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観察日記1361

観察日記1361
おはようございます。
『「待つ」ということ』をまとめていきます✋
自分にとってあらゆるものとの向き合い方の原点と感じている「待つ」を解きほぐしていきます。

■どんな可能性も尽きた空間
・「どんな可能性も尽きた空間で、人物がまっているのは、もうどんな可能性でもありえない」(宇野邦一)
・私たちの行為の前に開いているのは〈可能性の空間〉
 ・何をしようかと途方に暮れる私たちの前には、さまざまな行為の軌跡がすでに描かれている
 ・それを元手に、これまで誰も思い描かなかったよな、別のまったく新しい奇跡を未来に投射することも可能
 ・あらかじめ描かれた奇跡のあいだのちょっとした段差や間隙に吸い込まれ、思いもよらぬ行動に出ることもある
 ・追いつめられて、「自爆」としか言えないような行動を突発的にしでかすこともある
 ・それらもろもろの可能性が一定の歴史的な条件のもとで開かれているということが、〈世界〉が存在するということ
 ・人びとは〈可能性の空間〉のなかで、特定の可能性に沿い、特定の可能性を避ける(行為の選択)
・「どんな可能性も尽きた空間」
 ・〈世界〉が消失してしまった空間
 ・このなかで〈待つ〉という行為が成り立つとすれば、そこでの〈待つ〉は、何かある可能性を待つということではなくなる
 ・『ゴドーを待ちながら』の2人の浮浪者も、何かが起こることを待っているとは到底思われない
 ・彼らは、そもそも〈世界〉という図を、「世」の人々と共有していない
 ・だから、何することがない
  ・しかし、待つのをやめるわけでもない
  ・待つのをやめるためにその生を終わらせる意欲もない(死ぬにも意欲がいる)
  ・無意味な言葉とふるまいの継続しかそこにはない
 ・「アクションが起こりかけたら起こらないことを選ぶ、また起こりかけたら起こらない方を選ぶいうふうに全部ひっくり返していくと、『ゴドー』の構造になる」(竹内敏晴)
(空転)

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