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観察日記1357

観察日記1357
おはようございます。
『「待つ」ということ』をまとめていきます✋
自分にとってあらゆるものとの向き合い方の原点と感じている「待つ」を解きほぐしていきます。

■呼びかけ、迎え入れ
・待つ相手を最終的に消去してしまう〈待つ〉
 ・何ものも待つことのない〈待つ〉と重なるように見えて、じつはそのような〈待つ〉からもっとも隔たった〈待つ〉
 ・みずからを閉じるために、塞ぐためのもの
 ・〈待つ〉ことを放棄する〈待つ〉にほかならない
・迎え入れるということ
 ・だれかを家に招き入れるというのは、みずからのための場所をその誰かに明け渡すということ
 ・だれかを迎え入れるというのは、迎え入れるものの持ち物であるはずの場所の所有権を迎え入れられるものに譲り渡すこと
  ・「我が家を通過の場ないし借家にしてしまう」(デリダ)とうこと
  ・「私から、私自身からしか生じず、私のものである主観性の可能ごとを繰り広げることしかしないような、そんな自律的な運動が、はたして『決断』の名を与えられる権利を有するだろうか?」(デリダ)
  ・この決断を〈待つ〉に置き換えた問いをわたしたちは繰り返してきた
・呼びかけ
 ・わたしたちが問うてきた〈待つ〉も呼びかけない
 ・だれかへの呼びかけを封じ込めたところから始まる〈待つ〉をわたしたちは問題にしてきた
  ・待つその対象はもはや定かではないけれど、しかしもはや待たないということではなかった
  ・こちらからの呼びかけは封じ込めたけれど、何かからの呼びかけのうちにに身をおくことを封じるのではなかった
 ・何かを待つこともなく、何かからの呼びかけに応える態勢を何らかのかたちで持ちこたえるなかで、最後にようやっと可能になる〈待つ〉がどういう営みなのかを問うてきた
  ・じぶんを中断し、放棄するなかで浮かび上がってくる〈待つ〉を問題にしてきた
 ・「呼びかけは応答から出発してはじめて呼びかけとなる。応答は呼びかけに先んじ、呼びかけに先回りして〔呼びかけを迎えに〕到来する」(デリダ)
  ・呼びかけに先回りする応答としての〈待つ〉を問題にしている
  ・「他者からのウイ(諾)に先立たれた、他者へのウイ」
・訪れを迎え入れるというのは、ひたすら受動的な〈待つ〉のなかにはない
 ・訪れを迎え入れるためには、どこか「…に向かってみずからを開く力」というものが先行しなければならない
 ・おのれのイニシアティブを放棄したところにしか訪れないものを待つ、その覚悟が、憔悴しきったなかでかろうじて立ち上がってくる、やせ衰えてはいるが、確かな「祈り」のかたちをとる
  ・その「祈り」もまた揺れる
  ・そこに「希望」の影が射しているから
  ・「希望」もまたことごとく消え尽くしたとき、ひとは、それでも祈り続けることができるのか?
(酸欠)

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