見出し画像

観察日記813

観察日記813
おはようございます。
「科学哲学への招待」を読書中です✋

■第二次科学革命
・「第二次科学革命」「科学の制度化」
 ・科学史家のバナールが提唱
 ・「科学者(scientist)」と呼ばれる人々が一つの社会階層として出現してきた
  ・それまでは専門的職業として生計を立てていけない
   ・経済的基盤をもった貴族や聖職者などのアマチュアが担う
  ・19世半ばになると教育界や産業界の中で科学研究や技術教育を職業として成立させる社会的基盤が形作られる
  ・アマチュアからプロフェッショナルの時代
 ・同時に大学の改革を促す
  ・従来の自由学芸を柱とした大学教育が自然科学を積極的に取り入れるようになる
 ・それまでは書物の学問であった科学において、実験が重視されるようになる
  ・大学の中に研究のための実験施設が設置
  ・カリキュラムの中に学生実験が取り入れられる
 ・「学会」の成立
  ・ベーコンやボイルがすでに構想を温めていた
  ・「ロイヤル・ソサイエティ(王立協会)」(1662,ロンドン)
   ・学術機関誌『フィロソフィカル・トランザクション』の発行
   ・研究発表が公的に保証
   ・発明の「先取権(プライオリティ)」の確認も行われていた
   ・次第に形骸化し衰退
   ・当時はまだ科学者という社会階層が出現していない
   ・一種の同好の士の集まりで、専門家集団として自立しえなかった
  ・19世紀半ばから後半にかけて専門的職業人である科学者の団体として新たな学会組織が形成
   ・「イギリス科学振興協会(BAAS)」(1831)
    ・個別諸科学(天文学、化学など)の専門学会が12団体設立
   ・学会の開催、学会誌の刊行が積極的に進められる
   ・会員の研究発表の場を確保すると同時に、研究を一般に公開するという意味があった
   ・学会誌に投稿された論文には、同僚評価(peer review)によるレフェリー(査読)制度が導入
    ・研究水準の品質管理
 ・「社会制度」としての科学が成立(科学の制度化)
  ・科学研究は社会システムの中に組み込まれる
・国民国家の運営にとっても枢要な役割を果たす
 ・科学が社会制度として確立されたのは、たかだか190年ほど前
 ・第二次科学革命が進行中の19世紀後半、日本では明治維新を経て、西欧から新たな学問や知識を輸入し始めた時期
  ・「制度化された科学」をパッケージとして輸入することによって、富国強兵と殖産興業を柱とする近代国家の基盤を築く

〈読書中〉
・人間の本質にせまる科学: 自然人類学の挑戦> https://amzn.to/3KBql24
・脳の意識 機械の意識> https://amzn.to/3CT9vcv
・善と悪のパラドックス> https://amzn.to/3IvM1eQ
・最先端の教育 世界を変える学び手> https://amzn.to/3MLiL5w
・図説・標準 哲学史> https://amzn.to/3M5a46M
・日本酒の科学> https://amzn.to/3sYSY2P

#観葉植物 #実験 #観察 #ふぁーべる園芸部 #日記 #読書 #自然 #教育 #子育て #学校 #遊び #学び #勉強 #社会 #環境 #哲学 #科学 #常識 #思い込み #教育知 #ぽんマス自省録 #ゆっくり考える #たたき台


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?