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観察日記785

観察日記785
おはようございます。
「科学哲学への招待」をまとめていきます✋

■コスモロジーの転換――コペルニクス
・アリストテレス的自然観は、数百年の断絶の後に12世紀ルネッサンスを通じて「復活」
・しかし、古代ギリシアのコスモロジーは、当時の中世ヨーロッパを支配していたキリスト教的世界観とは必ずしも相いれるものではなかった
 ・一時はアリストテレスの著作が協会の禁書目録に載せられる
・盛期スコラ哲学
 ・キリスト教思想とアリストテレス哲学の統合
 ・アルベルトゥス・マグヌス、トマス・アクィナスら
・16-17世紀の「科学革命」
 ・スコラ学の権威への反逆運動、革新運動
 ・アリストテレス的自然観の核心である「コスモス」の概念を崩壊させる
 ・「この革命こそはギリシアの思想いよって〈コスモス〉が発明されて以来、唯一のとは言わないまでも、人間思想の最も奥深い革命の一つである」(アレクサンドル・コレイ)
 ・「近代世界」への第一歩を踏み出した決定的な出来事
 ・コペルニクスの『天球回転論』(1543)の刊行から始まる
 ・ニュートンの『プリンキピア』(1687)の刊行によって一応の終焉
・コペルニクス
 ・「天動説(地球中心説)」から「地動説(太陽中心説)」へのコスモロジーの転換
 ・アリストテレス的自然観のドグマ
  ①天と地の区別
  ②天球の存在
  ③一様な円運動
 ・コペルニクスの地動説はドグマ①に対する挑戦
 ・コペルニクスはドグマ②,③に忠実であろうとしたために、不動の大地を動かすという、当時の人々にはまさに「驚天動地」の仮説を提起
 ・プトレマイオス天文学への疑問
  ・惑星の不規則運動を説明しようとして離心円や周転円、エカントという技巧的仮説
  ・一様な円運動という原則を踏みにじっている
 ・コペルニクスを地動説へと駆り立てた動機
・「一様な円運動」を順守することで宇宙の調和的秩序(コスモス)を回復しようとする点
 ・「一様な円運動」と同時に、「天球の存在」という伝統的概念も保持
 ・「地球を動かす」ことを通じて惑星天球の配列を単純化し、宇宙の体系的秩序を統一的に示す
  ・「万物の最善にして最も規則的な制作者[=神]」の意図にかなうもの
 ・『天球回転論』に加えられたオジアンダーの序文
  ・「それらの仮説が真である必要はなく、また本当らしいということさえなく、むしろ観測に合う計算結果をもたらすかどうかという一事で十分だからである」
 ・地動説は数学的虚構であり、計算の道具にすぎない
  ・神学者たちの反発を慮った防御的反応
 ・周転円を80個も要する複雑なプトレマイオス体系に比べて、地動説体系が理論的単純さによって、暦の作製に関わる天文学上の計算を著しく簡略化
 ・コペルニクスは伝統的な円の魔力に深く囚われていたがために、かえって科学史上まれにみる革新を成し遂げたということができる
 ・伝統と革新との間の一筋縄ではいかない逆説的な関係
(第3章 科学革命(Ⅰ) コスモスの崩壊-2)

歴史や理科の授業では淡々とした出来事しか学んでこなかったので、個いう発見の背景を知るのはとても面白く感じています😆

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