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観察日記299

観察日記299
おはようございます。
「エミール読書」53日目です。

こうして市民社会そのものの種類を一つ一つ考えてみたあとで、わたしたちはそれらをくらべ、それらのあいだのさまざまな関係を観察してみよう。あるものは大きく、あるものは小さい。あるものは強く、あるものは弱い。それらはたがいに攻撃し、侮辱し、滅ぼしあっていて、そのたえまない作用と反作用のうちに、人間がすべてその最初の自由をもちつづけていたばあいにくらべていっそう多くのみじめな人間をつくりだし、いっそう多くの人間の生命を犠牲にしている。
わたしたちはこういうことをしらべてみよう。社会制度のもとではあまりにも大きな自由がもたらされているのではないか、それとも、あまりにも自由が失われているのではないか。すべての社会はたがいに自然の独立をもちつづけているのに、法律と人間に支配されている個人は、いつでも、二つの状態「自然と社会」から利益をうけることなく、それらの弊害になやまされているのではないか。だから、多くの市民社会があるくらいなら、世界にはそんなものはないほうがましなのではなかろうか。こういう混合状態こそ、二つの状態の性格をもちながら、どちらの状態も確実にしないで、「戦時の備えも許さず、平和な時代の安全も許さない」のではないか。こういう部分的で不完全な結合こそ圧制と戦争を生みだすのではないか。そして圧制と戦争こそ人類のもっとも大きな災厄ではないか。(下p.242)

今日と明日、ブロック塀を解体するイベントに参加してきます😁

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