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観察日記876

観察日記876
おはようございます。
「善と悪のパラドックス」をまとめ中です✋

・動物の研究から、能動的攻撃と反応的攻撃を制御する神経回路を明らかにする
・猫の視床下部に電極で刺激を与えた際の反応が、電極の位置によって異なる
 ・視床下部
  ・視床下部の下にある下垂体という小さな腺を通して、全身のホルモン分泌に影響を及ぼす
 ・ある位置では能動的攻撃(静かな咬みつき攻撃)をとり、別の位置では反応的攻撃(防御性攻撃)をとる
・静かな咬みつき攻撃は、かつては一般的な摂食行動(狩猟の一つ)と正しく認識されていた
 ・視床下部の異なる部位の刺激による異なる行動は、別種の攻撃とは考えられない
  ・たんに摂食と闘いの違いだろうととらえる
・その後の研究(主にラット)で、「静かな咬みつき攻撃」は摂食行動に限定されないことがわかる
 ・自分と同じ種を攻撃することを考えると、能動的攻撃と考えるべき
・電極のごくわずかな位置の違いが、攻撃性に極端な違いを生み出す
・哺乳類と非常に隔たっている猫と齧歯類で、ほぼ同様の違いがみられる
・脳の深部のほかの部位でも似たような差異がみられる
 ・背側中脳水道周囲灰白質の活性化により反応的攻撃性が生じる
 ・腹側中脳水道周囲灰白質の活性化により能動的攻撃性が生じる
・反応的攻撃と能動的攻撃はどのような関係にあるのか?
 ・一方が強まると他方も強まるように同調して働く?(相互促進)
 ・一方が他方を抑制する?(相互抑制)
 ◇猫の場合
  ・視床下部のふたつの部位が相互抑制の関係と考えられる
  ・猫が喧嘩しているとき(反応的攻撃)には、視床下部内側基底部の神経が外側視床下部の神経の活性化を阻害
   ・「静かな咬みつき攻撃」を抑制
  ・猫は喧嘩と狩猟を同時にできない
  ・相容れない2つの行動(闘いと摂食)を同時にとろうとしたときの混乱避ける、有用な適応
 ◇ラットの場合
  ・視床下部内側基底部と外側視床下部の結びつきはごく弱い
  ・一方の攻撃が他方の攻撃を抑制することはあまりない
  ・能動的な「静かな咬みつき攻撃」を慎重に仕掛けたラットは、相手が反撃しても反応的攻撃で即座に対応できる
  ・両方の攻撃を同時にすることができる
 ◇人間の場合
  ・計画的な攻撃が戦闘になったときは、反応的な「防御的」攻撃ですぐに対処できる方が有利
  ・おそらく相互抑制は欠けている(猫よりラットに似ている)
  ・視床下部内側基底部と外側視床下部の神経結合は弱いだろう
(攻撃性の生物学的基礎)

〈読書中〉
・大学の教科書を中心に化学熱力学・反応速度論を復習中。
まとめのスライドをつくりながら、「熱」「エネルギー」「反応」などの概念理解に再挑戦しています。

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