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観察日記845

観察日記845
おはようございます。
「科学哲学への招待」を読書中です✋

■サイエンス・ウォーズ
・「ストロング・プログラム」に代表される認識論的相対主義に対して、現場の科学者からきわめて強い反発
・「サイエンス・ウォーズ」が生じる
  ・科学社会学が次第にエスカレートし科学知識の相対主義という立場を鮮明
  ・対して、科学知識の確実性と普遍妥当性を断固守ろうとする科学者たち
  ・科学者陣営と科学社会学者陣営との間に生じた知の主導権を争う一種の戦争
・「サイエンス・ウォーズ」の経過
 ・ソーカル事件(1996)
  ・ニューヨーク大学の物理学教授アラン・ソーカルが投じた一石
  ・『高次の迷信』(1994、グロス、レヴィット)
   ・「科学知識の社会学(SSK)」に対して怒りを込めて批判
   ・科学社会学者が主張している科学知識の社会的相対性なるものはまったくのナンセンス
   ・実証的な基盤をもたない迷信に近いもの
  ・『ソーシャル・テクスト』
   ・科学社会学者の拠点となる雑誌
・「サイエンス・ウォーズ」と題した特集(1996)
   ・『高次の迷信』に対する全面的な反論
   ・掲載論文を一般から公募した際に、応募した一人がソーカル
    ・「境界を侵犯すること―量子重力論の変換的解釈学へ向けて」が査読を通過し掲載
  ・『リングア・フランカ』
   ・ソーカルが論文掲載直後に「物理学者がカルチュラル・スタディーズで実験する」というエッセイを寄稿
   ・「カルチュラル・スタディーズ」は現在の科学社会学的な傾向を含めた社会学の新たな潮流を指す
   ・そこで彼は、『ソーシャル・テクスト』に掲載された自分の論文が、まじめな論文を装った偽論文だったと自ら暴露
   ・そのことを見破れなかった編集委員会の無知蒙昧さや不見識を激しく糾弾
  ・この挑発的行為によって、科学者と科学社会学者双方を巻き込む一大論争に発展
 ・もちろん、偽論文を投稿するというソーカルの行為は科学者としての最低限の倫理規範を踏みにじるもので、到底許されるものではない
 ・しかし、ノーベル物理学賞受賞者のワインバーグがソーカルを擁護したことにより、論争はさらに過熱
  ・科学者と科学社会学者との間の相互不信と知的断絶とを引き起こすことになった
(第13章 科学社会学の展開-3)

昨日忘れていた更新分(844)と合わせて本日は2本立てです。

〈読書中〉
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