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観察日記847

観察日記847
おはようございます。
「科学哲学への招待」を読書中です✋

■「科学技術」という言葉
・「科学技術」という言葉を現在のわれわれ日本人は何の違和感もなく使っている
・英語をはじめとする欧米の言語には、「科学技術」に相当する言葉は存在しない
 ・あることはあるが、1語で表現することができない
・英語では「science and technology」
・「科学と技術」という3語で表現
・「科学と技術」と「科学技術」では日本語のニュアンスはまったく異なる
 ・「科学と技術」:2つの別の分野を並置といった印象が強い
 ・「科学技術」:科学と技術が不可分に結びついて一体化
・「science and technology」は、科学と技術は異質の対立するものという考え方が背景にある
・狭義の科学は17世紀の「科学革命」とともに成立したもの
 ・技術は道具の使用を含めれば、人類の誕生とともに古いということができる
・ヨーロッパでは「科学」という理論的学問と「技術」という実践的労働とは相容れないものだと考えられてきた
 ・理論的考察(テオーリア):自由市民の理性的な営み
 ・技術的生産(テクネ―):奴隷労働と結びつく一段低いもの
 ・「自由学芸(リベラルアーツ)」と「機械技術(メカニカルアーツ)」との対立
 ・技術教育を行う高等教育機関が大学の外に設置されてきたこと
・ヨーロッパでは伝統的に技術が科学に比べて蔑視される傾向
・日本では少なくとも明治初期に欧米から科学および技術を輸入し始めたときに、科学と技術を区別して導入したという形跡は見られない
 ・日本人は、科学と技術をはじめから一体のものとして受け入れてきた
 ・西周「知説(四)」(1874)
  ・『然るに如此く学と術とは其旨趣を異にすと雖とも然とも所謂科学に至ては両相混して判然区別す可らさる者あり、譬えは化学の如し』
  ・学:サイエンス
  ・術:テクノロジー
  ・科学と技術はその趣旨が異なると言いながら、すぐに「所謂科学」においては、両者が渾然一体となってはっきり区別ができない、と続けている
  ・明らかに西は、「科学」という言葉で、「学」と「術」とが一体になった、今日でいう「科学技術」を意味している
 ・「科学技術」という言葉は、日本人が明治初期に欧米から新たな科学および技術を受け入れたときの姿勢が端的に表されている
 ・そのような姿勢は、1886年に東京帝国大学が世界で最初に「工学部」を設置した事実からも確認できる
 ・わが国にはヨーロッパと違い、大学が技術教育を拒否するような伝統は存在しない
  ・江戸時代から職人技や職人気質に対しては、それを尊重する雰囲気が培われていた
(第14章 科学の変貌と科学技術革命-1)

昨日はジムで筋トレ。
8月末から9月中頃まで足裏に痛みがあり走れていない分、毎週の筋トレと散歩(たまにジョギング)で体の調整を続けてきました。
今週末から走りを本格的に再開していきたいと思います✋
PCの調子が悪いのでnoteは後から更新となっております。

〈読書中〉
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