されるようにかつて相対主義に支配された時がありました。


真理なんてないし、あっても意味ないっしょ、俺は俺、お前はお前だぜ!みたいな。


でも、ソクラテスのいわゆる「無知の知」を全ての思考のベースとして、この世には絶対的な真理が存在するんだ、という感じで長いこと西洋のいろいろな哲学者は考えてきました。


で、その流れを断ち切って、もう一度「やっぱり、絶対真理なんてないんじゃね?」みたいなことを言い出したのが構造主義なわけです。


この構造主義を知ったときはすごく衝撃で、絶対的な何かってのはないのかもなぁ、と気がすごく楽になりました。


ニーチェの「神は死んだ」とかも同じようなことかもしれませんが、レヴィ=ストロースを学んだことを通して、感覚的に理解できた、という感じです。



以上、超雑ですが、そんな感じの位置付けだからこそ西洋哲学史と合わせて学ぶとぐんと面白いですよ。


この動画でも西洋哲学史を少し解説してるのでみてね!



次に一気に趣向が変わりますが、こちら。



正確にはこれじゃないんですが、これは現時点で最も良いと個人的には考えているのでこれにしておきます。


僕は大学1年生の時にコピーライティングを学んで、大きな売り上げを出せました。


なおかつ、言葉の使い方も色々と学べました。


SNS運用をしている人も、営業職につく人も、広告業界の人も、まぁ読んでおいて損はないでしょう。あと、恋愛とかにもいかせそう。



これのおかげでいつでもある程度のお金は稼げるな、という自信がついたので、人生が変わったと言ってもおかしくないかもしれません。



いざ、えらぶとなると、選ぶのは難しいので、もう最後にします。『歎異抄』です。


人生を変えたというか、考え方を変えたに近いのですが、すごく大変だった時期にこの本を読んで気が楽になったという意味でもありがたい本ですが、単純に親鸞の考えが面白い本でもあります。


なおかつ、多くの仏教書と違って難しすぎないというのもいいところだと思います。


高校生とかでも頑張れば読めそうだということでここに選んでおきます。




おまけ1 寄付でいただいたお金で購入した本紹介



改めて、僕のYouTubeチャンネルの動画を見て、どこかしらともなく寄付してくださった方、ありがとうございました!!!


寄付してくださる方は、このどれかの概要欄からお願いします。


で、先日ちょっとまとめていろんな本を買ったのと、今回買った本は全部今後のnoteやYouTubeでの活動に関係があるものなのでここで残しておきます。(今後も定期的に寄付金で買った本は紹介していきます!)



画像をタップするとAmazonで買えます


これ本屋で立ち読みしてたら面白すぎて即買いしました。


薄いので読むのが楽しみ。興味ある方はネットで目次とか調べるだけでも興味惹かれるよ。


画像をタップするとAmazonで買えます


FP3級のお勉強、始めます。


Instagram垢のストーリーで金融知識につながるようなクイズ出していく予定です。僕自身の勉強も兼ねて!


画像をタップするとAmazonで買えます


西洋美術史のお勉強、始めます。


元々知識がない訳ではないですが、、、


画像をタップするとAmazonで買えます。


地政学のお勉強、始めます。


地政学は、おそらくYouTubeで動画にしていく予定です。お楽しみに。


画像をタップするとAmazonで買えます


あぁ、面白そう。


画像をタップするとAmazonで買えます


戦争論はフルで読んでみたいけど、とりあえず縮約版を読みます。


昔図書館で部分的には読んだんですが、改めて通読します。


外交って難しそう


これはマジで面白そう。


おすすめされたので買いました。


佐藤優さんの本はたいてい好き


作者で盲目的に選んだんですが、、、地政学はいろんな本を読みます。


これは前々から気になってた


僕は体系的な解説が好きなのでドンピシャ。本屋でも立ち読み軽くしたけどいい感じ。



これも面白そう。


幻の名著!?!?!?!?!


他にも文字だけ羅列しときます。


・『戦略の地政学
・『金融の世界史
・『MBAのためのM&A
・『社会学の教科書
・『金融読本
・『国際政治学
・『社会学
・『金融の基本


こんな感じで合計で5万円以上でした。恐ろしや〜。


寄付ありがとうございました。




おまけ2 世界史の面白い本3選


画像をタップするとAmazonで買えます。


まぁ名著だと思います。


めちゃ面白かったし、20世紀を概観できます。


画像をタップするとAmazonで買えます


かなり内容をカットされたバージョンでサクッと読めます、まぁそれでもページ数は多いですけどね。


本物はこんな感じです。笑


ぜひ興味ある方は読んでみてください、僕は大学図書館でもうちょい古い版のやつを読みました。笑


世界史の海外の参考書です


昔英語の勉強するときに、使った海外の参考書です。多分。

普通に世界史の内容をある程度把握しておくとスラスラ読めるのでおすすめ。


この動画程度の知識があれば苦なく読み進められると思います。英語も学べます。


今回はここまでにしておきましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました!!!!



画像にリンクがついてるよ


全部見たら何かいいことあるかもよ


※この記事内のリンクはAmazonアソシエイトリンクを使用しています。



🧸

この記事が参加している募集

#読書感想文

189,937件

#人生を変えた一冊

7,958件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?