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観察日記1358

観察日記1358
おはようございます。
『「待つ」ということ』をまとめていきます✋
自分にとってあらゆるものとの向き合い方の原点と感じている「待つ」を解きほぐしていきます。

■身を置く所もなく
・『ランデ・ブー』(オステール、『待ち合わせ』宮本訳)
 ・男は、会うことのありえない仕方でクレマンスを待つというかたちで、まさにクレマンスが不在の場所で、世界をおのれの〈待つ〉一色で染め上げようとした
 ・クレマンスに「僕が必要とされていないこと」を思い知らされたことの裏返し
 ・彼にとって、たぶん選びようのない選択
  ・クレマンスの不在を埋めるその別の何か、日時も場所も決めずにただひたすら待ちつという、自分が設定した行為の枠組みに自分をはめ込むこと
 ・しかし、クレマンスの不在という白々とした事実にさらされ続けるという選択もあったのでは?
  ・選択というより、その白々とした事実に押し流されるというかたちであるかもしれないが
  ・会えるあらゆる可能性が消尽してしまって、もはやどこにも身を置き、身を潜めることもできる場所も見いだせないまま、いよいよ(何かを)待つことの断念そのもののなかでそれでも「待つしかない」と思い定める
  ・自分ではどうしようもないという事態を、じぶんのうちに有無を言わせずねじ込んでゆくプロセス
・「酸欠状態」
 ・「酸欠状態」には、出口が見えることもあれば、出口がまるで見えないこともある
 ・ただ"不在"の事実だけがじりじり焼けつくように視野を覆い尽くしているときには、それが「過渡期」であることが見えるはずがなし、その見込みもまったく立たない
  ・その「酸欠」は、「出口なし」であり、デッドエンドである
  ・「酸欠」のなかには、目眩に襲われたときのように、なんの実態もない光がチカチカ飛び散っているかもしれない
  ・聞こえない音が唸っているかもしれないし、かすかな震えがちりちり皮膚を刺しているかもしれない
  ・しかし、それらの光、音、震えが最後の〈待つ〉の予兆になる保証はどこにもない
(酸欠)

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