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観察日記1323

観察日記1323
おはようございます。
『「待つ」ということ』をまとめていきます✋
自分にとってあらゆるものとの向き合い方の原点と感じている「待つ」を解きほぐしていきます。

■待つ身、待たせる身
・待たせるとは
 ・相手を〈待つ〉という様態に追い込み、そこで自壊させること
 ・相手が〈待つ〉なかで自壊するのを待つこと
 ・待たせることも待つことの一様態
 ・相手の自壊を待つというのであれば、それもまた待つことになり、相手とともに自壊する可能性がある
・待たせることは至難の業
 ・武蔵は眠ることによって回避
  ・相手の自壊を待つことそのことから自由になろうとした
  ・何かを待つというのではなく待つことで、勝った
・「待つ身が辛いかね、待たせる身が辛いかね」(『小説 太宰治』)
■待たされる身の辛さ
・『走れメロス』
 ・待たせる身の辛さを描いた作品
・待たされる身の辛さは、待たれる身の辛さ
 ・メロスの言葉でいえば、「信頼」をよせられていること、それに応えられないことの耐えがたさということになるかもしれない
 ・辛さは、「待たれる」こと、疑いもなく信頼されているところから来る
 ・待つ方は信頼していればいい
  ・待ちきれなかったらそれは自壊
 ・待たせるほうは、待つ者のその信頼を試練にかけてしまう
  ・他者を損なう可能性に、相手を待たせているあいだずっとさらされている
 ・だれかを「待たせる」(だれかに待たれる)という関係に入ったこと自体が、損ないの可能性をあらゆる時に浸透させるということ
 ・その限りでは、「待たせる身が辛い」
・〈待つ-待たれる〉の外で誰かと関係しているような次元
 ・〈待つ〉といういとなみを弾けさせなければ訪れない
  ・現実には、もっとも追いつめられた〈待つ-待たれる〉という関係のなかで問われることになったとしても
 ・『待つ』に登場する娘
  ・〈待つ〉の外で、〈待つ〉ではなく待っていた
 ・メロス
  ・他者の〈待つ〉にぎりぎりのところで応えたが、しかし抱擁は互いの〈待つ〉に生じた綻びを経てしか訪れなかった
 ・武蔵
  ・「待ちきる」ことは〈待つ〉ことの放棄のなかでしか可能でない
・「待つ身が辛いかね、待たせる身が辛いかね」(太宰治)
  ・待たせながら待たせていることを否定すること(世において最もひどい待たせ方)、待たせてきたものへの裏切りのなかでしか成就しないということだったのかもしれない
(冷却)

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