観察日記219
観察日記219
おはようございます。
今日は「性格とはなんだったのか―心理学と日常概念」より。
明るい性格の人と暗い性格の人がいるとき、ひとりがなぜ明るくひとりがなぜ暗いかは、遺伝と関係があるかもしれないが、進化とは関係がないのである。
しかし明るい人と暗い人がいること、つまり「個体差の存在」自体が適応的である可能性はある。たとえば生物にみられる「必要以上に大きい」遺伝的な変異や個体差が、ウイルスなどの病原菌への耐性を高めることを目的に進化しているとする有力な説がある。みんなが同じだと、同じ原因でみんなが死んでしまう。さまざまな側面で個体差を作っておくことで生き残るものが出て、それが結果として種の保存につながるということである。
ここでも個体差の内容自体には適応的な意味はない。いろいろな性格の人がいることで、その集団(個体群)、あるいは人類全体としていろいろな環境に適応できるようになる、ということはありうる。しかし現在のところ、性格がそうした役割を負っているという証拠はないし、もしそうであるとしても、やはり遺伝的な性格には良し悪しはなく、「どんな性格であるか」と適応には直接的な関係はないことになる。
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