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「少しは、大人になったのかも」

辛いもの、苦いもの、臭いもの、食べられるようになってから、

少しだけ大人になったのだろうか。

少年時代は苦手だった食べ物には、色々と訳があった気がする。

サザエの後ろ、サンマの内臓の辺り、苦い部分が食べられなかった。

Pizzaもタバスコをかけられなかった、今はガンガンかけて食べている。

お寿司はサビ抜きで、今となっては考えられない。

辛いものや苦いものには、申し訳ないが、全く受け付けなかった。

あげるとキリがないので、これくらいで止めておこうと思う。

早く大人になりたい、大人になりたくない、多感な少年時代、

どちらかと言うと、大人にはなりたくなかったかも知れない。

やらないといけないことや責任問題が、大人になるとついて回る。

それを側で見ていたから、何処かで牽制していたのかも知れない。

辛い、苦い、臭い、噛み締めながら、味わえるだけで幸せなのかな。

今となっては思えるが、甘い、香ばしいものとのバランスを、

考えて欲しいものだと痛感する出来事が、多発している。

あきらかに大人になった証拠なのだけど、根底にあるものは、

少年時代と変わらないから、悩ましい。


今日も、ガンガンかけて食べたいものを、食べることにする。

何をかけるの?

たまには、ハチミツでもかけようかなって思う。

何に?!




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