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観察日記873

観察日記873
おはようございます。
「善と悪のパラドックス」をまとめ中です✋

■どこで区別するか――科学的取り組み
・能動的攻撃と反応的攻撃の違いを突き止めるには、科学的な取り組みが必要
・20世紀の半ば、判事在学、臨床心理学、動物行動学、子どもの発達にかかわる研究はすべて、「能動的」と「反応的」の境界を見極めようとしていた
・バーコウィッツ(心理学者)
 ・『攻撃性―その原因、影響、制御』(1993)
 ・攻撃の種類を「反応的」と「手段的」に分類
 ・反応的攻撃は、怒り、恐怖、あるいはその両方を含む、差し迫った脅威に対する緊急の反応
  ・交感神経系が活発化することで始まり、闘争逃走反応を生じさせる
  ・アドレナリンの放出、心拍数上昇、グルコースの供給、瞳孔拡張、口喝、消化機能の低下
 ・能動的攻撃は、慎重な計画の存在と、攻撃の際の無感情が特徴
・攻撃性の区別は、子どもの暴力、殺人、ストーカー行為、家庭内暴力など幅広い行動を犯罪学的に理解するうえで有用
 ・配偶者を虐待する者の大半が、捕食(能動)型か衝動(反応)型に容易に分類できる(メロイ)
 ・捕食型の暴力は衝動型より凶暴で、パートナーを支配し操ることに関心、パートナーが口答えしたときに出やすい
 ・衝動型はパートナーが引き下がろうとすると自制心を失いがち
 ・こうした区別は、身体に危害が及ぶ危険因子を特定し、常習者になりそうな人を見分け、攻撃性を抑える適切な治療を見つけるのに役立つ
・反応的攻撃と能動的攻撃を区別する際には、生物学的な仕組みが重要
 ・能動的攻撃者と反応的攻撃者の脳の違い(レイン)
  ・自分の感情をほとんど制御できない衝動的殺人は、他の人より前頭前皮質の神経が劣っているのでは?
  ・40人の殺人容疑者の脳をスキャン
  ・一般人と比べて全員、大脳辺縁系を含む皮質下で高い神経活動が認められる(攻撃性の区別がつかない)
   ・全員、感情起伏が極めて激しい傾向
  ・反応的殺人者は、感情を抑制する前頭前皮質の活動があまり活発ではない
   ・彼らは自分自身を抑えることが困難
 ・レインのデータは、殺人事件のかなり後に集められたもの
 ・殺人の瞬間の興奮状態のものではない
(第2章 攻撃性のふたつのタイプ-5)

〈読書中〉
・大学の教科書を中心に化学熱力学・反応速度論を復習中。
まとめのスライドをつくりながら、「熱」「エネルギー」「反応」などの概念理解に再挑戦しています。

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