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観察日記1322

観察日記1322
おはようございます。
『「待つ」ということ』をまとめていきます✋
自分にとってあらゆるものとの向き合い方の原点と感じている「待つ」を解きほぐしていきます。

■心の空転
・訪れを待つのではない〈待つ〉
 ・『待つ』(太宰治)の女性は、だれかを待ちながら、だれかと逢うことを期待しているのではない
 ・未来における何ごとかへの期待ではないような〈待つ〉というものに、女性は身をあずけている
 ・何かを待つという他動詞にはならない〈待つ〉、そこに〈待つ〉という私たちのいとなみのコアがあるのでは?
・「待たせる」
 ・〈待つ〉のもっとも強く他動詞的なありよう
・待たされるなかで、焦れはなぜ昂じるのか?
 ・ずるずる待たされるなかで、〈待つ〉は徐々に頑なになってくる
  ・待つ自分、待っているという事態を強く意識するようになるから
 ・待つなかで動揺しないということ、そのことを維持しようとして(「待ちきる」ことを心に決めて)、ひたすらに待ちつづけようとする
 ・しかし、そう意識したとたん、相手の術数にかかる
  ・揺さぶられまいという思いが意識を枠どりだす
 ・待つなかで、待つことじたいへの意識が、意識の全面を覆うようになる
  ・意識が〈待つ〉というただ一点に収斂し、それにがんじがらめになってしまう
  ・〈待つ〉が〈待つ〉こととして純化してゆき、〈待つ〉こと以外考えられなくなる
・意識をひきつらせる
 ・誘導と誘惑のもっとも効果的な手段
 ・意識をひきつらせるには、見てはいけないもの(怖いもの、おぞましいもの、禁じられたもの)を見る可能性だけを見せるのが、もっとも効果的な方法
  ・意識に過重に負荷をかけ、散乱している意識の方向が一点に集中しだす
 ・周りのあらゆるものが、自分が待つ物の兆候か記号のように思われてくる
  ・反応が過剰になり、心が乱れる
・不安定になってゆく
 ・外界からの感覚入力に対して、それを意識的に感知するかそれとは意識せずに感知するかの境界(意識の閾)は、私たちがふつう考えているよりはるかに流動的
 ・意識が緊張を高めるにつれて、「意識レベルでの知覚は著しく減少し、サブリミナルな刺激については一層敏感な状態になっていく」(ウィルソン)
  ・意識が緊張すればするだけ、ひとはサブリミナルな刺激に対して無防備になる
 ・周囲の微細な変化に、それと意識することなくディープな影響を受けてしまう
 ・それとは気づかない空気の微細な変化に、知らぬ間に不安や恐怖を掻き立てられていることも起こる
 ・相手の心が空転し自動運転するのを、待たせる者は狙っている
 ・であるならば、「待ちきる」ためにひとはまず、〈待つ〉という心の構えを解かねばならない
  ・〈待つ〉ということを停止する
(自壊)

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